幼少期からよくウルトラマンを見ていましたが、今回1つの作品を最初からすべてみるのは実は初めてです。
普段は仮面ライダー>>>>スーパー戦隊という比率でみており、初めてのウルトラマン鑑賞感想なので、的外れな感想などもあるかもしれませんが、生暖かい目で見てください。
仮面ライダーガッチャード 令和ライダー5作目 最新話をレビューと感想 ストーリーのあらすじとアクション面の評価
VIVANT 松坂桃李効果なのか? 東映公式で侍戦隊シンケンジャーをみた感想と考察 第1,2話 ショドウフォンやシンケンオーについて
ウルトラマンブレーザー 簡単なあらすじ
物語は、地球防衛隊に所属するヒルマ・ゲントが、作戦中にあらわれたバザンガという怪獣の前にピンチとなり、突然ブレスレットが現れ、ウルトラマンブレーザーに変身して鎮圧。
特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment)」の隊長として就任し、4人の優秀な仲間を集めて、怪獣たちに立ち向かい、地球を守るというお話です。
主要メンバーを紹介すると
ヒルマゲント
正義感と責任感の強い隊長。部下の進言などもしっかり受け入れつつも、皆がピンチの時は「俺が行く!!」と力強く行動する
ただの熱血漢ではなく、中間管理職としてどのように立ち回るかを考えることもある
ウルトラマンブレーザーであることは、だれにも伝えていない。最近ではブレーザーの人格も登場しはじめている。妻子持ちである
アオベエミ
諜報や潜入を得意としている。変装して情報収集を念入りに行っている。最前線に立つときは卓越した身体能力と射撃技術を用い、後方支援の場合は隊員たちに有益な情報をもたらすチームに欠かせない存在
バンドウヤスノブ
アースガロンという戦闘メカの開発に携わり、メカニックの知識は随一。SKaRD以外からも引っ張りだこの人気者。関西弁をあやつる。
6話のメイン回では、行きつけのコインランドリーの乾燥機に名前をつけて、愚痴を聞いてもらうというかわいい一面があると思いきや、筋骨隆々の身体を披露した
ミナミアンリ
アースガロンの操縦士。戦闘能力が高く、信念も強い。彼女の想定や勇気ある行動によって事態が打開されることも多い
ナグラテルアキ
SKaRDの副隊長。前線に立つことが多いゲントに対して、怪獣の知識が豊富なナグラが作戦を指示することも多い。
隊長であるナグラを尊敬しつつも、ナグラが間違った行動やあやまった対応に出た時は、恐れずに進言し、それが結果的にチームへ良い影響をもたらしている。
基本は1話完結のスタイルで、見やすいものになっています。
ナレーターがはいることが恒例だったみたいですが、ウルトラマンブレーザーは完全な会話劇になっております。
10話時点では、ゲントの過去や、なぜブレーザーに選ばれたのか?という秘密はまだ明らかになっていません。
ウルトラマンブレーザー 4話以降の話のまとめ
ブレーザーの3話までは、勧善懲悪もので地球を破壊しにきた怪獣にたいして「俺がいく!!」といって勇猛なゲントがウルトラマンに変身して助けるというシンプルなプロットになります。
しかし
第4話 エミ、かく戦えり
元地球防衛隊が、クリオネと未確認生命体を合体させて、独自の怪獣をつくり、その怪獣が苦手な物質をつくって自分が世界の英雄であるかのようにふるまう
第5話 山が吠える
山の神様として田舎でたてまつられた怪獣の上に、新型ミサイル兵器を設置したことが、山怪獣が激怒し、それを鎮める話
第6話 侵略のオーロラ
機械に意志をもたせて人におそわせて侵略するカナン星のハービー
洗脳されてしまったアースガロンを止めるべく、隊員が決死の覚悟で挑む
第7,8話 虹が出た
怪獣研究の第一人者であるゲントの恩師が、人類に絶望し、自らニシカガチという天気をつかさどる怪獣をよみがえらせる
第9話 オトノホシ
地球侵略を命じられたセミ怪獣と仲間たち。あつまって侵略しようとしたが、音楽に心を奪われ、演奏家になってしまう。
ガラモンというロボット兵器をあやつるが、本心は音楽を愛する人類を滅亡させたくなかった…
第10話 親と子
怪獣の卵が発見され、地球防衛隊は怪獣を捕獲するが、その怪獣の親であるデマーガが子供を守ろうと奮戦
参謀長の指示のもと、怪獣破壊作戦がくだるが、ブレーザーの下した決断は…
ウルトラマンブレーザー 特撮、アクション評価
特撮とアクション評価に関しては、仮面ライダーやスーパー戦隊との比較になってしまいますが
幼少期に見たウルトラマンへの興奮がよみがえるほどに楽しめました。
ブレーザーは、あらゆる武器を器用に使うというよりは、勇猛な戦士という印象で、とっくみあったり、ひじうちしたりといった格闘戦がメインになっていますね。
スパイラルバレードという槍をつくって、相手に投擲するというのが必殺技なんですが、応用力が高く、釣り竿にしたり、怪獣をほごする膜をつくったりすることもできます。
一方で、ブレーザーの相棒である、戦闘ロボのアースガロンも良い味出しています。
アースガロンは単体で怪獣を倒した話はなく、ブレーザーのサポートや、どちらかというとやられ役になってしまっていますが、ブレーザーに先んじて、怪獣との巨大戦闘を見せてくれます。
また、やられ役でもあるので、相手怪獣の脅威をテレビの子供たちに見せつけることができるので、彼なしでブレーザーの特撮を語ることは絶対にできませんね。
ブレーザー ストーリー評価 安っぽい勧善懲悪否定ではない
僕は特撮で一番嫌いなセリフは
「この怪人は人の心をもっている」という言葉なんですけど、ブレーザーは怪獣には怪獣の立場があるんだってことを説明しつつも、地球を守る隊員たちが主役なので、なぜ守らなければならないのか、激務の仕事を選んだのかって覚悟が見えるのが好きです。
特に虹が出たの後半で、ナグラテルアキ副隊長が、ニシカガチを呼び寄せた横峯教授に対して
「人間も自然の一部、人間を破壊するのはこの星の生態系に影響を及ぼす」
というゲントの意見をもう一回復唱したうえで
「草木も怪獣すら洗いながそうというのですか?生きたいという気持ちこそ、すべての生物が持つ絶対に奪ってはいけない大切なもの」
という農家で生まれ育ち、作戦に加わり続けた彼ならではの覚悟と答えが聞けたのが良かったです
途中まで、横峯の教え子だったゲントのメイン回と思わせながら、実はナグラ副隊長のメイン回だったという逆転も痛快でしたね。
ブレーザー 話の流れはわかりやすいけど、細かい会話が子供では難しいかな?
ブレーザー10話の段階で個人的に好きなウルトラマンだなと思ったんですけど、欠点が全くないわけではありません。
まず、ブレーザーはシンプルな話に見えて、隊員同士の掛け合いだったり、笑いのツボなどは、子供というより大人でないとわからないシーンがそこそこあります。
なぜあえて黙ったのかとか、視線をそらしたのかといった人間心理などが問われる描写も出ていて、思った以上に視聴者を信頼して、視聴者がしっかりみないといけないという描写も盛り込んでいます。
それがすごいメリットにはたらくこともあるんですけど、子供にとってはちょっと退屈に映るんじゃないかな?と勝手に思っています。でも子供たちの読解力や想像力をなめたらだめですね。
近年の特撮は、メインターゲットである子供の訴えながらも、大人でも楽しめるポイントっていうのを真剣につくっているとな感心する部分があり、ブレーザーは大人でも十分に楽しめる特撮といっていいでしょう。
仮面ライダーガッチャード 令和ライダー5作目 最新話をレビューと感想 ストーリーのあらすじとアクション面の評価
VIVANT 松坂桃李効果なのか? 東映公式で侍戦隊シンケンジャーをみた感想と考察 第1,2話 ショドウフォンやシンケンオーについて