ゴッドオブウォーラグナロク クリア後ネタバレレビュー 2022年最後の大作 濃密なボリュームとシリーズ最長のストーリー

スポンサーリンク

スポンサーリンク

発売から1か月が経過しましたが、2022年11月にリリースされた「ゴッドオブウォーラグナロク」をクリアしたので、レビューしたいと思います。
クリア時間は25時間ほど、やりこみ要素を含めると50時間近くは遊べるボリュームになっています。
ゴッドオブシリーズは、ナンバリングタイトルはすべて遊んだ経験があるので、過去作とどのように違うのか、本作ならではの面白さについて、お伝えできればと思います。

このブログでは、最新ゲームや名作のレビューを行っています。よろしければほかの記事もご覧ください。

ゼノブレイド3 未クリア酷評レビュー 微ネタバレあり クラスシステムが好きになれるか?平坦だったムービーストーリーについて

TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー) クリアレビュー ストーリーは悲劇的?シュミレーションゲームとして面白い?つまらない?

GHOSTWIRE TOKYO(ゴーストワイヤートウキョウ) 評価 クリア時間と難易度 

エルデンリング クリア、エンディング後レビュー プレイ時間はどれぐらい?難易度、オープンフィールドについて

 

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ゴッドオブウォーPS4シリーズはどのような作品なのか?

ゴッドオブウォーラグナロクは、前作のゴッドオブウォー(2018)から4年後に発売された最新作になっています。

ゴッドオブウォーは、クレイトスという主人公は共通ですが、PS2~PS3の3部作はギリシャ神話で、PS4から本作のラグナロクにかけての2部作は北欧神話がモチーフとなっています。

PS4シリーズからは、3人称視点になり、フィールドを縦横無尽に駆け抜けるというよりは、敵の攻撃をしっかり読んだり、重い一撃を叩き込むタイミングを見計らうなどの駆け引きを楽しむことを重点に置いています。

また経験値をためて、武器を強化したり、武器ごとのスキルを成長させたり、ハクスラ要素もあったりして、クレイトスを強くするためにもいろいろ取捨選択が生まれています。

本作の醍醐味は敵をひん死にさせて繰り出す、とどめにあります。

本作は敵ごとに用意されたスタンダメージをマックスまで与えると、敵の頭上にR3のマークがでて、R3をおしこむことでとどめを繰り出します。かなり残虐なのですが、これがゴッドオブウォーのカタルシスなのです。

 

スポンサーリンク

ゴッドオブウォーラグナロクは前作からどのように進化したのか?

ゴッドオブウォーラグナロクは、前作からどのように進化したのでしょうか?

グラフィックに関しては、もはやすべてのゲームにおいて最前線をいくクオリティでありますが、本作はPS4とPS5の縦マルチであるということと、4年前の前作ですら現在遊んでも、美麗なグラフィックを感じることができるため、進化はしていますが、驚きは想定の範囲内といったところです。

ボリュームは非常に増えており、2作分の物語を詰め込んでおり、アクション、ストーリーともに贅沢な30時間余りのプレイを楽しむことができます。

特に前作では、オーディンやトールの息子たちがクレイトスとアトレウスの前に立ちはだかったのですが、本作はオーディン、トールがしっかりと登場します。

また、前作で明らかになったアトレウスが巨人の子で、ロキであったことから、アトレウスがオーディン、クレイトス両方の陣営につきながら、トリックスターな活躍をします。

アトレウスは、クレイトスの死という定められた予言を回避するために、父に内緒に奔走し、クレイトスは、追っ手を避けつつもアトレウスとの日常を取り戻そうとしますが、そううまくはいかず・・・

ギリシャ神話時代のクレイトスを知っているものからすれば、クレイトスの精神的な成長だったり、まだ過去を引きずっているという葛藤を感じることができます。

出来れば、2018年版をプレイするのがおすすめですが、興味があるなら、本作をきっかけに昔のゴッドオブウォーシリーズをめぐるのもおすすめです。ゲーム性はまったく異なるので、楽しめます。

 

 

スポンサーリンク

ゴッドオブウォーラグナロク 戦闘は難しい?

私はゴッドオブウォーシリーズの過去作はそれなりに遊びましたし、2に至っては最高難易度もクリアしています。しかしながら、このラグナロクは難易度がノーマルの時点でもなかなか難しいです。

本作は敵の攻撃が4種類に分けられていて

  1. 通常攻撃 ガードもパリィ(攻撃を受ける寸前にガード)も可能
  2. 青い輪の攻撃 ガードしている、強力な攻撃の前触れ、L1連打のガード崩しで崩せる
  3. 黄色い輪の攻撃 ガードしているとガードを崩される、パリィは可能
  4. 赤い輪の攻撃 ガードもパリィも不可能、とにかくよける

明確にプレイヤーがとるべき行動が示唆されています。

一見すると簡単に見えますが、敵の行動パターンをある程度覚えないと、敵と距離が開いた状態で、青い輪の攻撃が発生して、こちらがガードを崩す前に強力な攻撃をされて死亡というのはよくあります。

クレイトスの防具をある程度鍛えたとしても、メインクエスト一直線で物語を進めると、敵の攻撃を3発程度受けただけで死亡になります。

また、道をそれると本編に関係ない強力な中ボスと出くわすこともあるため、それで簡単に死にます。幸いにもゲーム内で細かくオートセーブしてくれているので、リプレイに不便を感じませんが。

逆にパリィや崩しのタイミングを敵のパターンに慣れてくれば、クレイトスを手足のようにあやつっている快感が得られます。

決して、ゲームスピードは速くない作品ですが、慣れてくると、ものすごくスピーディーに戦闘をコントロールできるようになり、噛めば噛むほど味がでるシステムですね。

また、本作は息子のアトレウスを単独で操作できる場面が多いです。

アトレウスは弓での遠距離攻撃もできますが、近距離攻撃も相手のスタン値をためやすく、とどめを刺しやすい優秀なキャラで、使っていて面白いです。

 

スポンサーリンク

ゴッドオブウォーラグナロク 欠点 ムービーの多さと探索しないと楽しめない点が多い

ゴッドオブウォーラグナロクは、非常に素晴らしい作品である一方で、問題点もいくつかあります。

まず、戦闘面はソウルシリーズに近くなった分、難易度が上がっています。寄り道要素も増えたことはメリットなのですが、戦う必要のないボスと遭遇してやられて、ストレスがたまることも多いです。

次に探索が面白い作品ですが、ファストトラベルが一般的なオープンワールドに比べるとやや不便で、一昔前のアクションアドベンチャーのように地道にルートを進んでいって、サブクエストの道を開拓という流れになります。

また、九界(くかい)を自由に探索できるのですが、サブクエストを無視して、メインルートだけを突っ走ると全くいかない世界もあって、メインクエストだけクリアすればいいという考えのプレイヤーは、損をしやすい作品になります。

逆に北欧神話をある程度知っていて、ゲームの隅々まで味わい尽くしたいというプレイヤーの期待に応えてくれる作品です。

次にゴッドオブウォーシリーズの中では、ムービーシーンや移動シーンが長めになっています。これはゲームを完全にシームレスにするための手段になっていますが、過去作に比べると、説明やムービーがかなり多く感じられました。

また、謎解きもほどよく用意されており、詰まるとお供のキャラがヒントを出してくれますが、そこそこ難しいです。

戦闘面は非常に面白いのですが、一方で、序盤の武器は前作と変わらないので、プレイ感覚は、4年経過していますが、2018年のゴッドオブウォーから圧倒的に進化、変化は感じられませんでした。

終盤は新しい武器が手に入るのですが、そのプレイ感覚もいままでと全く違うというわけではなく、結局快適面から、クレイトスの代名詞であるブレイズオブカオスばっかり使っていましたね。

最後に、過去作に比べて1週がかなり長く、ニューゲームプラスがないため、リプレイ性はかなり乏しいです。

1周するか、隠し要素をある程度まわったら、もうやることがないということになります。それでも7000円ぐらいで5~60時間遊べたら最高なんですけどね。

 

ゼノブレイド3 未クリア酷評レビュー 微ネタバレあり クラスシステムが好きになれるか?平坦だったムービーストーリーについて

TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー) クリアレビュー ストーリーは悲劇的?シュミレーションゲームとして面白い?つまらない?

GHOSTWIRE TOKYO(ゴーストワイヤートウキョウ) 評価 クリア時間と難易度 

エルデンリング クリア、エンディング後レビュー プレイ時間はどれぐらい?難易度、オープンフィールドについて