THE YELLOW MONKEYが2024年にリリースした最新アルバムのSparkle X(スパークルX)をとりあえず2周ぐらい聞いたので、その感想を述べていきます。
2周ぐらいしか聞いていないのと、配信で聞いているので歌詞についての深い考察などはあまりできていないです。
ちなみに筆者はライブに一回いった程度で、アルバムもベストと、9999を聞いたぐらいのライト層なので、ご容赦願います。
ちなみに9999については、そこまで古いアルバムではないが、イエモンの公式youtubeチャンネルで全曲聞くことができる。
ロックアルバムとして、通しで聞いても単体の曲のレベルも高く、名盤である。
イエモンについては過去に歌詞の考察もしているので、よかったら読んでほしい
バラ色の日々 イエモンの名曲、ドラマの挿入歌にもなったの歌詞の意味などを勝手に考察してみる
Sparkle X(スパークルX)の率直な感想と批評
9999が新しいリスタートのイエモンができるベストアルバムを作ったとするならば、スパークルXはシンプルなロックナンバーの曲を並べたアルバムらしいアルバム
(まさに90年代のイエモンの勢いを現代でも見せつけたALRIGT)
私のようにベストアルバムや過去の名曲からイエモンに入った人は、9999のほうが好きかもしれないが、統一感があり、ハードロックというジャンルが好きな人なら、スパークルXの方が好きかもしれない。
最初は、罠、ホテルニュートリノしか印象に残らなかったが、通しで何回か聞いていくうちにどの曲にもしっかりフックがあって、印象に残るように作られており、聴いていて心地よくなっていく。
イエモンのメロディ、曲つくりというのは、真夏に飲むミネラルウォーターのように、私の身体にすーっと浸透していくものだ。
天道虫のような「この年齢でここまでハードで縦のりやってくれるんだ」という驚きはないが、ベテランならではの安定感と聞きごたえのあるナンバーがそろっている。
それでも、何回か聞くと、やはり罠、ホテルニュートリノ。特に罠はイエモンのオールタイムベストにも加わってきそうなほど素晴らしい曲だ。
Sparkle X(スパークルX) 罠が異常すぎる完成度
デッデデーデデというインパクトのあるイントロとギターソロから入るナンバー
メロディラインがシンプルな新盤のなかで、一番展開が多彩で、吉井氏のボーカルの伸びも一番よく表れている。
どのリフもどの歌メロも、そしてギターソロのタイミングに至るまで、フックがあって聞きごたえのある曲になっている。
逆にこの曲が突出しすぎて、通しで聞くより、いきなり指が罠を押してしまっているぐらいにはまっている。多分他のアルバムが出たとしても、この曲はヘビーローテーションし続けると思う。
Sparkle X(スパークルX) ホテルニュートリノ
メロディなどはかっこきょく、明るささえ感じられるのに、吉井氏の歌い上げと歌詞のないようで、かなり切なく聞こえる、イエモンらしいギャップがあって癖になる曲
ちなみにカップリングのような感じで、次の透明Passengerもかなり好きな曲。こちらはかなり今までのイエモンらしい曲
最新作で発見した新しいイエモンの魅力について
はい、このスパークルXはハードロックらしい、イエモンらしいといいたかったわけですが、ちょっと変化気味な罠やホテルニュートリノに打ちのめされたわけです。
でもその透明Passengerが、THEイエモンというハードロックナンバーになっているので、結局イエモンの虜になっているわけです。
イエモンの曲って歌謡曲の要素が多分に含まれていますから、歌謡曲らしいノリを持ちつつ、すごい切なさとか悲しさも含まれていて、深みがあるんですよね・・・うまく説明できませんが(笑)
私は過去に有名なHRHMのバンドの最新作を聞いてきたわけですが、たいていそのバンドの名盤や名曲に近いナンバーがや曲調が入っていたら喜ぶわけです。
でも、似たような曲ということは、カラオケとかお気に入りにはいることはあんまりないわけです。
一方で、イエモンの作品は新作であっても、いままで体感したことのないようなメロディだったり、新しいアイデアだったり、そしてカラオケで歌いたいなと思える曲もいくつか見つかりました。
こういう現象がイエモンレベルの大御所で起こる、これってすごいことなんです。
間違いなく、次の新作があれば買うでしょう。
みなさんもイエモンに触れてみてほしいですね。