最近、焼き鳥屋によく行くので、いろいろ焼き鳥屋を調べたら、東京の新橋に面白い焼き鳥屋があって、名前を「出世酒場大統領」といいます。
テレビでも紹介された経歴があり、焼き鳥がボリューミーで手ごろな値段で、とてもおいしいらしいです。
しかし、一番話題にあがるのは、特定の人は絶対に入店できない、または追い出されるぐらい厳しいルールです。
今回は、ドラッグストアで接客業をやっている身分として、この出世酒場大統領の接客について考えてみたいと思います。
京都の有名焼き鳥店 鳥さき 食べログで星4 予約激戦 素材の味を最大限に生かした、幸福な焼き鳥体験
京都 有名ホルモン店 ホルモン千葉 アクセス、値段、予約、コースの評価について
参考サイト
7つのルールを守れる者のみが味わえる絶品串焼きに悶絶!サラリーマンの首都・新橋のシャリキン居酒屋「出世酒場 大統領」
出世酒場大統領の厳しすぎるルールは客観的にみてやばいのか?
早速ですが、厳しいと噂の出世酒場大統領のルールについておさらいしていきます。
1.1名での入店お断り
はい早々にこれだけではねられる人は多いかもしれません。理由としては1名同士の客でもめごとが起こりやすいからということです。
1名で入るということは、よほどの常連なのか、初見のケースが多く、初見の客をさばくことを考えるなら、回転率を度外視してもはねたほうがいいという判断なのでしょう。
ドラッグストアは逆に、複数名の場合代表1名で買い物していただいたほうが、レジの案内がスピーディーなんですけどね…
2.2~3件目よりも1件目のお客様優先
これって、客が酔っているかどうかとか匂いで判断するしかないんですけど、店に多くお金を落としてくれる客を判断するってことで、ある意味合理的なのかもしれません。
ただ酒が好きな人は複数まわっても、ある程度お金を落としてくれますから、ある意味機会損失とはいえますね。
でも2~3件よりも1件目優先というのは、いいと思います。
3.串を抜くなら焼肉に行け
串をぬいて食べたら駄目みたいですね。ネタが大きいので、女性などは抜いて食べたいと思うんですけどね。
さらに子連れのお客さんも断っているので、豪快に串のまま食べましょうということですね。
4.女性に優しい店ではありません
これはあえて書く必要はないんじゃないかなって思います。
お酒の強い女性だっていますからね。
あと、海外の客もお断りしているみたいです
5.残した場合は罰金
飲食店経営している人としては賛同したくなるのでしょうか?
私も昔ファミレスで皿洗いしたことがありますが、お皿まるごと残しているお客様が結構いて、フードロスって残酷だなっておもったことがあります。
6.アルコールの追加注文がない場合は即会計、アルコールは最低3杯の注文
これが、出世酒場大統領の代名詞と言えるルール。
酒場として営業しているから、お酒をたくさん注文してほしいとのこと。
このルールがあるので、私がどれだけ近くに住んでいてもたぶん行くことはないです。
串焼きはリーズナブルだけど、お酒で利益をとるというスタイルみたいです。
でもお酒の量も多く、濃さもあって、シャリキンという焼酎をかき氷にしたものもあって、並みの強さの人も3杯のむと出来上がるのではないでしょうか。
これは、店主のこだわりだから仕方ないでしょうね。水とかもかなり高額みたいですけど、水を高くするなら水を頼めばOKとか、お酒を飲めない人は1000円の入場料を払えばいいとか、特例作ったほうが建設的かなと思います。
でも、お酒を楽しんで豪快に飲める人を客として迎え入れたいという明確なメッセージなのでしょう。
あと看板にどれだけお酒を飲んだら赤字なのか黒字なのか正直に記載しているのは、これはこれでありだなと思います。
出世酒場大統領 ネットでの評判 グーグルマップや食べログでなぜ評価が違う
出世酒場大統領は、独自のルール、メディアで取り上げられているだけあって、ネットでも数多のレビューが投稿されています。
代表的なサイトといえば、グーグルマップと食べログでしょう。
グーグルマップは2023年6月13日現在で、レビュー数425件に対して、1.3です。圧倒的な低さです。
一方で、こちらも有名な食べログは、レビュー数181件に対して、3.5となかなかの高得点ですね。
食べログの場合は、ルールを守ったうえで、事前にちゃんとルールをしっているお客が多いという前提ですが、こちらのほうが信用ができそうです。
逆にグーグルマップは、最近では低評価を連打して不当に下げる輩や、オーナー側でレビューを消せるみたいです。何も情報を知らずに活用する人も多いので、信頼性は一般的なレビューサイトよりやや落ちます。
出世酒場大統領 ネットでの評判 高評価レビュー
出世酒場大統領に対するレビューの高さは、串焼きのおいしさ、ネタの大きさ
さらにルールをしっかり守っている場合は、店主も含め、店員さんの接客がとても明るくはきはきしていて、心地よいということです。
店公式のインスタグラムでも客と店員が和気あいあいと写真をとっている姿が見られます。
接客や飲食店というのは、自分たちが成り立っているのであれば、自分も相手も心地よい客だけで成立すればいいという典型的な例といえますね。
出世酒場大統領 ネットでの評判 低評価レビュー
グーグルマップで投稿されているレビューに関しては、お酒をあまり飲めずに冷たい接客をされたとか
お酒を飲むスピードがおそかったので、無理やり会計された、早く飲むように催促されたというレビューが最も多くみられました。
これは嘘か本当かわかりませんが、店側が気に入らなかった客は、サービス料を30%増しで料金を請求されるそうです。
商品の値段をつける権限は店にあるんですけど、前もってルールを破った客はこれだけ価格があがるってアナウンスがされなかったとしたら、これはひどいです。
店内で罵倒が聞こえたり、接客態度も悪いということで、「1未満がつけられるならつけたい」という人もいるみたいです。
令和の時代における接客と出世酒場大統領について考える
ある種の炎上商法で、テレビでもとりあげられ、ファンも増え、激戦区の新橋で生き残っているのが、出世酒場大統領の現在ですね。
昭和のようだとか、時代に逆行しているって見方もできますけど、本来接客業は店側が、客を選び、売るかどうかを判断することができます。
出禁になった場合、客が退店しなければ、不退去罪にあたるともいわれていますから。
さらに生き残りの激しい飲食店の場合、薄利多売でやっていくだけでは難しく、確実にファンになってくれる客をあつめて、一定の金額を毎回払ってもらった方がいいというのは、経営理念としては全うだと思います。
ただ、客観的に見て、ほめる、うらやましいと思う面もあれば、あまりにも選別がすぎる点もレビューをみて感じました。
前述のようにお酒は飲めないけど串焼きが本当に好きな客はいるので、そういう客に対しての手段。ノンアルや水を用意して、価格が高く設定してもいいから用意して、飲めればOKにすればいいのではないでしょうか?
まぁ、金額ではなく、酒をのめる性格だったり、気質も大切なんだよって考えなら、私が否定する権利もないわけですが。
ああ・・俺たちが客を選ぶんだって精神は、なんかうらやましいですね。それを実行するのは、相当大変ですけど(笑)