今回は、メタクエスト3の代表作であり、おそらく現時点でフルプライスソフトの中でもVRゲーム最高品質、傑作レベルの作品といっていいでしょう。
アスガルドラース2について紹介したいと思います。
結論から言うと、2024年で一番VRのシステムをうまくつかった、骨太アクションRPGであり、記事を書いている今でも続きを遊びたいですし、評価は、ゼルダの伝説に匹敵する素晴らしい作品だと感じました。
結論 メタクエスト3は74800円で買うべきなのか? 2日間レビュー
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ゴッドオブウォーラグナロク クリア後ネタバレレビュー 2022年最後の大作 濃密なボリュームとシリーズ最長のストーリー
アスガルドラース2「Asgard’s Wrath 2」とはどのような作品か?
2とあるように、1作目はPCVRでリリースされた作品で、2作目のアスガルドラース2は、メタ社独占で、スタンドアローンのメタクエスト3でもクオリティの高い作品を提供できるように開発されたアクションRPGです
舞台となるのはエジプトで、主人公は神だったのですが、1作目で北欧神話のロキに裏切られ、ロキを追いかけて、エジプトで様々な人間にとりつきながら、セトと争っているホルスを手助けして、ロキに迫るというものです。
アクションRPGとしては、戦闘、謎解きともに高品質。
戦闘は単にコントローラーを振りまくるチャンバラプレイもできますが、落ち着いて敵の行動を観察し、敵の攻撃を跳ね返したり、敵の攻撃を方向にあわせて刀をむけてパリィして反撃するなど、今風のシステムも取り入れています。
ボス戦は謎解き要素が強く、ボスに大ダメージを与えるフラグをしっかり回収していくことで、効率よく攻略できます。
謎解きに関しては、10分に1度ぐらいの頻度で新しい謎解きがあれよあれよと登場します。
ゼルダの伝説スカイウォードソードやティアーズオブザキングダムレベルで、濃密な謎解き体験をしたい人には間違いなくお勧めです。
(ゼルダ史上、もっとも謎解きと戦闘が濃密で、コントローラーのギミックを十二分にいかした作品)
フィールドは、サブクエストなどもあり、素材をあつめて武器をつくったり、罠をつくったり、ちょっと道を外れて強敵と戦って、お宝を回収するなどやり込み要素が豊富。
(マップ表示や、チェックポイントへのファストトラベルもあるものの、ここは最新のAAAオープンワールドに比べるとやや不便)
開発者によると、やり込み要素をコンプリートしようとすれば、100時間は遊べるみたいです。
アスガルドラース2「Asgard’s Wrath 2」 謎解きのクオリティがほかのAAAレベルに高い
具体的に本作の面白さについてせまっていきます。
私は難易度をイージーにして、戦闘ではストレスをためず、どっしりと謎解きを楽しめるようにしています。
アスガルドラースの謎解きは、単に頭をつかうだけでなく、タイミングよく斧をなげたり、タイミングよく仕掛けをかわして壁走りを駆使するとといった、アクション性もあります。
神殿内の新しい部屋の中で、どこにスイッチや謎解きの鍵があるか、実際に首を振りながら、見つける喜び
腕を振ったり、動かしたりして謎解きを解いた時の達成感は、コントローラーでの謎解きには戻れない達成感があります。
アスガルドラース2の個性として、人間と神の視点で謎解きする場面があります。1つのダンジョン(神殿)につき1~3個ぐらい設定されています。
(ハンマーと杭を用意して、岩を削って、先にすすめるためのオブジェクトを出すシーン。杭にハンマーをうちこませるゲームなんてなかなかないですし、臨場感もあって楽しい)
人間の状態だと進めない場所でも、神の視点にうつして、オブジェクトを動かしたり、レバーをひいて扉をあけたりして進んでいきます。
タイミングよく人間と神の視点で切り替える必要があり、ステージをすすめると切り替えの頻度だったり、謎解きがほどよく難しくなっていきます。
アスガルドラース2は理不尽な謎解きが少なく、何度も丁寧にテストプレイを重ねて提供されたということが、実感できるクオリティの高さになっています。
アスガルドラース2「Asgard’s Wrath 2」 VRとしての没入度の高さとローカライズのすばらしさ
タイトルになぜ最高傑作とはやくもつけたのか。
VRである強みを徹底的にいかしたロケーション、没入感。巨大な敵やオブジェクトと対峙したときの興奮。
VR作品は3D表示されているので、遠近感もばっちり表現されています。
(序盤のボスであるセクメトから逃げながら、フックアクションをつかって、足場から足場へうつるスリリングなステージ。手汗がものすごくでましたね)
グラフィックスは、PS3レベルではありますが、最新のゲームに負けないぐらいの感動を得られます。こればかりはプレイした人だけが体験できるVRゲームの特権ですね。
遊ばせ方も多く、はじいたり、なげたり、のぼったり、つかんだりといった現実世界でも行われる動作がそのままゲームに反映される喜び
近年ではswitchのジョイコンなどもありますが、メタクエスト3のコントローラーの精度は、既存のコントローラーの中で一番クオリティが高いです。まさに体感ゲームのためにつくられたコントローラーです。
(ジョイコンの体感ゲームが好きという方は、間違いなくメタクエスト3の適性があります)
最後にメタクエストで遊べるゲームの中には、日本語訳されていないゲームが多い中。ゲーム人口が減少といわれている日本にたいして、完全日本語ローカライズしている本作への意気込みは素晴らしい。(作品内のキャラクターは日本語でしゃべってくれる)
アスガルドラース2「Asgard’s Wrath 2」 欠点
完璧なゲームはないので、アスガルドラース2の欠点や問題点にも言及していきます。
まず、その場でセーブすることができず、セーブポイントやチェックポイント制となっています。
チェックポイントは細かくつくられていますが、海外ゲームあるあるで、敵を倒せていないのに、先に進んでいないのに勝手に先に進んでしまうバグがあり、もしかしたらこれで進行不能になってしまう恐れもあります。
あとバグとしては、強制リセットも何度かありました。再起動に時間がかかるので、これはマイナスポイント
次に戦闘面ですが、ノーマルとイージーの差が激しいです。ノーマルでも十分に難しく、準備や相手の弱点を突くことを怠るとあっという間に死にます。
謎解きに関しては、制限時間のギミックが非常に厳しいです。
例を挙げると投擲物をなげて作動する時間制限のスイッチがあり、制限時間以内に両脇のスイッチにも投擲物を投げる必要があるのですが、この時間が本当によどみなくやらなければならないレベルで難しいです。
コントローラーでも必要なぐらいシビアな操作性を求められます。
これはメリットでもありますが、壁を上ったり、視点がとにかく激しく変わっていくゲーム性なので、ゲームに慣れている筆者でも1~2時間遊ぶと疲れがどっとたまります。
(実際にがけをよじ登るために左右手を伸ばします。プレイエリアはしっかりと確保しましょう。何度も繰り返すと本当に運動したような疲れもありますね)
たぶんこのゲームだけで1か月は遊べそうです。
最後に
アスガルドラース2は、メタクエスト3の128GB、512GBどちらを購入しても無料ダウンロードできますが、ダウンロード期間があり、1月27日までとなっています。
もともとが5990円の作品なので、少しでもメタクエストが気になる方は思い切って、この世界に飛び込みましょう。
またメタクエスト2がディスカウントされているので、5990円かかってもメタクエスト2とそろえたほうが、3よりも安価に遊ぶことができます。
今回、初めてVRゲームを本格的にまだ未クリアですがレビューしました。
グラフィックは最新作に劣るかもしれませんが、プレイ体験は格別なものです。どこまでいっても「遊んでみてよ」としか言いようがないのが、逆に苦しい(笑)
(フックを留め具にひっかける動きが個人的に一番好きだったりします)
結論 メタクエスト3は74800円で買うべきなのか? 2日間レビュー
ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム メインクリア ネタバレ注意 クリア時間と各神殿の難易度の評価について
ゼルダの伝説35周年記念 switchリマスター スカイウォードソード 感想・評価 アミーボについて残念なことが1つ
ゴッドオブウォーラグナロク クリア後ネタバレレビュー 2022年最後の大作 濃密なボリュームとシリーズ最長のストーリー