私人逮捕youtuber界隈で結構動きがあるので、このブログを見るだけでここ1か月の私人逮捕youtuberの大きな流れを追えるようにまとめてみました。
主に、ガッツチャンネル中島氏、煉獄コロアキ氏、KENZO氏の3人を取り上げます。
個別に特集した記事は過去にかいているので、良かったら見てください。
なお各人、団体へのこのブログの内容はあくまで批評・論評であり、誹謗中傷するものではございません。
ガッツch 中島 SNSで炎上 やりすぎた私人逮捕 警察と言い合いになる 内容のまとめと考察
私人逮捕インフルエンサー 煉獄コロアキとは何者? 裏社会ジャーニーで取り上げられ、懲役太郎さんに取り上げられる
令和の虎 初期でバズった虚言壁ボクサー菅野雄大氏 詐欺撲滅系のKENZOに追求される
JR東日本 私人逮捕youtuberの行動に苦言を呈する ガッツチャンネル中島蓮氏の現在
ガッツチャンネルの中島蓮氏の過激な動画が日々注目を集め続けている
盗撮、痴漢と判断した相手に対して、警察への連行を呼びかけ、逃げ出したり、反抗する相手には羽交い絞めするなどして、強硬手段に出ている。
激しい取っ組み合いは、youtubeの規約違反になり、収益停止になると踏んで、X(Twitter)でのみ公開するなど、かなりの計算高さを感じる。
動画の中には、盗撮犯が駅の階段から落とされるようなシーンもあり、やりすぎでは?これぐらいやったほうがいいという賛否を巻き起こしている。
事態を重く見たJR東日本は、これらの私人逮捕系動画に対して
個人的な趣味等での撮影に関しては、安全上の問題があり、ほかのお客さまのご迷惑になると判断される場合は、撮影をやめていただくようお願いしております。
配信は、当社が行うものでもないため社内でルールは定めておりませんが、収益性のある動画共有サイトへの投稿など個人の営利活動における弊社保有施設内での各種撮影はご遠慮いただいております。
なお、法人としてのお取組みの場合は、内容によりご相談をお受けすることが可能です。
私人逮捕系YouTuberの「やり過ぎ危険行為」にJR東日本が警鐘「駅や車内の秩序を乱す行為は止めて」
上記のコメントを述べている。さらに先日の記事でも伝えたように、警察が確定している情報でもなく、自分が当事者でもないのに勝手に容疑者を確保することに苦言を呈した動画もあり、その時の中島氏の反応は、自分の行動は顧みず、警察への批判ばかりで、思慮の欠けたものだった。
確かに、警察や駅員の対応が遅れて、盗撮や痴漢を取り押さえられないという事実はあるかもしれないが、個人が取り押さえることで混乱が起こったり、容疑者が逃走中に、一般人にけがなどの被害があった場合はどうなるのか?ということも考えなければならない。
後述する煉獄コロアキ氏もそうだが、過激な行動によってyoutube収益を稼げるというこの構造はもっと事前に止めることはできないのだろうか?
これを受けて、中島氏は、xで鉄道会社が痴漢撲滅に向けて本気の対策をとるまで、活動は続け、各所からどんな妨害があっても続けるとのこと。
いずれ本格的にJR東日本から忠告、警告を受けることがあるだろう。警察も当然彼らの活動は把握しているはず。
そして、youtubeの収益が止まった場合でも活動は行うのだろうか?
煉獄コロアキ氏 とうとうyoutubeの収益がとめられる
チケット転売している女性を激しく取り押さえたり、私人逮捕界隈の動画にゲスト出演をたびたびしたりと話題を集める煉獄コロアキ氏。
アカウント停止の私人逮捕系YouTuber「マジでふざけんじゃねぇ」 収益額公開し怒りあらわ「Google訴えてやる」
そんなコロアキ氏の行動が問題視されてか、youtubeのアカウントBANされて、収益がとめられてしまう。
150万から200万というyoutube月収も本人の口から出た。
youtubeはコロアキ氏に重大なポリシー違反があったことをメールで伝え
「YouTubeポリシーの内容」に関する説明があり、「特定の人物を標的としたハラスメントや悪意のある侮辱(人種差別的表現など)を含むコンテンツは、YouTubeで許可されていません。これには、ストーカー行為、脅迫、本人の意に反する性的対象化、本質的属性に対する長期に及ぶ中傷や悪意のある侮辱などが含まれますが、これらに限定されません」
私もGoogleアドセンスをやっているので、Googleのポリシー違反に対する厳しさ、取り組みは身をもって知っている。
例えば、ニュースをとりあげ自分の言葉で伝えようとしたところ、誹謗中傷などとして広告が停止されたという記憶もある。
近年はパトロールしているAIが発達しているので、昔のように単純なワードだけで広告が停止という事態は少なくなっているかもしれないが、Googleの広告サービスで収益を得ている人間は、より一層注意が必要と言える。
煉獄コロアキ氏は、自身を批判した懲役太郎氏のイベントに突撃して動画を晒すなど、へずまりゅうにも似た過激な行動にシフトしており、今回のGoogleの判断は妥当だったと個人的に言える。
1人勢いに乗り続ける 新宿109のKENZO氏 ネクステージ社員の不祥事を突き詰める
普段と変わらず、セミナー突撃動画や、視聴者からのタレコミに基づき、動いている新宿109氏のKENZO氏。
彼の行動もある種過激であり、内容によっては、少ない情報だけで相手を撮影して、追い詰めているように見えるのだが
暗号資産への投資を勧誘したマーケットピークを取り上げたことで、ニュースでも話題となり、他の私人逮捕yotuuberとは一線を画す存在になっている。
2024年以降の私人逮捕youtuberについてどうなるかを予想する
私人逮捕youtuberは過激な映像、モザイクなしでの攻防などのある意味、リアリティを追求したものではあるが、実際に緊急時のみにできる私人逮捕の範疇を超えたことをしている。
一時期は、エド、とぅるんとぅるんなどによる「闇暴き」系youtuberが話題となったが、闇暴きの多くはやらせやフィクションということが、明らかになり多くのyoutuberたちが撤退していった。
半グレや暴力団と対峙しますよというポジションをとる闇暴きに比べ、私人逮捕は明らかに自分たちのほうがガタイがよく、突撃できる相手を選んでいるという点は否めない。(もちろんそれで救われている人もいるが)
もし犯罪の抑止力のためだけに行動しているのであれば、バズった動画を数本だけ残して、SNSなどで広めるだけでいいと思うし
活動を続けるということは、誰かを冤罪でつかまえてしまうということや、周囲の一般人を巻き込んでしまうというリスクを少なからず抱え続けるということで、たとえ大金が得られるとしても、私人逮捕はかなりリスキーであることは間違いない。
一方で、このような過激な動画が人々の関心を集める点も事実としてある。
今後は、AI技術の発達によって、人間性にかなりの魅力がないとVtuberは駆逐されていくと思う。事実AIだけで討論したり、会話したりすることができるのだから。
人々はネットやSNSに孤独をいやしにきている側面がある。多くのファンを抱えているVtuberに自分に振り向いてもらおうとする労力は相当なものだし、投げ銭による社会問題もたびたび取り上げられる。
そうなったとき、生身の人間が突撃する様を見せるというある意味昭和的なエンターテイメントは、令和になってこそ、より輝くように見えてしまうというのは、皮肉なものだ。
ガッツch 中島 SNSで炎上 やりすぎた私人逮捕 警察と言い合いになる 内容のまとめと考察