【期間限定】自主制作特撮映画「オーク」 youtubeで公開されている自主制作特撮のすごさを評価、感想 少しネタバレあり

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今回はクラウドファンディングなどで資金を募り、iPhoneで撮影し、スーツも洋服などをモチーフに作られた特撮映画「オーク」をみた感想になります。
特撮は平成仮面ライダーを中心に、バットマン、シンシリーズなども多少見ているので、特撮好きな筆者からの「オーク」の個人的な評価について述べていきます。

期間限定ということで、いつまで公開されているかわかりませんが、45分という時間はあっという間でした。

ぜひとも多くの特撮ファンの方にみていただきたいです。

ストーリーに関して、ネタバレになる可能性もあるため、youtubeの視聴後に記事を読んでもらえればと思います。

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自主制作特撮映画「オーク」 あらすじ

主人公の貴島工は、学生で幼いころに手のひらをぐりぐりと触る男に、両親を殺された。

両親を失ったことで、心に傷を負いふさぎ込んでいたが、常にとなりには幼馴染の白井希がいた。

ある日、工は道に落ちていた黄色い石を拾う。石に触れた瞬間、希が死に別の女性に代わってしまう未来を見てしまった。

未来を見ることのできたものは、オークになる資格がある。工のもとにあらわれた魔女は、石を工に渡す。

その後、工は希とともに先生である土門に遭遇。土門が工の両親を殺した仇ではないかと工は疑う。

なぜか土門は、工と希に襲い掛かる。赤いスーツに身をまとった土門は、グムと呼ばれる。希を守るため工はとっさに魔女に渡された石に触れる。

すると、姿が変わり、不思議な力を得る。これがオーク。

オークとなった工はがむしゃらに土門に挑むが、初めて変身した工は力を使いこなすこともできず、返り討ちに合ってしまう。

なぜ土門は、工たちに襲い掛かるのか。希の命は救えるのか?謎の魔女の目的は何なのか!!

続きは本編へ

 

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自主制作特撮映画「オーク」 アクションとCGのクオリティがすさまじい理由

自主制作映画で、特撮好きの青年たちが好きなようにアクション映画をとったわけではなく、監督の武藤聖馬監督は、20代後半という若さで、仮面ライダーシリーズの絵コンテなど担当されており、フリーのイラストレーターとして活動中とのこと。

 

 

アクションには、堀越靖誠さんというジャパンアクションクラブで活躍される方が、アクション監督を務めていらっしゃいます。

つまり、素人ではなくプロの現場をみている、活躍されている方が作っているのです。

制作費に関しては、過去にキャンプファイアで募り、150万円目標を見事に達成されています。自分もいち早く知っていれば、たぶん支援していたな・・・また別の機会があれば。

 

 

まずアクションに関しては、魔法使いという設定でありながら、肉弾戦が多いなと思ったのですが、それが低予算だからというわけではなく、スローモーションなどをうまく使用したり、特撮おなじみの壁が破壊される演出などもうまく扱っています。

後半になると、魔法戦によるCGグラフィックがかなり多用されており、チープな印象は全く持たず、普通に仮面ライダーの1話として楽しんでいた自分がいました。

 

色彩もオークとグムがそれぞれほぼ単色のヒーローのため、オークに変身するときは、黄色のエフェクトを多用したり、変身後のダメージは、黄色い水滴で表現するなど、わかりやすくも、少しはっとする演出がちりばめられています。

 

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自主制作特撮映画「オーク」 ストーリーの感想

45分という短い時間という制約がありながら、キャラクターの背景だったり立ち位置は見事に差別化されており、どのキャラクターにも愛着がわくように作られています。

短いから、ストーリーが描写不足になるというわけではありません。過去に仮面ライダーZOというかなり圧縮された中にも、主人公の悲哀などがしっかり描かれた大作もあります。

 

特に土門というキャラは魅力的なキャラで、自分の目的を果たしたいという欲望と、もともと持っていた正義感とやさしさのはざまで葛藤していて、すごく好きなりましたね。

 

土門はミステリアスな雰囲気にしているからこそ、中盤に彼の目的についてちゃんと尺をとって語っているし、主人公の工と希の関係性については、うまく押引きを使って、冗長に感じさせません。

もともと、ヒーロー色といてなじみ深い赤のグムもオークより好きかもしれません。

主人公たちが魔法使いであることや、土門の目的などは、仮面ライダーウィザードに結構影響を受けているなと感じました。

 

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自主制作特撮映画「オーク」 唯一見たかったシーン

全てにおいて、べた褒めしてしまうのもどうかなと思いますが、私の感想は「とにかく見てほしいです」

ここからは、批判というより、「こういうシーンが欲しかったな」と思えた箇所です。

個人的にオークのお披露目シーンが見たかったなと思います。

オークの初変身がいきなり強敵のグムなので、ちょっと手ごろな怪人や下級魔法使いのようなものを使って、オークの変身になれないながらも、工が戦いのコツをつかんでいくという軽い成長が欲しかったです。

工は、突然変身させられたので、戦いに関しては素人ですし

もし、いきなりそれなりに戦えるのであれば、両親を殺した仇に立ち向かうために秘密裏にトレーニングしていたという理屈がほしかったなと。

いや・・・これは私の悪い癖ですね。特撮に燃え要素を求めるあまり、過剰に整合性を求めてしまうのです。

 

 

私事ですが、ここ最近ナーバスになることがあって、かなり落ち込んでいました。ゲームをやってもあんまり明るくなれなかったのですが

このオークを目の当たりにして、自分よりかなり若い熱量のある方々が、本気で特撮を日本のみならず世界に発信したいという想いが伝わり

素晴らしい作品に触れることができて、とても興奮しています。

そして、1人でも多くの方にこのオークに触れてほしい、特撮の魅力を感じてほしいと思い立った次第です。

私にできることは、ブログでオークの魅力を伝えることですが、多くの人にとって素晴らしい特撮体験になることを約束いたします。

 

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