シン・ウルトラマン ネタバレあり 一部で批判と炎上?の不安 長澤まさみのセクハラ問題について

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今回は、前回ネタバレレビューしたシン・ウルトラマンについてです。公開後順調に観客数を延ばしており、シンブランドの強さを見せつけられました。
ウルトラマンに関して、深い知識はありませんが、メインキャラクターである浅見弘子を演じた長澤まさみさんに関するシーンで、「セクハラではないか?」「出演シーンに問題あり」ということで、批判的な意見を投げる人がいるみたいです。
個人的に気になったので、思ったことを述べようと思います。

 

 

なお、この記事のスタンスですが、ジェンダー的に問題があるかどうかというのは、個人の性別や、人生経験によって大きく左右されるため、あくまでオタクとして、「監督や脚本家はこういう狙いでいれたんじゃないの?」という指摘や、客観的にどうかと考えたうえでの発言になります。
この記事で、何か白黒つけてやろうとは、考えていないので、ご了承ください。

 

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浅見弘子登場シーンからわかるシンウルトラマンでの役割と立ち位置

浅見弘子は、シン・ウルトラマンにおける人間側の主人公といえる存在です。

その証拠に、彼女のファーストカットは、彼女が 禍特対に入隊するシーンは、1分以上にわたる、後ろ姿と徒歩シーンを入れています。

明らかに「あなたたちは、このキャラの視点で物語をみてください」という示唆ですね。

 

 

入隊後、彼女の足元が大きくズームアップされます。そこで、ハイヒールがズームになるのですが、これに批判が集まっていました。

これは、フェミニストなどが、職場でハイヒールを強要するのはよくないということで反論していたことを受けてみたいです。

 

 

私も強要はよくないと思いますし、現代で身長を高くしたいなら、シークレットブーツをはいたほうがいいと思います。外反母趾になりますからね・・・

 

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浅見弘子はなぜお尻を強くたたくのか?

一番、問題視されている演出の1つとして、浅見弘子(長澤まさみ)が、ことあるごとにお尻を強くたたき、そのお尻が過度にズームになるんですね。

これは、私もくどいなと思っていました。3~4回ぐらいは2時間の間に挿入されていましたから。

 

 

あえて、解説するなら、主人公の神永新二(斎藤工)が、非人間的な冷静さを持っている一方で、浅見弘子は、情熱的な人間性を持ったキャラであることをアピールしたかったのだと思います。

そのため、何の忠告もなく消えていく神永と対照的に、浅見は何か行動するために、発奮させるためにお尻を叩くのです。

 

この演出は、アニメのキャラっぽいなとも感じました。

 

「シン・ゴジラ」であれば、口調や動きがくどいキャラがいても、キャラがおおすぎるので問題ないですけど、シンウルトラマンは、ほぼ禍特対視点で描かれるので、浅見弘子を強調するシーンは、そこまでいらなかったと思います。

 

そんなに深い意味はないと思われますが、「キャラ付けのために強調しておくか」という判断だとおすると、お尻をドアップは、やや古臭いなと正直思いました。

 

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お風呂に入っていない浅見弘子の体臭をかぐ神永新二

浅見弘子が激務の中で、お風呂にはいっておらず、その体臭を神永にかがれる(物語上必要性があって)というシーンがあり、これも批判がありましたね。

お風呂入っていないというのは、いわば庵野秀明総監修のパーソナリティなところです。

若いころは、風呂にあまりはいっておらず、アニメーションに没頭していたらしいです。アオイホノオでも、ちょっと超人じみたシーンがありますよ。

 

シン・ゴジラでも主人公は激務のなかで、着替えられておらずワイシャツを交換するように、促されるシーンがあります。

風呂にあまり入れないというのは、シンシリーズのいわばエッセンスになります。

 

これ、批判するのであれば、「俺たちは風呂に入っているから、仕事が楽だといいたいのか?」って批判ですね。お風呂に入ることは、気分転換になりますから悪しからず。

 

浅見の体臭をかぐシーンですが、これはウルトラマンである神永と人間の浅見との間に生まれた羞恥心のギャップですね。

気になっている異性から匂いをかがれることが恥ずかしいと思う人間と、職務のためならなんとも感じない異星人のギャップです。

 

 

ほんらいは、ちょっとしたギャグシーンですし、どろどろの恋愛劇の昼ドラ「昼顔」で出世した、斎藤工さんにそういったシーンをやらせるという、ちょっとした遊び心ですね。

余談ですが、シン・ゴジラの主役の長谷川博己さんも、「セカンドバージン」という不倫のドラマで出世しましたね。何か不思議な縁ですね。

 

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巨大な長澤まさみを接写しているのは、セクハラとして問題か?

いよいよ大詰めです。

物語の中盤で、長澤まさみが巨大化して、街を歩くシーンがあります。

のちに動画などで、歩く巨大美女みたいな、報道がされており、そのカメラワークがあまりにも長澤まさみさんのボディに集中しているということで、批判されました。

 

ちなみに原作でも、女性隊員がメフィラス星人によって巨大化されています。

違いといえば、ミニスカートをはいているかどうかです。ただ、下からのアングルなんてほぼわかりませんでしたね。

 

 

何が、問題化というと被写体である長澤まさみさんのスタイルが、とても良いということです。

最近問題になった、日本経済新聞の月曜日のたわわの広告ですが、これも描かれている女性の身体が性的であると判断されて、問題になったわけです。

 

今回も長澤まさみさんほどの知名度と、スタイルの持ち主でなければ、巨大化シーンは、あまり騒がれなかったと思います。

特撮によくある、売り出し中の若手女優や、アイドルだった場合は、ここまで問題になったかどうか?

これは、ある意味、一線級で活躍する役者を起用したからこそ起きた炎上、問題だったといえます。

それに、巨大化した女性が街を歩いたら、SNSやyoutubeでやたら取り上げられますよ。

 

さて、今回は長澤まさみさんのシンウルトラマンにまつわる、セクハラ疑惑について、各シーンについて、いろいろと解説を入れました。

すべてがセクハラだとは思いませんし、誤解を与えるような描写があったのかな?と思うところもあります。

ただ、この問題は結局は、個人の価値観にゆだねられますし、現代ではツイッターでそういう指摘をする人がいても、良しとされています。

個人的な感想ですが、そういった視点を作品に持ち込むと、作品を楽しむことの妨げになるのにな・・・とは思わなくもないです。なんだか玉虫色の結論になりましたが・・・