Stray(ストレイ)は神ゲー なぜ評価されている? あえてリアリティを無視した猫の挙動 画面と音声で伝えるゲームらしい作品

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Stray(ストレイ)という猫を操作する、サイバーパンクの世界観を舞台としたアクションアドンチャーのゲームプレイに関するレビューを行います。

 

ストレイは、ストーリーも非常に魅力的で、考察のしがいのあるものになっているので、別の記事で、ストーリー考察も行っています。よろしければ、他のインディーゲームレビューとともにご覧ください。

ちなみに、このストレイ、2022年の7月に発売されたばかりにもかかわらず、ゲームカタログでプレイできる作品になっているので、サブスクに加入されている方は、ぜひ遊んでみてほしいです。

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Stray(ストレイ)とはどんなゲームなのか? アクションアドベンチャーのツボをおさえた作品

ストレイは、ICO系列の雰囲気を重視としたアドベンチャー作品になっています。

画面に表示される情報は極力限定されたものになっており、猫と冒険する世界への没入感を壊さないように工夫されています。

(序盤に単なる遊びのように組み込まれたアクションが、終盤になって意味を持つようになります)

序盤は、足場を移動するだけ、たまに花瓶を落としてガラスを割って次にすすむ、穴の下をくぐる、ドラム缶の中にはいってドラム缶を動かす。

この操作を、まわりくどいチュートリアルなしに、プレイヤーに伝える工夫がされています。

中盤はスラムを探索するのですが、オープンワールドであるような進むべき道のナビなどはされていません。

そこまで広いエリアではありませんが、入るべき建物の印などを忘れると、また探しなおさないといけません。

目的地を探すために町中を練り歩くという体験は、最近のゲームでは忘れ去られた感覚ですね。

終盤になると、Zarkという猫を襲ってくるバクテリアから逃げたり、攻撃したり。見張り兵からスニーキングでやり過ごすなど、アクションゲームらしさが登場します。

ゲームに慣れない人はちょっと厳しいかもしれませんが、チェックポイントは細かく作られている親切仕様です。

 

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Stray(ストレイ) 猫ゲーとして賛否両論?

ストレイは猫を操作するということで、猫好きがどこまで満足できるか?というのがちょっとした評価点になっていました。

これは、絶賛する声もあれば、もっとリアリティのある挙動を求める声もありました。

ストレイにおける猫の操作は、私たち人間が、猫に抱く俊敏性、ジャンプ力といった憧れをそのまま画面に投影したものになっています。

動物特有の本能のままに動いてしまうことや、無邪気さといった点は、「人喰いの大鷲トリコ」で十分に堪能できます。トリコは序盤全然いうことを聞いてくれないのですが、だんだん主人公の指示に従ってくれるようになります。

できないことが、できるようになる快感、これもまたゲームの醍醐味です。

一方で、ストレイは3~4時間程度の作品なので、触ってみて、いきなり楽しい、気持ちいいと感じさせるフックが重要です。

それが、猫の俊敏性、ジャンプ力になります。

この選択は正しかったと思います。

本当に猫が好きな人は物足りない部分もあるかもしれませんが、その分、地下シェルターの世界観、細かいオブジェクトなどの造詣をしっかりと味わいましょう。

 

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Stray(ストレイ)総括 評価されやすい部分が逆に欠点?

ストレイについての評価をまとめると、非常に素晴らしい作品で、濃厚な3時間を体験することができます。

言語に頼らない映像や、音声によるゲームならではの表現方法が満載で、言語やムービーで語りすぎる最近のゲームへのアンチテーゼになっています。

(短いクリア時間の中に感動的な瞬間は必ずあります)

BGMの入りどころも素晴らしく、久しぶりに動画を消して、ずっとゲームに集中して遊んでしまいました。

一方で、ゲームを評価して楽しむ人にはたまらない作品ですが、それが逆に物足りなくも感じます。

全てにおいて、無難にまとまっており、目立つような欠点がないことが、欠点であり、無数にあるゲームの中で、あえてストレイを遊ぶという動機につながりにくくなっています。

近年のインディーズによくある、過去の名作のあらゆる要素を詰め込んだ作品というもので、挑戦的、意欲的というギラギラした感じはありません。

 

以上がストレイのレビューになります。素晴らしい作品でしたね。

最近、大作ばかり、ムービーばかり、複雑な要素ばかりでしたが、このような作品に巡り合えるからこそ、ゲームを続けているんだなって思いますね。

2022年のゲーム作品のレビューについては、下記からどうぞ

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