今回もハンターの最新話の考察をやっていきたいと思います。
結成②では、クロロが仲間たちともにカタヅケンジャーの劇を流星街ないで、吹き替えして上映。
幻影旅団のもともとの結成の生い立ちなどがわかる話になっています。
他にも気になった点があったので、私なりの考察をまとめたいと思います。
このブログでは、人気漫画HUNTER×HUNTERの最新話や過去話の考察や解説を行っていますので、よろしければほかの記事もご覧ください。
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クロロとウヴォーギンは個人的にマフィアに復讐心をもっており、殺したかったという説
幻影旅団は何かと「マフィア」との縁が劇中で描かれています。
現在は、カキンマフィアのエイ・イ一家を掃討しようとしています。過去にはヨークシンで大暴れし、マフィアンコミュニティを統括する十老頭(じゅうろうとう)もゾルディック家経由で、暗殺しました。
当初クロロは、旅団内で暇な奴だけを招集する考えでしたが、改めて全員強制参加で旅団を集めています。
クロロ初登場時のシーンとウヴォーギンの会話がこちらです
クロロ「地下競売のお宝まるごとかっさらう」
ウヴォーギン「本気かよ団長、地価の競売は世界中のヤクザが協定を組んで仕切ってる。手ェ出したら世の中の筋モン全部敵に回すことになるんだぜ!!団長!!」
クロロ「怖いのか?」
ウヴォーギン「うれしいんだよ・・・!!命じてくれ団長 今すぐ!!」
クロロ「俺が許す 殺せ」
(HUTNER×HUNTER JC8巻 オークション開催より引用)
ウヴォーの初登場シーンで、あきからにウヴォーは戦闘狂ですという説明になっているシーンですが、最近の連載を踏まえたうえで読み返すと、なぜウヴォーがそこまでマフィアを殺したがっているのか、ちょっと過剰に描かれています。
クロロの性格上、用意周到な計画をたてて、最低限の労力で目的を果たすような考え方です。ヒソカとのバトルでもそれがよくわかります。
また、クロロは打算的な人間なのでこの時点で、自分たちが暴れまわって素性が知れても、マフィア側が流星街の人間と知ったら、手を出せなくなることも計算していたのではないでしょうか?
それにしても、明確に「殺せ」と師事し、それを長年待ちわびていたかのようなウヴォーの表情、ちょっと考えたくなりますね。
なぜ、ウヴォーたちはマフィアに復讐心を抱いていたのか?
そもそもなぜ、クロロとウヴォーはマフィアに復讐心を抱いていたのか?
それが結成②のラストシーンから推察されます。
流星街は、身分のない子供が多いため、人さらいや、暴力沙汰が絶えません。
身分のない人間をマフィアに差し出すことを交換条件に、マフィアは人さらいや暴漢から流星街を守っています。
それだけでなく、流星街に捨てられた武器や違法なものをマフィアに横流しにしていたり、逆に流星街は、資金援助や日用品を流星街に供給していたと考察できる描写もあります。
ただ、この時点でマフィアと流星街が対等な関係であるかといわれると、少し疑問が残ります。
流星街は一枚岩に見えますが、マフィアは複数の組織やコミュニティが形成されており、考えがバラバラ。
流星街を支援せずに、流星街の都合の良い人員だけをかっさらえば効率がいいじゃないか?と考える輩もいるのではないでしょうか?
結成②のラストでは、人さらいしている男が車に乗って、「上納分のノルマは達成した」と語っています。
「大分警戒が厳しくなってきやがったな」というセリフから、彼らがマフィアではない可能性もありますが、言葉遣いだったり、ワイシャツっぽい服装をきていることから、マフィアの可能性も考えられます。
いまだ謎な幻影旅団と流星街の関連性
ここで疑問なのが、全国を回って劇をする旅団から、殺しや盗み時々慈善活動を行う幻影旅団にシフトチェンジしたかという点です。
前提からして、流星街は、仲間の報復を最優先に考えますが、旅団は仮にクロロが殺されても、手足が頭となって再結成すればいいという考えです。
流星街出身のパクノダ、マチ、ノブナガは、クロロを失いたくないと考えていました。
ただ、仲間が危機に瀕したり、殺された場合の報復の手段や方法というのは、長老の考えに一任されている節もあり、復讐のスタイルや方法に関しては、クロロ自身がこだわりたかったから、自由に動ける旅団を結成したという考え方ができます。
クロロというのは、物事のスタイルや順序にとにかくこだわる傾向がありますから。
旅団と流星街の関係性については、結成の先をみることによって、より明確になるかもしれませんね。
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