丸菱商事編が終わり、物語はいよいよ本題に
テロリストテントを追うために、乃木と黒須はバルカに侵入、さらに乃木が別班であると踏んだ野崎は、乃木の過去を捜索することであることが判明します。
はやくも5話にて、テントのリーダーが判明することになり、相変わらず、濃厚すぎる1時間を提供するVIVANT。今日もお伝えしていきます。
そして、今回も相変わらずネタバレ全開で行きますので、ご注意ください。
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乃木の過去とテントの首謀者の関係性
いままで映像のみで語られてきた乃木の過去ですが、野崎の追跡とともにその一端が見られます。
乃木は、父母とともにバルカにいくのですが、そこで人身売買につかまってしまい、記憶障害を受けるほどのトラウマを抱えます。
ある戦場カメラマンに助けられて、乃木だけ帰国しますが、名前を思い出せず、丹後(京都の地名)隼人という名前で、養護施設に入り、幼少期は京都で暮らします。
ある日、テレビで見た実家の島根の乃木の家紋に見覚えがあり、訪ねてみると、自分が乃木憂助であることを知ります。
学生時代は留学生として、アメリカの軍学校に所属、首席という非常に優れた成績を収め、その時に別班としてスカウトされたのでは?と考えられます。CIAの友人もその時にできたのでしょう。
別班として活躍する乃木は、テント担当を任され、テントはテロリスト跡地に同じ文様を残してきましたが、乃木には見覚えがありました。
それはなんと、乃木家の家紋でした・・・
つまり・・・
そう、テントの首謀者、ノゴーン・ベキは乃木の父親の乃木卓だったのです。
GFLのアリを脅迫して、真相にたどり着きますが、なぜ卓が日本を標的にしているかは不明です。
乃木卓はなぜノゴーン・ベキになったのか? テントの目的について
乃木卓=ノゴーン・ベキ(役所広司)説はかなりネットで有力視されていました。
しかし、なぜ40年の月日が経って、彼は世界に追われるテロ組織のリーダーになったのでしょうか?
5話時点で判明している情報を考察しながら考えていきます。
乃木卓の特徴として
- 警視庁の刑事だった(エリート?)
- なぜ家族とともにバルカ共和国に行ったのか?
- 人身売買組織に出会ったのは偶然ではない?
父の卓も息子と同様にスパイや諜報員として、海外に行くレベルに有能だったと考えられ、そこで日本や世界に裏切られた経験をして、テロリストをやっているのではないか?というのが自然な考えになります。
次に、ラストシーンで、ノゴーンが幹部たちを集めて「収支報告を」といっていました。
単に愉悦としてのテロではなく、経済活動もしっかり行っていることから、打算的にテロをしているのでは?という見方もできます。
ノゴーンという名前が示す意味 モンゴル抑留とノゴーンノール公園
卓が名乗っている「ノゴーン」という名前・・・たぶん何の意味もなくやっているわけではないので、調べてみたら、なんとヒットしました。
シベリア抑留は、山崎豊子の「不毛地帯」などで耳にしたことがありますが、モンゴル抑留は、初めて聞きました。
シベリアからも大量の日本兵がモンゴルに移され、多くの日本人が帰国することなく、命を落としたのです。
第2次世界大戦時に、モンゴルはソ連と相互援助条約を結び、戦争に参加した報酬として、日本軍の捕虜を一部譲渡されたという流れのようです。
上記の引用サイトでは、多くの日本兵が命をすりへらしながら、過酷な労働生活を送っていたことがわかります。
そして、抑留された兵が、山の岩を砕く仕事をしていた場所が「ノゴーンノール」。すべて岩だったのですが、日本兵たちが必死にくだいた岩は、都市建設につかわれたという
現在は、首都ウランバートルを一望でき、児童公園にもなっているようです。
抑留というは戦争による黒い歴史ではあるものの、日本兵と交流をかわしたモンゴル人は、日本人の勤勉さに触れ、日本はモンゴル人の広い心と壮大な大地に触れた・・・という見方もできます。
なぜ、乃木卓はノゴーン・ベキを名乗る?
ベキというのは、○○すべきから来ているという単純な見方もできますが
冪(べき)という言葉も存在し、数を重ねた結果の状態。百などは十の冪という使い方がされます。
となると
ノゴーン・ベキというのは、祖国を思いながら、海外でつかわれ、死んでいった日本兵と、日本のために命がけで偵察したが見殺しにされた乃木卓をリンクさせて、使っている名前ではと推察されます。
あえて、身バレするリスクを背負って、家紋を置くというのは、家紋にも歴史があるからです。
この時点ではまだ、よくある
「平和ボケした日本を目覚めさせるためのテロ行為」としか受け取れませんが、おそらく、爆破している場所、目的について一貫性があるに違いありません。
はい、まさか何気なく調べたノゴーンでいろいろ知ることができるとは思いませんでした。今回もたった60分足らずの放送の中に、様々な情報が隠されていましたね、6話目も期待です。
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