ギンとは何者? ストーリー
クリーク海賊団の戦闘総隊長を務め、トンファーの先に鉄球をつけたような武器を軽々と振り回す。
鬼人の異名を持ち、泣く子も黙る男として恐れられている。
初登場時は、餓死寸前の状態で、バラティエのシェフに飛ばされていたが、空腹で死にかけた経験を持つサンジは、こっそりと彼に食事を提供し、涙ながらに恩を受ける。
すぐにギンは、同じように死にかけているクリークを連れて行き、食料を懇願するが、満腹になったクリークはバラティエを襲う。
パールと優位に戦闘をすすめていたサンジに対して、ゼフを人質に取り、サンジはパールの攻撃を受け続けるが、パールがとどめを刺す瞬間に、自分がとどめをさすとギンはパールの盾を一撃で崩壊させる。
サンジとの戦闘では、あえて「これがとどめだ」と大ぶりの攻撃を繰り返し、パール戦のダメージが残っていたサンジだが、互角に戦っているように見える。
しかし、ギンが最終的に圧倒し、ギンの攻撃であばらをやられたサンジは敗北する。
しかし、命の恩人だったサンジに手をかけることはできず、クリークに見逃してはくれないかと懇願するが、クリークに「お前はもう部下じゃねえ」といわれて、MH5撃たれた際、ルフィに渡されたガスマスクをルフィにかえして、まともに受ける。
クリークの敗北を知り、船員とともに、またグランドラインを目指すことをルフィに伝えるが、彼の生死は不明だ。おそらく死亡していることが濃厚とされている。
5000人の頂点の武力 ギン
ぱっと見、モブキャラにみえた男が、実はクリーク海賊団最強レベルの武力を誇っている。
シンプルにトンファーという武器を持っているが、殺傷能力と身のこなしは、赫足(あかあし)のゼフから指導を受けたサンジと互角以上に渡り合っていた。
さらに、拳銃をつかってゼフを拘束していたが、片足を失ったとはいえ、一般の海賊ぐらいなら軽くひねりつぶせるゼフの背後をとり、拘束している時点で、彼の戦闘能力はずぬけていることがわかる。
そんな彼が、なぜクリークに対して尊敬をするのか?
おそらく、居場所のなかったギンに、誇りと地位を与えたのがクリークであったからではないかと推察される。
また、クリークの戦闘能力は、グランドラインレベルだとインフレについていけないのだが、イーストブルーだと最強レベルである。
バギー、クロと懸賞金は大きく変わらないものの、ルフィに与えたダメージや、バラティエの被害を考えると、もっと懸賞金をあげられてもおかしくはない人物だ。
明確に敗北したキャラではなく、カリスマ性もあるため、ギンの生存と復帰を願うファンは多い。
ただ、彼は善人というわけではなく、だまし討ちのクリークのナンバー2であり、命乞いをした相手を容赦なく殺してきただろうし、初登場時は、海兵を後ろから銃殺しているような描写もある。