FF16をクリアしました。プレイ時間は48時間。サブクエストはとりあえずすべて消化しました。
普通にプレイレビューの感想を書いてもいいんですが、たぶん読まれないので、ストーリーのあるキャラだけにスポットあてて書きます。
今回は、主人公クライヴとジョシュアの母親であり、クライヴたちのロザリアを裏切った、FF16最凶の悪女アナベラに対する考察になります。
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アナベラの生い立ちと裏切り アナベラロズフィールドからアナベラルサージュへ
(国よりも血筋や生まれを重視する人物。結局は自分勝手な愚か者です)
アナベラは、クライヴとジョシュアの父である大公エルウィンの妻です。
エルウィンとは従兄妹であり、ドミナントとしての素質のなかったエルティンに対して、ジョシュアを生んだ自分はドミナントの血統があると確信しています。
気品が高く、身分の高いものが国をつくっていくという考えを持っている人間です。典型的な貴族志向の強い女性ですね。
長男で健康的に育ったクライヴにはドミナントが有されず、次男でフェニックスのドミナントを引き継ぐが、病弱だったジョシュアを受けて、まわりから陰口をたたかれ、劣等感を燃やしていました。
結果、アナベラは自分の地位を高めるために、同盟だったザンブレクと密通して、フェニックスゲートに夜襲をかけさせます。
アナベラが手引きしたことによって、エルウィンが悲惨な死を迎えたため、クライヴたちにとってアナベラは母であるとともに、父の仇になります。
アナベラ ザンブレクの神皇后になってから
アナベラは、ロザリアを裏切りながらも捕虜としてザンブレクに迎えられ、結果的に神皇、ザンブレクのトップに君臨するシルヴェストルと結婚して、オリヴィエを出産。
神皇后としての地位を確立し、属領となったロザリアの総督にもなり、圧政をしくようになりました。
属領総督として権限を得たアナベラは、黒騎士という独自の部隊をつくり、ベアラー粛清や、エルウィン亡き後も彼を敬愛する大公派も弾圧していきます。
エルウィンはベアラーに対して、石化の治療や地位の向上などを考えていたので、全く逆のことをアナベラはしています。
さらに、アナベラは、シルヴェストルとの間に生まれたオリヴィエを神皇にするために暗躍します。
(ドヤ顔むかつく選手権第1位になれるでしょう)
本来ならば、バハムートのドミナントであるディオンが跡継ぎといわれていましたが、ディオンの母の生まれがよくないことをアナベラは知っており、強引にシルヴェストルをたぶらかせ、オリヴィエを神皇につかせます。
これが、結果的にディオンの怒りを買い、逆賊としてオリヴィエとアナベラは追い込まれることになり、アルテマにとりこまれていたオリヴィエはディオンに殺され、アナベラも絶望の中、クライヴとジョシュアの前で命を絶ちました。
考察 アナベラは本当に悪女だったのか? アルテマ洗脳説
アナベラの残虐非道すぎる性格については3つの仮説がたてられます
- アナベラ純粋に悪女だった説
- アナベラ、クライヴやジョシュアのことで周りにさげすまれ、精神的に病んだ説
- アナベラ、アルテマにとりこまれた説
アナベラのやっていることは、祖国への裏切りだけでなく、ベアラーをひたすら粛清したり、村を焼き払うということで、戦争以外での人を殺めた数をカウントすれば、おそらくFF16中でトップクラスです。
アナベラの行為に関しては、とても「自我」があればできることとは思えません。
そうであるならば、アナベラはアルテマにとりこまれ、そそのかされていたと考えることもできます。
そもそもアナベラが最初に生んだクライヴは、アルテマの器になる人物であり、神そのものといえます。(アナベラは悲観していましたが、クライヴという最強の因子を生んだわけです)
ただ、アルテマは自分の器をつくることを計画していたため、アナベラはクライヴの生まれる前から、アルテマに取り込まれ、アルテマの命令通りに事をなしていたという可能性も考えられます。
(エルウィンの弟、バイロンもアナベラの弾圧をうけており、秘密裏に自警団をつくって対抗していました)
むしろジョシュアがアルテマにとってはイレギュラーな存在で、ロザリアでは格式のあるドミナントでしたが、アルテマの精神攻撃に対して介入でき、ミュトス(クライヴ)の思念が実態になったのでは?とうろたえています。
シルヴェストルの性格の変化も、アルテマによる影響と考えられます。
こうして振り返ると、アルテマは強大な魔法を扱うというより、人心をたぶらかすほうにたけており、ゆっくりと国を浸食し、破滅を追い込む厄介な性質を持っていることがわかります。
事実、のちに描かれるウォールードは、アルテマの国といっても差し支えないですからね。
アルテマはなぜベアラーを脅威に感じていたのか? アカシアとの関係
ベアラーはクリスタルなしに魔法が使えることで、古くは神の使いとしてあがめられていましたが、時の為政者が快く思わず、戦争に発展し、破れたベアラーは、奴隷として扱われることになります。
ベアラーにはもう1つ特性があり、過剰なエーテルにさらされても「アカシア」という人間性を失い暴走状態になり、アルテマの支配下にならないという特性があります。
アルテマは最終的にヴァリスゼアを支配し、全ての人をアカシアにすることを計画にしていました。
その計画で、邪魔となるのがベアラーで、ベアラーが一定数いれば、アカシアにする計画が遅れます。
そのため、アルテマの支配下にあるウォールードとザンブレクは、ヴァリスゼアの中でも、特にベアラーへの差別や弾圧がひどく、特にウォールードは幼少期から過酷な訓練や、獣の餌にしていました。
つまり、アナベラの積極的なベアラー粛清は、アルテマの意向が反映されているという考えができます。
アナベラの自殺もアルテマによるものだったのか?
多くの人々の命を奪ったアナベラは、自分で命を捨てるという、自分の命を自分で決めることができたというある意味幸福な結果となりました。
普通なら、自殺してしまうというのは悲劇なのですが、アナベラに関しては、あまりにも生ぬるい末路だったといえるでしょう。
ちなみに、考察を拡大して、アナベラの死もアルテマのシナリオに入っていたのか?
アルテマにとって、アナベラは駒の一つであり、利用価値がなくなって消したという考えもできます。
仮にアナベラが生きていたとしても、極刑は免れないほどに人を殺しています。
というわけで、アナベラ1人だけでかなり考察しました。
アナベラに自我があったとしたら、究極の悪女です。ここまで卑劣なキャラはたぶんFF至上でもなかなかいないでしょう。
一方で、アルテマに洗脳されていたと考えると、結構悲劇なキャラかもしれません。アルテマって振り返るとかなりズルいキャラですからね。
それでも序盤から中盤まで物語の因縁であり、かなりのヘイトを買っていたキャラクターだったのは間違いないです。
私もアナベラと対峙するまでが、一番楽しかったさえ思えます。
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