ガリレオ 禁断の魔術 ネタバレあり あらすじ、感想、考察

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今回は、9年ぶりにカムバックしたガリレオ禁断の魔術を述べていく。

 

おなじみのキャスト、おなじみの音楽、そしておなじみの科学ミステリー

 

 

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ガリレオ 禁断の魔術 あらすじ ネタバレあり

科学は邪悪な人間の手に渡れば、禁断の魔術になる

湯川のもとを訪ねたフリーライター、長岡修の死体が発見された。

長岡は、スーパーテクノポリス計画という日本の最先端科学技術をあつめた拠点を作る拠点を取材していた。

 

長岡は研究所ができる光原市出身で、計画をとめるために動いていた。

警察は長岡が取材していた、スーパーテクノポリスをおしすすめている政治家、そして、湯川と関係があり帝都大の医学生だったが退学して、工機会社へつとめていた古芝(こしば)を捜査する。

 

古芝の姉は、長岡殺人前になくなっており、妊娠をしていた模様。彼女も政治部の記者で、スーパーテクノポリス計画を追っていた。

古芝は、レールガンを利用して、壁に穴をあけたことを湯川は知っていた。

古芝を疑い続ける草彅(北村一輝)に対して、「レールガンは凶器ではない、実験道具だ」と珍しく声を荒げてかばう湯川。

 

長岡の殺人が判明する。

同じテクノポリス計画の反対をしていた飲食店の経営者で、店が下火になり借金が増えていたところ、反対運動の情報を横流しにしたことで、政治家サイドから金をもらっていた。

長岡が中止にできるネタを手に入れたのを阻止するために殺人してしまった。

そして、テクノポリス推進派の大臣と不倫関係にあったのが、古芝姉だった。

つまり、古芝は、姉の敵を討つために政治家にむけてレールガンを使用しようとしていた。

 

教え子に正しく科学を教えられなかった罰

 

 

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ガリレオ 禁断の魔術 感想と考察

おかしい…福山雅治も北村一輝も50歳を過ぎているのに、このかっこよさと渋さ…男としての色気が、シーズン2よりも増している…

禁断の魔術は、なんとガリレオの9年ぶりのスペシャルドラマになっている。

 

女性刑事の牧村という新キャラも出ているのだが、原作通り、湯川と草彅の掛け合いが基本になっている。

ミステリー色はあまり強くなく、ミステリーそのものは物語中盤で完結している。

湯川の教え子が犯罪に手を染めようとしていることを湯川が止めるというドラマが禁断の魔術の主体になっている。

 

湯川は古芝の復讐や暴走をするのなら、自分も同じ罪を背負うという責任感をみせ、草彅は市民を守るために、拳銃を湯川に向ける。

役者については、今回の主役といっていい、古芝を演じた村上虹郎の演技力がずば抜けている。

孤狼の血パート2でも異様な存在感を放っていた。

 

ストーリーに関しては、古芝が狙っていた政治家が、実は古芝の姉と本気で愛し合っていて、姉を見殺しにしてしまったことを懺悔している。ただ不倫関係だったという点が、問題だったわけだが。

そのため、復讐ものというのは、復讐する側に肩入れするような余地をストーリーで示すのだが、今回の場合は、古芝やめたほうがいいだろと俯瞰してみてる視聴者は感じるわけだ。

面白い点は、不倫を見抜いた要因の1つが、古芝家の父が口にしていた「科学を制する者は世界を制する」という言葉を政治家が使っていたことを講演会で聞いて発覚という点だ。

政治家は、古芝姉への思いを引き継ぐために使った言葉も、古芝弟は利用されたという両者のずれがある。

 

東野圭吾の理詰めのトリックについて期待していたが、人情物のドラマもかけるため、最近は人間ドラマとか、犯人の動機がどうとか、家族愛についてかなり注意深く見るようになった。

人の根幹に響くような小説が書けるからこそ、東野圭吾の小説やストーリーというのは長く愛されるのだなと思う。