Star Wars ジェダイ:サバイバーをクリアしました。
前回の初見レビューにゲームの魅力やプレイの感想はまとまっていると思いますが、あらためて総評とともに、ストーリーについてもまとめてみることにしました。
今回はクリアレビューになるので、重大なネタバレなどを含みます。
このブログでは、ゲームレビューを行っていますので、よかったら他の記事もご覧ください。
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Star Wars ジェダイ:サバイバー クリア時間と難易度について
ジェダイサバイバーのクリア時間は、PS表記で１３時間です。
ほぼ探索や寄り道はしないで、メインストーリーだけに没頭して１３時間程度になります。
寄り道要素がフォールンオーダーより多くなったといっても、メインストーリーに魅力のある作品ですし、問題点としてどうしたらサブクエストが発生するのかわかりにくいです。
親切なオープンワールドなら、サブクエストもメインクエストと同じようにマップで確認できたり、プレイヤーに知らせてくれたりします。
ジェダイサバイバーの場合は、キャラクターに話しかけて発生という前時代的なシステムになっています。
１３時間というクリア時間はかなりボリュームが少なく感じますが、密度はなかなかのものです。
特にパルクールは、空中ダッシュを取得してから楽しく、フォースで足場をつくって移動したりと楽しめました。
戦闘に関しては、後半は敵との連戦、密集地帯が多くちょっと雑なつくりに感じました。
特に、カル・ケスティスが闇の力を受け入れてからは、R3とL３を押し込んで使うスロウ演出が変化し、カルがライトセーバーを１本だけ持って、ぶっきらぼうに殴る暗黒面スタイルで戦います。
これはストーリーの演出と相まって、結構気に入りました。
ライトセーバーに５つの型があって楽しめるのですが、結局は自分の使いやすい型だけ使って戦えばいいという結論に至ります。私はずっとダブルセイバーで戦っていました。
ボス戦は、ダガン・ゲラという終盤までの宿敵はあまり強いと感じませんでしたが、ダースベイダー、ボードはかなり強いといえるでしょう。
Star Wars ジェダイ:サバイバー ストーリー考察と解説 ジェダイの内ゲバ カル・ケスティスのダークサイドについて
前回のレビューでも書きましたが、ストーリーの魅力や導入については、フォールンオーダーのほうが好きでした。
ジェダイサバイバーはところどころ、退屈でつまらないところがありましたね。お使い的な要素が多かったことと、宿敵であるダガンやボーダーとの関係が、セカンドシスターほどうまく描かれていなかったからかもしれません。
ジェダイサバイバーは、タナローという帝国に知られていない隠された銀河を中心に物語が進行します。
帝国とカルやシアの生き残ったジェダイの一騎打ちというわけではなく
タナローをいち早くみつけるが、評議会に保護されなかったことを根に持つダガン・ゲラと、オーダー６６（ジェダイへの粛清）を生き残るが、帝国に妻を殺され、残された娘と逃げ回るボード・アクナとの内ゲバみたいな話になっています。
カルとシアは、タナローを帝国に追い詰められているジェダイたちの避難所として考え、ダガンはジェダイを鍛える寺院として考えていましたが、帝国を打倒して、銀河を統一する軍団を作るような目論見もありました。
ボードは、娘を守るために帝国と取引をして、カル陣営を裏切ります。身内の死や、裏切りの中で誰も信用できなくなり、娘と一緒に逃げる最終拠点としてタナローを独占しようとします。
ダガンとボードはダークサイドの象徴でもある、赤いライトセーバーを使います。
なぜダークサイドのライトセーバーが赤いかというと、発光元であるカイバークリスタルが人工物だとか、本人のものではなく、所有者のよりどころのないカイバークリスタルが、「血を流す」とか所説あります。
ダガンは、永い眠りから解放されて即座にカイバークリスタルを付け替えて、ライトセーバーを赤くしました。ジェダイとの決別を意味します。
ボードは、ダガンの手から離れたライトセーバーを使用しているため、そのまま赤のライトセーバーを手にしていますが、マスターコルドヴァを己の欲求のために殺しているため、もはやダークサイドです。
本作のジェダイサバイバーでは、カル・ケスティスのダークサイド堕ちも示唆されています。
戦い中で、闇を受け入れて暴力的な戦闘スタイルで局面を乗り越えていたり、ボードの裏切りの原因を作った人物をフォースで殺そうとしてしまいます。
恋人関係にあったメリンの静止もあって、なんとか平生を保ちます。
カルはあまりにも長期間、緊張状態にさらされ、戦闘を続けています。
生き残るため、復讐するためにあらゆる死を見てきています。
(カルの第２の師匠でもあり、ジェダイを次世代に引き継ために命をかけた、シア）
そして、とうとう闇の力に身をゆだねてしまったのです。
完全にダークサイドに落ちたわけではありませんが、三部作が予定されているカルの最終章はどうなるのでしょうか？気になるところです。
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