引き続き、ハンターの考察を行います。今回は、幻影旅団結成の経緯と、なぜ蜘蛛と呼んでいるのか?という出自について判明しました。
判明した事実もあれば、さらに深まる謎も増えてしまったため、考察のしがいがあります。
過去にもハンターについてまとめた記事をあげているので、よろしければご覧ください。
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幻影旅団は何を目的に結成されたのか?
結成③にて、サラサは人さらいによって、拉致され、「遊ばれ」、無残な姿でクロロたちの前に死体としておかれました。
旅団の目的は、各国へ旅をして劇をするというものでしたが、主旨は大きく変わりました。
- サラサを殺し、もてあそんだ人間たちへの復讐
- 二度とサラサのような子供を生まないために、抑止力として流星街を「デザイン」する
クロロは犯人が、愉快犯であり、ネットが発達すれば闇サイトなどで、自分たちの「遊び」を公開したくてたまらないだろうという心理に基づき、そこへ罠をはることをウヴォーギンに説明しました。
クラピカ視点で物語が描かれていたことによって、蜘蛛は悪者といった見方をされてきましたが、今回でダークヒーローな見方が生まれました。(慈善活動などはしていましたが)
2場面が、いままでの常識を覆す新事実。
いままで、流星街の死に対する価値観や外部へのメッセージが狂気的で、旅団はそんな流星街から生まれたとされてきました。
しかしながら、おそらく流星街の爆弾テロなどは、クロロがブレインとなって、指示し、旅団は流星街が恐ろしい街であることを宣伝して回る役割を担っています。
深まる謎 シーラはどうなったのか?
旅団の出自はわかったものの、クラピカと関係があったが失踪したシーラは、どうなったのか?
シーラは、クロロの旅団の方向性を決めると同時に、何か悩んだような表情をして、その場を後にします。
ネットを調べると、2つの解釈にわかれています
- クロロが暴力によって社会に訴えかけることに反対し、落ち込んで彼らから離れた
- 実はサラサ殺しにはシーラが関係しており、恋敵?のサラサが死んでもクロロが自分に振り向かなかった
シーラは、クロロと同じように勉強家で、外界の言葉を理解していたので、2のように手引きしたという可能性はゼロではありませんが、かなり飛躍した考察になっています。
結局、シーラの生死がどうなったのかは不明なままです。
ハンターハンターの謎 クルタ族虐殺とサラサ殺しの原因と黒幕について
旅団のスタンスからして、クルタ族は全く白ではないだろうという考えが一般的です。
クルタ族は、シーラを殺したかもしれないし、流星街の人さらいに関与(外部の血をいれるために)したともいわれています。
今回、クルタ族虐殺だけでなく、サラサの殺しの犯人という新しい謎も生まれましたね。
ネットでは、シーラやサラサ殺し、クルタ族虐殺の黒幕が船にいるんじゃないか?って考察もあるんですけど、冨樫先生の今までの作風上、1つの場所や章で全部のっけるってやり方をあまり好まないと思われます。
クルタ族に関して、クロロはクロロなりの正義をもって、殺したのだと思いますが、同時に、旅団の宣伝のために過剰な部分があったと、クロロは自覚しているのではないかと思われます。
それは、旅団を同じ人数殺したクラピカとヒソカに対するクロロのスタンスでわかります。
ヒソカは、殺す大きな理由がなかったにも拘わらず、自分の快楽(戦闘)のためにシャルナークとコルトピを殺しています。
これは、クロロが旅団を結成したサラサ殺しの犯人と本質は変わりません。
一方で、クラピカに関しては、自分たちがクルタ族を殺したことへの復讐なので、その動機に対して同情はしています。さらに、ここで死んでもいいとさえ思っています。(頭が死んでも蜘蛛は動き続けることを信頼しているというのもあります)
クロロの中で、自分のやり方はクラピカのような激しい復讐者を生み出すことは自覚していたでしょうし、死ぬのであれば、そうやって復讐されるのも悪くはない程度には思っていたかもしれません。
幻影旅団はなぜ本気でクラピカを殺さないのか?
そして、本当にクルタ族が虐殺されるだけのえげつない理由を抱えていたとすれば、クロロはクラピカに対して、全力でウヴォーとパクノダの復讐のためにも動いていた可能性が高いのです。
クラピカが旅団復讐をいったんやめて、同胞の目の回収をしている間、表向きはノストラードファミリーの組長です。
ダブルハンターとはいえ、十二支ん(じゅうにしん)のミザイストムにすぐ場所を割られています。
ネットに強い旅団が、本気で探せば、顔もしっている優位性を活かして、クラピカをすぐに探せるはずです。(ヒソカの激しい追いかけがあったとしても)
それでもすぐに復讐しない背景にはクラピカにシンパシーを抱いている点もあるからでしょう。
もちろん、除念したとしても、クラピカを殺せば、死後の念で旅団全員に何かしらの不幸が訪れる可能性が高いことを、見越しているのかもしれません。
またたった一話でここまで考察させてくれる話を、冨樫先生は提供してくれましたね。ハンターファンはここ10週本当に幸せな時間を過ごしています。
また、次週の展開が楽しみですね。
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