ここ近年のVRゲームで、様々なVRハードに実装され、多くのユーザーから愛されているリズムアクションゲームのBeat Saber（以下ビートセイバー）について、なぜヒットしたのか、ここまで愛されているのかを個人的に考察していく記事になります。
キャンペーンをすべて攻略、クリアしたわけでも、楽曲を遊びつくしたわけではなく、課金で入手できるレディーガガやクイーンの曲を好きな難易度で遊んでいるライト勢の記事になります。
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『Beat Saber』（ビートセイバー）の歴史について
（グラフィックはかなり簡素なものですが、サイバー空間で遊んでいるような感覚で、非現実的な体験をしているような陶酔感があります）
ビートセイバーは、今なおメタクエストのロングセラーなどに名を連ねる作品で、メタクエスト２時代から、人気を引っ張ってきました。
リリースは２０１８年の１１月から。PSVRからたちまち、オキュラスストア、さらには東京ジョイポリスでも２曲５００円遊べるアーケード筐体としてもリリースされました。
開発はチェコの会社で、現在ではフェイスブックによって買収されています。ビートセイバー自体は、他のVR端末でもリリースされないわけではないらしいですが
新作などは、メタクエスト独占だったり、先行で遊べる可能性が高いです。
『Beat Saber』（ビートセイバー）とはどのようなゲームか？
簡単に言えば、楽曲のリズムにあわせて、ステージ上にあらわれるブロックを正しい方向に切っていく作品です。
両手がライトセーバーのように赤・青に光っていて、対応したブロックを正しい方向にしっかり切ります。切る方向を間違えたり、対応している色とは違うセイバーで切るとミス
一定以上ミスしてしまうと、強制終了となってしまいます（フリープレイの場合は、設定でミスしても遊べるようになります）
斬るだけでもかなりの運動ですが、障害物をかわすという動作も要求され、軽いエクササイズになります。
ビートセイバーがヒットした要因として、自宅で本格的なアーケードリズムゲームを遊べるような感動があったというのがあります。
アーケードゲームは、据え置きハードの性能が向上したことによって、マシンパワーで対抗できなくなり、一昔前「アーケードゲームが最新のゲームの遊び場だった」という優位性がなくなりました。
それでも、リズムゲームなどは実際に筐体にふれて、体感する遊びだったため、リズムゲームに関しては、チュウニズム、マイマイ、初音ミクなど古参、新参含めてリリースされ続けました。
私もリズムゲームというジャンルはものすごく好きで、コロナ前はよく仕事終わりにゲームセンターに通っていましたが、それもできなくなりました。
ビートセイバーは自宅でアーケードゲームのような臨場感と動きを必要とするリズムゲームが遊べるという点が、最大の魅力です。
『Beat Saber』（ビートセイバー）がほかのリズムゲームと決定的に違う点
ビートセイバーは、リズムゲームとして紹介していますが、厳密にいえばアクションゲームです。
リズムゲームというのは、太鼓の達人を代表に、現れるノーツをいかにタイミングよくたたくかが重要になります。
ノーツをたたいた、評価の判定などはゲームによってはまちまちになり
最終的にそのリズムゲームを極めようと思ったら、タイミングとにらめっこすることになります。
一方で、ビートセイバーのノーツを斬るタイミングは、かなりざっくばらんで。スコアに影響するのは斬ったタイミングではなく、斬り方や角度によって判定されます。
そのため、ビートセイバーのプレイスタイルはかなり自由度があります。
剣士のように華麗に斬っていく人もいれば、効率を最重視して、ドラムをたたくように最小限の力で斬っていく人もいる。
曲の合間に動きをつけてリズムをとる人もいれば、歌いながら斬る人もいる。
自宅でプレイする場合は、周りの目を気にする必要がないというのが素晴らしいです。
リズムゲームでもコア層に受けた、マイマイのように、上半身をダイナミックに使うリズムゲームは、動きにアドリブを加えられて、音楽を演奏している没入感がより深まります。
『Beat Saber』（ビートセイバー）は２０２４年どうやって遊ぶほうが楽しめるか？
ビートセイバーはキャンペーンモードもかなり独特で
単に決められたスコアをクリアするだけでなく、セイバーを振った幅が総合で何メートル以上あるのか？逆に最小で何メートルなどにおさえなければならない
といったかなりユニークなクリア条件がありました。
私はおっさんなので、反射神経と慣れの問題で難易度ハード以上は遊べませんでした。
ビートセイバーはPCVRが最も盛り上げがっていて、MODの導入で、既存の曲やゲーム音楽をビートセイバーで遊べるというものが流行っています。
しかしながら、これは著作権の問題があり、削除される可能性もあります。
私はメタクエストでビートセイバーを購入して、しっかり定められた曲をダウンロード購入しています。
個人的にはメタリカなどのヘヴィメタルも遊びたいのですが、ハードロックでもニルヴァーナ、クイーン、KISSなど時代を作ったバンドたちの有名曲が並んでいます。
一番面白いのが、冒頭でもかたったレディーガガです。
レディーガガの楽曲とビートセイバーのシステムが絶妙に神がかった相性になっています。
レディーガガの曲はキャッチーですし、パンチもありますし、サビだけでなく、イントロから導入のメロディまで印象的です。
またダンスを意識した曲も多いため、リズムをとりながら斬るとゾーンにはいったような高揚感もあります。
（クイーンの曲をプレイ中、ノーツのいろも変わって、背景にクイーンのメンバーんネオンが光っており、最後にフレディマーキュリーのネオンが登場して、感動）
ビートセイバーは、初期だとオリジナル曲ばかりなので、なにか課金でアーティスト曲欲しいなという人は、レディーガガが一番おすすめです。
『Beat Saber』（ビートセイバー）の今後について
ビートセイバーはただ遊ぶだけで面白いですし、オリジナル曲であってもものすごく楽しめます。
逆にオリジナル曲のほうが２分前後のまとまった時間になっているので、集中力を途切れさせることなくやれるかもしれません。
アーティスト曲だと３～５分ぐらいありますから、最後のあたりでミス連発してゲームオーバーもしばしば。
もし続編があるなら、無理に改変せず、このビートセイバーの良さを拡張するような方向を目指したほうがいいと思います。
最近だと、ローリングストーンズなどの楽曲も加わっていますが、ギターヒーローみたいに、１つのアーティストに絞って、まとまった金額になってもいいからとことん遊ばせてくれるような、ダウンロードセットを作るのもありかなと思います。
あと、PCVRで既存曲を落とし込むMODに関しては、メタクエストやPSVRで遊んでいる人間にとっては、ちょっと規制してほしいのが、本音ですね。
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