FF16(ファイナルファンタジー) 体験版まとめ感想 吉田直樹プロデューサー渾身の一作 面白い?つまらない? 製品版のストーリーや内容も考察する

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6月12日17時に、待望のFFナンバリング最新作のFF16の体験版がリリースされました。
ボリューム、質、製品版の期待についてネットではおおむね好評でした。なによりPS5専用の作品なので、PS5最高のセールスも期待されますし、PS5ユーザーとしては、勝ってよかったと思わせるソフトになってくれることを心より祈っています。

しかし、冷静に今回のFF16は、FF15のようにFFブランドを落とす恐れはないのか?ストーリーや戦闘は素直に面白いのか?も含めてレビューしていきますので、購入の判断材料としてお使いください。

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FF16 体験版のストーリーの評価 良い点、悪い点

まず、FF16は結構なムービーゲームです。2時間ほどの体験版の3割がプレイ、7割がムービーでした。

 

本作はダークファンタジーで、ストーリーを堪能してほしいということで、流血描写、ちょっと性的なものをにおわす描写と、対象年齢が高めに設定されています。

 

物語は、マザークリスタルというエネルギーをめぐっての戦争が主な内容。

奴隷の要素などもあり、私が近年プレイした作品で最もストーリーで素晴らしいと感じた「トライアングルストラテジー」に近い話であり、あの作品もスクウェア・エニックスなので、とても期待しています。

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実際、体験版クライマックスのある展開では、開いた口がふさがらないような描写もあります。気になる方はプレイしましょう。

複数の国が存在する世界で、人物相関を覚えるのも少し大変ですが、ムービー中に新しくでた言葉などは、途中で用語説明として解説してもらえます。

 

チュンソフトで出た「街」や「428」に近いのです。

 

ただ、用語説明を置いたことによって、前置きの説明をすっ飛ばしてキャラクター同士が会話しているので、不自然さはないんですが、いちいちムービーをとめて用語説明とにらめっこするので、ムービーの体感時間は長くなります。

(街中は話せるキャラクターは限られていますが、NPC同士の会話を横から聞くことで、どのような世界なのかをうかがい知ることができます)

 

現時点で、明確に残念な部分が一点あって、「バックログ機能」がない点です。

 

5分近くあるムービーもあり、全てのムービーを集中して見れるわけではないので、聞き逃し、読み逃しの文章をさかのぼって読めないのは、かなり不親切です。

 

ストーリーを堪能してほしい、長大なムービーを用意しているのであれば、バックログ機能は、マストでつけてほしいです。原神だってそうです。

 

ストーリーの内容については、また後にまとめていきます。

 

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FF16 戦闘 クライヴの戦闘 テイクダウンを狙って一気に攻めるFF15とFF7リメイクの進化系

戦闘に関しては、かなりアクションよりになっており、FF15とFF7リメイクから着想をえて、発展させた形になっています。

通常動作は、近接攻撃、魔法(遠距離攻撃)、回避、ジャンプがあります。

 

特殊行動として、主人公のクライヴは、弟のジョシュアが召喚獣フェニックスであり、フェニックスの祝福を受けており、フェニックスの属性(炎)を身にまとって攻撃できます。

 

フェニックスシフトという特殊行動があり、一瞬で相手に向かってダッシュでき、フェニックスシフト後に攻撃もできます。(FF15のシフトブレイクを思い出させます)

 

召喚獣それぞれに、スキル技もあり、後述するテイクダウンをさせたあとに放つと大ダメージを与えることができます。テイクダウンしていなくても空中コンボにつなげることができたりします。

 

体験版では、バトル特化の体験版で3種類の召喚獣を駆使しながら爽快にバトルができるモードも用意されています。

 

戦闘に関しては、キングダムハーツのようにただガシガシと攻撃を押すというよりは、FF7リメイクのように相手のすきに効果的に通常攻撃や魔法をあてて、相手の体力ゲージ下のウィルゲージを減らして、テイクダウンさせて大ダメージを与えるという流れです。

個人的に気に入ってるのは、通常攻撃後タイミングよく魔法ボタンを押すと、魔法で追撃し、ウィルゲージを効果的に減らせるスキルですね。

 

タイミングはスキルを成長させると緩和させるのですが、ややシビアで、テクニックが求められるのが好きですね。

 

テイクダウンを狙っていかないと効率よくダメージを与えることができず、ボス戦などはかなり単調になってしまいます。

 

FF16は「ニーアオートマタ」同様に開発にプラチナゲームズが関わっているので、タイミングよく回避する要素が求められます。

召喚獣タイタンの祝福を受けるまでは、ガードはできないと思われます。

 

ただ、ジャスト回避のタイミングはニーアと同様に甘めにつくられているので、困ったら回避を連打するだけでもいいです。

 

戦闘が苦手であれば、オートで特定の行動を行ってくれるアイテムや、戦闘を補助するモードを選ぶこともできます。

 

FFで一番アクション性が高い作品で、アクションゲーマーとしては楽しみですね。

 

 

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FF16 召喚獣バトル 様々なジャンルを取り込んだ、単純明快なド迫力バトル

FF16の目玉要素とされている召喚獣同士が激突する召喚獣バトル。

体験版ではフェニックスとイフリートのバトルを体験できます。

 

このバトルは簡単なシューティングゲームになっており、かなり大味なつくりです。

他の召喚獣バトルの解説動画を見る限り、格闘ゲームになっていたりと様々なジャンルを取り込んでいそうです。

合間にド迫力のPS5のマシンスペックを活かしたムービーが挿入されるので、かなりムービーゲーを遊んでいる感覚に近いです。

余談ですが、攻撃は△と記載されていますが、□ボタンでもフェニックスは弾を発射してくれました。

 

あまりにも大味なバトルは賛否がありそうですが、クライヴの戦闘パートがそこそこ複雑なので、その対比として、大味で迫力のある召喚獣バトルが楽しめると考えるといいかなと。

 

完全にムービーだけで描かれるよりは、ちゃんとプレイできるから評価はできます。

 

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FF16 文句なしに評価できるポイント 祖堅正慶(そけん まさよし)さんの音楽は一級品

戦闘、ストーリーについて、賛否も含め解説しましたが、1つ文句なしに絶賛できる要素があります。

音楽です。

 

FF16のメインコンポーザーは、祖堅正慶(そけん まさよし)氏。

 

彼は、プロデューサーの吉田直樹氏とともに、FF14で数々の名曲を作ってきました。過去作のアレンジにも定評があります。

 

私は、新生しか遊んでいませんが、蛮神のタイタンやガルーダなどは印象に残っています。

 

通常戦闘曲、中ボス曲、召喚獣バトルBGMどれも一級品で、特にイントロは耳に残ります。

通常戦闘曲のデンデデンデデンデンデン

中ボス曲のパーパーパーパーパーパパパーとか(意味不明ですいません)

 

通常戦闘曲に関しては、FF16公式サイトのバトル解説ムービーで聞くことができます

 

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FF16 製品版のストーリーを考察する

FF16のストーリーについて、体験版の範囲から製品版の考察をしていこうと思います。

 

主人公クライヴは、ロザリア公告のロズフィールド大公の嫡男で、身分は高いのですが、フェニックスのドミナント(召喚獣を宿し自由に操れる能力)になれませんでした。弟のジョシュアがドミナントになったことで、落ちこぼれとして母からかなり冷遇されます。

そんな状況でもクライヴは腐らず、ドミナントを守る名誉あるナイトとして、立派に成長します。

 

FF16ストーリー公式サイト

ファミ通 FF16知っておきたい用語集

 

舞台となるヴァリスゼアに存在する6つの国 鉄王国とは何か?

本作の舞台となるヴァリスゼアは複数の国家が形成されており、主に6つの国家が存在しています。

  • ロザリア公国
  • ザンブレク皇国
  • ウォールード王国
  • ダルメキア共和国
  • 鉄王国
  • クリスタル自治領

冒頭、グレイヴ青年期では、ダルメキア共和国と鉄王国が戦争をしており、グレイヴ少年期になると、グレイヴのロザリア公国と鉄王国が戦争を始めようとしていました。

グレイヴの父を襲ったのは、ザンブレク皇国になり、こちらも世界最大の宗教国家といわれています。

 

それぞれ、信教の自由があるのか?ドミナントに対してどのような待遇の違いがあるのか?などの文化の違いがあります。またマザークリスタルを保持しているかどうかで、エネルギーに対する優位性も異なります。

 

グレイヴのロザリア公国は、ドミナントに高い地位が授けられていますが、マザークリスタルは保有しておらず、ドレイクブレスというマザークリスタルからエネルギーを受けています。

 

ただ、このドレイクブレスは鉄王国が所有するもので、鉄王国はドミナントは処刑するというクリスタル至上主義のクリスタル正教の本拠地なのです。

 

戦いを見ても、かなり原始的な戦争をしており魔法は使っていません。

 

解説やストーリーの冒頭だけみると、鉄王国が敵側みたいな形になっていますが、おそらくドミナントがあまりにも強大な力を持っているがゆえに戦争の道具になっていることを避けるために、ドミナントをあらかじめ処刑しているという考えもできます。

 

ただ普通に独善的な考えをもっているかもしれません。

 

謎なのは、なぜ冒頭で鉄王国を味方するようにドミナントのジル・ワーリックがシヴァになったのか?という点です。

FF16を語るうえで最も重要なベアラーという存在

FF16の舞台設定として、人々はマザークリスタルからエーテルを供給され魔法を使っています。

 

劇中では、キャラクターがクリスタルのかけらのようなものを手に取って、炎をともしてパイプをくゆらせるというシーンがありました。

 

一方で、稀にベアラーという生まれながらにして魔法を行使するものがいます。

 

ただ、生まれながらというのが曖昧で、グレイヴはドミナントンのジョシュアからフェニックスの祝福を受けて、炎が使えるようになっています。つまり後天的に魔法を使えているのです。

 

ベアラーもドミナント同様に国によって扱いが大きく異なりますが、グレイヴのロザリア公国などは奴隷として使役されているようで、他の国も古くからそのように扱ってきたようです。

 

奴隷となったベアラーは、奴隷の証として刻印が刻まれます。グレイヴもザンブレクに襲われ、おそらくザンブレクかその関係する国家の奴隷になっています。

 

逆にドミナントを処刑してきた鉄王国がベアラーをかくまっているとかあれば面白いですが、それはなさそう。

 

ベアラーとドミナントの共通点として、クリスタルの影響を受けずに魔法を扱えることですが、魔法を使いすぎると石化してしまうというペナルティもあるみたいです。

 

なぜベアラーがクリスタルの影響を受けずに魔法を扱えるのか?、彼は奴隷として働かされているのか?そのなぞは、マザークリスタルの破壊につながるかもしれません。

 

FF16 物語の目的 マザークリスタルを破壊するのはなぜか?エーテルやクリスタルの関係性

過去のシリーズと異なり、FF16は公式のストーリー紹介で

過酷な運命を背負ったクライヴは、やがて世界の真相を知り、
マザークリスタルの破壊を目指していくことになる……

もうちゃっかり、主人公の目的を書いてしまっています。そのほうがプレイヤーとしては、わかりやすくて助かります

 

マザークリスタルというのは、エネルギーの中枢で5つ存在し、マザークリスタルを争うことで戦争が勃発しています。

 

マザークリスタルの役割として

  • クリスタル(魔法を使う媒体として使う道具)を生み出す
  • 周囲はエーテル(魔法発現時に使われる大地の生命力)の流れが活発で魔法を潤沢に使える

マザークリスタル周辺だと、エネルギーがたくさん使え、さらに携帯できるエネルギー媒体のクリスタルも得られるということで、一石二鳥です。

 

ならなぜマザークリスタルが問題なのか?

おそらくは、黒の一帯を生み出す原因がマザークリスタルにあるからではないでしょうか?

 

黒の一帯というのはエーテルが枯渇して、魔法が使えず人が住めなくなった地域です。魔物も氾濫しています。

ロザリア公国は、黒の一帯からの難民を受け入れていますが、その人数が限界を迎えていたのです。

 

マザークリスタルの存在が、ほんらい大地に均等に振り分けられたエーテルを独占した状態になっており、マザークリスタルが存在しつづけることによって、エーテルが枯渇し、人が住めなくなる地域が増えてしまうという懸念です。

 

また、ベアラーやドミナントが大量の魔法を消費することで、エーテルを結果的に枯渇させている可能性もあります。だからこそ一方で冷遇されている側面があるのかなと

 

でも、FF16の登場する国家や人々の中には、その事情を知ったうえで、マザークリスタルやドミナントを独占したほうがいいだろうという考えに及ぶものもいると考察されます。

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