TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー) クリアレビュー ストーリーは悲劇的?シュミレーションゲームとして面白い?つまらない?

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2022年に発売された、スクウェア・エニックスの最新SLG(シュミレーションゲーム)のTRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー)をとりあえず1週クリアしたので、その感想を述べていきたいと思います。




他方では、悲劇的なストーリーや重厚な世界観が評価されており、大人気を博したファイナルファンタジータクティクスがベースになっているということもあり、ファイアーエムブレムぐらいしか知らない筆者がクリアした感想と、面白かったポイントを述べていきたいと思います。

このブログは、スイッチやPS5で遊べる最新ゲーム情報を紹介しています。よろしければ他の記事も御覧ください。

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TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー) ストーリーがなぜ素晴らしいのか? ただの悲劇的な作品ではない

結論から言えば、トライアングルストラテジーは、ストーリーが非常に秀逸で、ストーリーの先が知りたいがために、物語を進むほどに魅力的でした。

軽く、あらすじを紹介すると、トライアングルストラテジーには、ノゼリアという大陸を舞台に、3つの国が均衡を保っていて画像

グリンブルク 

主人公セレノアの国。セレノアはグリンブルク王に仕える3つの名家の1つの後継者となっている。緑が豊か。昔から、王族や政治家によって統治されており、身分制がはっきりとしている

エスフロスト

頭首はグスタドルフ。グリンブルクのように貴族の力を持っているものの、民主主義的で、力のあるものが、地位を手に入れられるシステムになっている。鉄鋼が豊かであり、軍事力があるが、寒冷地帯で、食料や塩不足。

ハイサンド

教皇の名のもとに、平等を重んじる宗教的な国。その影で、ローゼル属というピンクの髪色の種族が虐げられている。塩湖による塩を独占しており、高い塩税をかけることで、他国を牽制している。
また、騎馬隊や魔術師による武力も充実している。

主人公のセレノアは、この3国の争いに巻き込まれ、物語の中で、どちらにつくのか、誰の味方になって敵になるのか?という決断を迫られるのです。

 

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TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー)のストーリー分岐は、最適解を見つける分岐になっている

画像

トライアングルストラテジーがなぜ重厚な物語なのか?

物語の節目で、セレノアは仲間とともに、採決をとって、進むべき道を選択します。

序盤は、ハイサンドかエスフロストどちらへ視察に行くのか?という一見すると軽いものですが

終盤になると、最終的にどちらに味方するのか?ときには裏切るのか、そして決断によって、誰かの命が奪われたり、逆に誰かを殺めることもあります。

決断の多くに明確な答えがあるわけではなく、誰かの味方についたことで、一部の部族や市民に不利益を与えることもあるし、良かれと思った行動が、激しい反発を招くこともあります。




海外のオープンワールドゲーム、特にベセスダのスカイリムや、フォールアウトもこのような人の生死を分ける選択肢はあるものの、大きなメインストーリーの流れは変わりません。

一方で、トライアングルストラテジーは、判断によって、その後のゲームプレイやストーリーが劇的に変わっていきます。

 

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TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー) 戦闘の基本ルール 面白いところ

トライアングルストラテジーのシュミレーションゲームとしてのルールや特徴について軽く解説します。

まず、行動は敵味方の速さによって、1ユニットずつに順番が割り振られます。ファイアーエムブレムのように、味方のターン、敵のターンが別れているわけではありません。

両者の行動順は、可視化されているので、ある程度その後の流れについて予想することができます。画像

この作品は、ユニット単体のパワーがかなり強めに作られているので、ユニットの行動順を変えたり、二回行動できるユニットはそれだけで、恵まれています。

次に敵の攻撃に対して、反撃する手段は基本ありません。特定のユニットの反撃スキルがあれば、敵の攻撃をうけて反撃することはできます。

画像

一方で、敵ユニットを味方で、挟んで攻撃すると、反対側にいるユニットが追撃をかけてくれるシステムがあります。これは敵味方共通です。

同時に、背後から攻撃を受けるとクリティカル扱いになったり、魔法攻撃は基本範囲攻撃になるので、密集しすぎるのも得策とはいえません。




基本はユニットを分散させながら、ここぞというときに密集させて、袋叩きにしていく。このメリハリを考えるのは楽しいです。

総括すると、本作独自のシステムがないわけではありませんが、いままで、多少なりともシュミレーションゲームを触った経験があるなら、とくに斬新であると感じる要素は少ないです。

 

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TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー) ユニットと育成の面白さ

本作は、戦闘そのものよりも、個性豊かなユニットを育てるのが楽しいと感じます。

私も、一緒にプレイしていた知人もキャラの育成に夢中になっていました。

トライアングルストラテジーは、ファイアーエムブレムと違って、同じようなユニットが存在せず、誰しもが個性的な特殊能力や性質をもっています。

難易度ノーマルであっても、捨てキャラは存在しないと言ってもいいでしょう。

育成は詰所の酒場で、想定バトルができて、そこで素材獲得やレベルアップが可能です。画像

武器を素材で強化していくと、どのスキルを強くするかという分岐も軽く存在するので、プレイヤーごとの個性が全く反映されないわけではありません。

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TRIANGLE STRATEGY(トライアングルストラテジー) 1周目で使っていて面白かったキャラクター

最後に、1周目で使用して面白かったキャラクターを振り返ってみたいです。

イェンス

武器職人で、はしごをかけたり、ばねトラップを設置することができるキャラです。

本作は高低差のあるマップが多く、キャラごとに決められている跳躍力が低いキャラは、全く移動できません。

このイェンスを使うことで、はしごを設置することでき、難易度がかなり変わってきます。まさに特定のマップに特化したキャラになります。

 

ナルヴ

途中加入してくる上級職キャラクター。

ファイアーエムブレムのように、最初から上級職だからといって弱いことは全然ありません。

あらゆる種類の魔法、回復魔法を使うことでき、クラスアップすると魔法の射程を伸ばすことができます。範囲攻撃できる風魔法に適用されると、敵を一層できます。

TP(魔法や特技を使うのに必要なポイント)管理が少し面倒です




ヒューエット

鷹に乗っている機動力と、弓による射程をいかしたキャラクター。相手の弓に弱いものの、ファイアーエムブレムの特攻ほど致命傷になるわけではないです。

序盤はとにかく機動力のあるキャラが少ないことと、スキルの中に相手の命中率を下げたり、行動をしばるものがあり、ヒューエットの使い方次第で、ストーリーの難易度が上下するといっても過言ではありません。

最終的に、よってきた敵を自動で迎撃するスキルを覚えます。

メディナ

トライアングルストラテジープレイヤーすべてが賛同するであろう壊れキャラクター

薬師というユニットで、TPを消費すれば1ターンに2回薬アイテムを味方に使えます。成長すれば遠距離の味方にも薬アイテムを使えます。

これだけならただのヒーラー。

しかし、成長すると薬アイテムを使った味方のTPを回復する効果も重複されたり、アイテム消費で、自分の次に好きな味方を行動させたりと書いていることがいろいろとおかしいです。

1ユニットで実質2ユニット分のヒーラー、サポートをこなせるキャラです。




 

久しぶりのSLGでした。とても丁寧なシステムと重厚なストーリーで、国産ゲームらしく、しっかりたのしませていただいたという感想です。

2022年のトップ3に入ると言っても過言ではないので、よかったらプレイしてみてください。