山本由伸投手ほろにがいメジャーデビュー戦 ドジャースVSパドレス なぜ打たれのか? ストレート変化球の制球力以外の原因についても考察

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韓国で行われたメジャー開幕戦、ドジャースVSパドレス

オリックスファンだった私は、山本由伸投手のデビュー戦を楽しみにしたのだが、本人にとっては悔しく、ほろ苦いデビュー戦となってしまいましたね。

 

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山本投手のデビュー戦 不運も重なったが、ストレートのこだわりは捨てきれず

初回から制球、さらには味方のエラーも重なり、40球以上の球数と5失点により、大乱調。2回目以降は別の投手に変えられるという、山本投手にとっては非常に悔しいデビュー戦だったと思われます。

 

山本由伸投手の持ち球は

ストレート、カット、フォーク、カーブ

ストレートは最速で155。NPB在籍時は、157キロだすなど速球派としてのプライドもある山本投手

 

しかし、スプリングトレーニング(オープン戦)ではその直球が狙われ、痛打されることになります。

山本投手の速球がメジャー基準では平均あるいは、平均より少し遅いという点と、まだビタビタにコントロールできていない点。

 

ボールの質がNPBとメジャーで全く異なることと、マウンドの傾斜が異なるため、このあたりは今後も課題になるでしょう。

問題は変化球で、フォークは落ちが弱く、カーブはすっぽ抜けたりコントロールが定まらずボールに

 

頼みの綱だったカットボールも、カットボールだけしか制球が定まらないことで、連投したことでバッターに狙われました。

 

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なぜ山本由伸投手は打たれてしまったのか? 変化球の制球、同じ球種は許されない

一般的にメジャーの投手は、カット、ツーシームを巧みに投げ分け、フォーシームであってもブレ球、あるいはデクロム投手のようにすさまじい伸びなど卓越した部分がないと厳しいです。

 

日本のピッチャーも渡米して、ブレ球を覚えるというパターンが多かったのですが、山本投手も自分のストレートがあまり通用していない点に混乱しているように見えました。

また、変化球もNPBでは調子のいい球を連続で投げれば、ストレートもいかせて対応できたのですが、メジャーではそういう甘えが通用しません。

 

メジャーの打者たちの速球、変化球に対するアジャスト力というのは、本当に群を抜いており、NPBとメジャーの差の要因ともいわれています。

 

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山本由伸投手の枷になっているのは、高額すぎた契約金か? 打てない、素晴らしい投手というイメージを相手打者に与えることはできるのか?

山本由伸投手はドジャースと12年で465億という桁違いの契約をしています。

NPBからの初の移籍でありながら、すでにMLBの投手最高契約金という異常な現象が起こっています。

今回山本投手が、MLBにアジャストできていない要因以外で打たれているのは、スプリングトレーニングやいままでの投球を分析されて

「山本由伸は恐れる投手ではない」と敵チームに思われている点です。

もともと、日本ではダルビッシュ投手もそうでしたが、もう打てないというイメージが先行して、まとも勝負を避けられたという一面もあったでしょう。

一方で、メジャーでは、どんな下位打者で、低い成績であっても俺が打ってやるというモチベーションの高さを持っている打者が多いようです。

 

それでも大谷投手のスイーパーや千賀投手のおばけフォークといった、必殺技といえる持ち球を見せつけることができれば、いまの状況を好転できるかもしれませんが…そんな簡単な話でもありませんね。

 

高額な移籍、年俸というのは、ライバルからの嫉妬や、モチベーションの原動力になり、逆に本人にとってはプレッシャーとして働くこともあります。

山本投手ほどの選手であれば、過去に多くのプレッシャーを経験しているので、それを乗り越えてほしいですね。