今回は冬に発売された、switch最後の目玉タイトル?
御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~(以下バケル)をクリアした感想を述べます。
このゲーム、PVでアクションゲームであることは分かったのですが、キャラクターデザインや、どれだけ爽快感があるかというのが、伝わりづらかったのでしょう。
初週で約3500本で、消化率20~40%といわれています。
これはかなり爆死といえる状況ではあります。
しかしながら、実際にバケルを遊んだゲーマーは、バケルを評価していますし、私も新品が4000円前後で購入できるなら、間違いなく楽しめる作品だっと太鼓判を押します。太鼓だけにね。
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御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~は、がんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜の続編、リメイクである
実際にプレイしてみて、僕が小学生時代に何週もした、NINTENDO64のがんばれゴエモン〜ネオ桃山幕府のおどり〜の続編やリメイクに感じるほど
ステージの雰囲気、ストーリー、そしてアクションの手触りはかなり良かったです。
それもそのはずで、KONAMIでゴエモンを製作していたグッドフィールという会社が、開発を務めているんですね。
そのため、バケルは完全新規IPながらも、どこか懐かしいアクションゲームをほうふつとさせます。
(ネオ桃山幕府でみたような敵も…)
ゲームの流れはステージクリア型で、すべてで50ステージ以上あります。後半になれば1ステージ10分ほどのボリュームがあり、すべて攻略すると10時間以上かかります。
ステージ上には特産品や、うんちくを語るうんちくんの収集要素もあり、コンプリートを目指すとさらに5~10時間はかかるでしょう。
グラフィックはswitch後期であることを考えると、ちょっと物足りないです。フレームレートはややかくつく場面もあり、常時60なのか疑問ですが、特に不便は感じませんでした。
ステージ攻略型ですが、探索型の要素もあり、ステージ上にはびこる提灯を3つ壊してゴールにたどり着けばクリアになります。
単なるアクションゲームだけでなく、レースゲーム、シューティングゲーム、さらに巨大ロボに乗った戦闘も繰り広げられます。まさにゴエモンイズム
年末年始限られた休日のある方は、バケルはちょうど遊ぶにいいタイトルであることは断言できます!!
御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~ 欠点 ばちで叩くアクションよりウラシマが強すぎた
さて、プレイしてみたら面白い作品ではあるんですけど、ここからはなぜバケルが売れなかったのかと、実際にプレイして欠点に思ったことを述べていきます。
まず、面白い作品であることは間違いないのですが、バケルでなければできないアクションとか楽しさっていうのが特にあるわけではありません。
(ステージの見た目などの変化は豊富なのですが、基本となるギミックだったり、敵もそこまで豊富ではないです)
これはアクションゲームの宿命で、プレイヤーは「この作品でないとできない面白さ」ってものを求めてアクションゲームを買う傾向にあります。
例えば、マリオはジャンプ、カービィは吸い込みとコピー、ソニックは走る
バケルはバチで叩く楽しさはあるのですが、後述する変化システムによって、そのコンセプトは揺らいでしまっています。
つぎに、アクション、シューティングとバラエティに富んでいるのは素晴らしいのですが、それでも50ステージはかなり多く感じられました。ステージも途中からかなり長くなって、間延びします。
現代ではフルプライス作品に対して、ボリュームを求め過ぎられている傾向にあるのですが、割り切って30ステージぐらいの密度の濃いものにしてほしかったかなと思います。
難易度設定もなく、回復アイテムも頻繁に購入できるため、バケルの難易度は後半になるとステージ落下による一撃死ぐらいがちょっと難しい程度になります。
ステージ背景などは50ステージほぼすべて差別化されており、ギミックも新しものが絶えず出ていましたが、敵などはあまり変わり映えしなった印象です。
最後に、変化システムのウラシマタロウがチートすぎる強さという点です。
(攻撃範囲にのみならず、攻撃回数による凶悪な攻撃力もウラシマの強さ)
ウラシマは両手の釣竿をつかって、中距離から敵をホーミングして攻撃し続けます。攻撃ボタンを連打すれば、ずっと敵を追尾してくれるので、敵の位置関係などをほぼ考える必要はありません。
変化システムのゲージは、時間経過とともに減少して変化が解除されるのですが、敵を倒すと、変化ゲージが回復し、バケルは敵が頻繁に登場するので、ステージによっては終始ウラシマを維持することが可能です。
プレイするほどにウラシマゲーになってしまうのが、最大の欠点で、ウラシマの操作に爽快感があまりにないのが問題。かといってウラシマを解除するとあっというまにやられるぐらいに、後半はダメージを受けるギミックや敵が密集しています。
(ふりかえると、基本フォームのバチアクションが一番心地よいという)
あえて、途中までは素のバケルや、キンタロウとモモタロウだけに縛ってプレイするのが、おすすめです。
御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!~はなぜ売れなかったのか? 総評
さて、最後にあらためてどうしてバケルは売れなかったのかについて考えてみます。
確かに、フルプライスで4000円台は安いものの、今の時代インディーズでもレベルの高いソフトが増えており、2000円ぐらいで十分満足できる作品が増えています。
さらに、サブスク関連も充実しており、同じswitchなら、オンラインに加入するだけで、SFCの名作が遊べるのです。
そのため、バケルを4000円で買うだけの価値があるのか?というのが非常に難しくなってしまっています。
ただ、このブログを見て、ゴエモンが好きだった人は、購入してでも遊んでいただきたいですし、グッドフィールには、ゲームの開発を続けてほしいです!!
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