PSVR2が出荷を縮小したというニュースを受けて ゲーマーから見るPSVR2の欠点と誤算について

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ブルームバーグの記事により、ソニーがPSVR2の出荷を縮小したとのことです。

先行予約が想定より伸びていないのが主な背景とのことです。それを受けて、ゲーマーの私が感じたことを述べてみます。

ちなみに、私はPS5を所有していますが、PSVR2は買いません。過去にPSVRを使った感想も踏まえて、考えてみます。

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PSVR2は初代PSVRからどのように進化したのか?

PSVR2が初代PSVRから進化した点として

  1. 初代より4倍の解像度を再現
  2. 視線トラッキングを内蔵、初代のようにセンサーバーが不要になる
  3. 3Dオーディオ対応
  4. ヘッドセットが振動する
  5. 没入感を深める専用コントローラーが同梱
  6. コードが1本だけに

他にもいろいろありますが、主要な変化はこのあたりになります。

初代からおよそ7年ぶりの新作ということでかなり進化しています。

特に初代ではやたらと多く、マイナスな意味でサイバーパンクと言われたコードの数が、PSVR2では1本になっています。

 

 

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PSVR2はメタクエスト2とどう違うのか?

PSVR2は、VR業界を牽引しているメタクエスト2(旧オキュラスクエスト)とどう違うのか?

まず、PSVR2はVRチャットなど、VRコミュニケーションを意識した商品ではなく、VRでできる限りのグラフィックと没入感を目指した商品になっています。

PCとの連携ではなく、PS5に特化した商品ということです。

一方で、メタクエスト2は、単体だけで機能するスタンドアローンの商品で、バッテリー消耗が激しいながらも、コードレスでVRを体験でき、VRで重視される没入感が得られる商品になっています。

PSVR2はプレイするだけで13万近くかかるのですが、メタクエスト2単体のクオリティだとPSVR2に及ばず、高いグラフィックスとゲーム性を持つ作品を遊ぶためには、高価なゲーミングPCを購入する必要があり、導入のコストや手間を考えると、PSVR2はむしろコストパフォーマンスが高いといわれています。

 

 

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PSVRとメタクエストの今後のシェアについて考える

メタクエスト2は、メタ(フェイスブック)が主導してから、世界的な知名度を獲得し、販売台数は2022年6月時点で、1480万台に及びます。

PS5は3200万台なので、比較すると半分ほどになりますが、VRという新しいジャンルを確立させ、世界的なシェアと歴史を誇るPS5に対して半分に及ぶというのは、すごいことです。

長期的に見た場合、メタクエストは続編のメタクエスト3の存在が噂されています。一方でPSVR2はPS5の所有者のみをターゲットとしています。

PSVR2のためにPS5を買うという人もいるかもしれませんが、今後の成長性はメタクエストのほうが高いかもしれません。

 

 

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PSVR2が流行らないと思う理由

ゲーマーとしてPSVR2が流行らないと思う理由はいくつかあります

没入感とクオリティの高いVRが遊びたいという層が薄い

近年で支持されているVRゲームの中には、ハーフライフアリックスなどの高精度なPCVRもあるのですが、ビートセイバーなどシンプルな作品も好まれています。

北米や欧州であれば、日本よりもゲームのクオリティやゲーム性にお金をかけたい層は多いと思われますが、メタクエスト2が評価された背景は、手軽にVRが楽しめるという点が挙げられます。

 

PSVR2に一般に訴えるようなキラーソフトが見られない

またゲームというのは高性能なグラフィック、マシンパワーがあるからといって売れるわけではなりません。

過去にソニーはPS、PS2を覇権をとってきましたが、PSはDC(ドリームキャスト)、NINTENDO64に劣り、PS2はゲームキューブやXBOXに劣っていました。それでありながらも圧倒的に売れたのです。

1つにはゲームラインナップが非常に豪華で、面白い作品が多かったこと。1つにはCDやDVDといったゲーム以外の強み、生活の質を上げる機能があったからです。

PSVR2に関しては、ローンチでホライゾンやバイオハザード8が予定されています。

ホライゾンは確かにPSの中ではハイクオリティな作品ですが、マリオやポケモンほどの知名度はなく、ゲーマーに対しての訴求ということになります。

バイオハザード8は、バイオハザードの世界観をVRで体験できるのは期待できますが、過去にバイオ7でも初代VRで遊べたことや、すでに発売されている作品で完全新作ではないという点が、弱みです。

もちろん、発売していくつか作品が出れば、PSVR2でしか遊べない神ゲーというのがいくつか発売されると思いますが、そのために7万円を払う価値はあるのか?考え物です。

 

 

PSVR2の誤算 PS5の普及について

これは日本限定な考えかもしれませんが、半導体不足によって、発売時に十分に供給されなかったPS5

PS5発売前から、PSVR2は噂され、キラー商品として期待されていたのは間違いありません。

しかし、PS5の供給不足によって、PS5のキラータイトルが不足しており、PSVR2を出すよりも、PS5の専用タイトルを出すことに注力すべきでは?という疑念はぬぐえません。

ホライゾンやゴッドオブウォーといったPSの看板タイトルもPS4と縦マルチになってしまう結果になりました。

裏を返せば、PS5のマシンスペックをフル活用したい。PS5でしか遊べないゲームをたくさん体験したいという人は、PSVR2を購入したほうが良いということです。

 

以上が、PSVR2について感じたことです。

将来的にメタクエスト3は買いたいなと(延期すればメタクエスト2も検討)思っていますが、PSVR2については、ブログで取り上げても7万円を回収するのはちょっと大変そうです。

PS5の場合は、PSプラスに加入していれば、PS4の名作を複数遊べるという特典があり、現在ではサブスクサービスもあって、PS5の名作も少額で遊べるようになりました。

PSVR2もソフトは安価にするか、無料で遊べるサービスなどがあれば、跳ねる可能性はあります。

 

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