先日、コカインの使用でDELTA one(以下デルタワン)会社の社長だった、堀内章(ほりうちあきら)氏が逮捕されてしまった
youtubeで幅広く活躍されており、過去にはあのラファエル氏ともコラボをしていたことでも有名
そんな社長がどうしてこうなったのか、そしてデルタワンとゴローズについても少し話す記事になります。
そもそもゴローズってなに? 日本一こだわりと癖が強いでも好きな人はとても好きなブランド
ゴローズに対して、筆者は原宿のショップにいったことはないし、他の造詣の深い人からは笑われるレベルだと思うが、軽く説明する。
高橋吾郎氏によって創設されたゴローズ。アメリカのインディアン文化に傾倒し、皮製品や、シルバーのアクセサリーは、多くのファンを抱えている。
著名人で言えば、スマップの木村拓哉氏、草彅剛氏、俳優で格闘家もしていた金子賢氏、ウーバーワールドのTAKUYA∞氏など、多くの著名人のファンもいる。
現在、原宿の表参道のみに店舗が存在し、平日であっても多くの抽選から選ばれた人々だけが購入できる。
創設者の吾郎氏が逝去されており、過去に作られたアクセサリーの数が絞られていることや、昔は初見でも買いやすかったみたいだが、最近ではゴローズ愛や、店員との応対で、何が決まるか購入できるようで、お金があるからゴローズで買えるとは限らない。
実店舗のみの販売、現金のみの決済、どれだけ世間の価値が上がろうが定価をあげることはしないこだわり
などがある。
もっとも有名なのは、鳥の羽をシルバーアクセサリーとしたフェザーだったり、鷲のカタチそのものがアクセサリーとなっているイーグル。
留め具なども金であればかなり高騰している。
基本、客が敬語で店員がため口といわれている。
特に、転売に対しては厳しく、デルタワンの堀内氏は、出禁になっている。
財布、アクセサリーともにカスタマイズ性がかなり強いブランドになっており、財布やアクセサリーを買ってはいおわりではなく、自分でいろいろと追加したくなる魔力があるという。
筆者は一時期、皮財布が欲しいなと思っていた。
ちなみに、このような販売形態はゴローズのみならず、ロレックスなども同様で、客のステータスや転売しない人かを判断したうえで、売りに出す時計を厳選している。(ロレックスをもとめ正規店をめぐることをロレックスマラソンという)
デルタワンとはなにか? 一代で年商30億を築き上げる
デルタワンは、ゴローズというファッションブランドのみを専門に扱う買取業者である。オンラインショップだけでなく、国内外に複数店実店舗を持っており、一般人では簡単に購入できないゴローズの商品を、お金さえあれば買えるという環境を作っている。
代表の堀内氏が誰よりもゴローズの造詣に深く、ゴローズの歴史からゴローズを解説していくことに定評があり、スタッフも相応の知識量がある。
さらに真贋を見極める能力は買取業者の中では随一であると自負しており、ゴローズの高騰によって多く乱立した、買取業者に対して真贋の指導もしているという。
有名なフェザーなどのアクセサリーを販売するだけでなく、木村拓哉氏が実際につけているセットをそのまま販売していたり、ゴローズ愛の強い店員が、客におすすめのセットを提案したり、接客の丁寧さにおいても定評がある。
ゴローズ自体は、「ゴローズで購入したもの以外は偽物です」という考え方を貫いているが、古物商という二次流通が認められている国の制度があり、デルタワンはしっかりそのルールにのっとって二次流通を扱っている。
(↑ゴローズが有名になりすぎて、ネットショップなどでは似たような商品が安価で販売されている。それでもゴローズで欲しい、ゴローズでないとだめだという人もいるのが、ブランド力の高さを物語っている)
ゴローズといえば、5~10年ぐらい毎回通わないと手に入らないイーグル(小中大とある)が象徴的
これはゴローズで25万程度で定価販売されているが、何度も原宿のショップに通い続ける根気、欲しいものがなければいらないですというゴローズ愛、店員とのフランクな交流
あらゆる条件をクリアできた選ばれしものだけが、年間5羽つくられるというイーグルを手にする権利を得られる…というわけです。
デルタワンや他の二次流通ショップであると大イーグルの状態でいいものであれば、700万ぐらいつくこともある
コロナを契機に古物商ブーム、コレクションの熱がかなり高まったのですが、その波に一番乗っかって事業を大きくした一人がこの堀内章氏ではないでしょうか。
デルタワンのチャンネルで動画をあげつづける堀内氏に対してコメントは辛辣
動画によると堀内氏は、コカインをはじめたのがここ1年程度で、自分が採用した社員が、2億2千万の横領をしたと。挙句の果てになぜか弁護士をたてられて、精神的にやられたときに手を出したそうです。
ちなみに、このあとの謝罪動画も一般人からすれば、理解に苦しむもので、堀内氏が捕まったとしてもデルタワンは継続しているし、株は創業者だからもっているだろうし
自宅で多くのものを売り払ったといっているが、残っているものはまだまだあるだろうし、ゴローズのアクセサリーなどを売れば、数か月は問題なく暮らせるだろうし
確かに、東京の一等地に店を構えているから、維持費などは大変そうなんですけど、年商30億って考えるとそんなに窮地になるかな?という疑問はあります。
ただ、過去のマネーの虎の社長もそうですが、落ちるときは一気に落ちるといわれているから、わかりませんね。
続報もあるんですが、この動画もかなり批判的なコメントが多く寄せられていました
仮に堀内氏が無一文になってとび職に復帰したのが本当だったとしても、あれだけコンプラ無視の内容を映すことは、とび職のイメージを悪くするし
年収が少ない人に対する、ディスも入っているという指摘がありました。
いくらデルタワンの創業者といっても、デルタワンが築き上げた実績や信頼を氏の事件で失墜させたことに加えて、このような動画をあげることは、さらにデルタワンのイメージを損なうという声が多くみられました。
一番悲しいのは、デルタワンのスタッフでしょうね。ゴローズを愛し、堀内氏にあこがれてデルタワンに入ったのに、これはちょっと悲しいかなと。