超探偵事件簿 レインコードプラス ネタバレ考察 各章の犯人と評価 

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さて、発売からしばらく経過して、もとのswitch版は1年以上たっているので、レインコードの各章のネタバレと評価について語っていく。

目次ばれしないように、犯人や被害者に対しては見出しなしで記載する。

4章以降はかなり重大なネタバレが多数存在する。

このゲームはネタバレなしで遊ぶのが、一番楽しい遊び方であることは間違いないので、少しでも興味のある人は、ロード時間が激減しているPS5版を遊んでほしい。

 

少しでもアドベンチャーゲームが好きなら間違いなくハマる作品だ。

システムなどのネタバレを回避したレビューした下にあるので、よかったら読んでほしい。

ダンガンロンパスタッフが再集結 超探偵事件簿レインコードプラス ネタバレほぼなし クリア後の感想と評価 ダンガンロンパとの違いについて

 

 

それではここからネタバレ注意、できればクリア後に「そんなことあったな」と思い出したり、語り合う場として読んでほしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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第0章「アマテラス急行殺人事件」 トリック、犯人、被害者

 

ニューダンガンロンパV3に負けず劣らぬ衝撃の第0章。これが第0章?というほどの内容だった。

PV時点では、魅力的しかも大御所声優が多数配役された、超探偵の面々。今後もユーマと一緒に活躍するんだろうなと期待を寄せたのだが、その5人が全員、被害者あるいは犯人という結末…

 

「こんな次々殺人が起こるのか…」と驚愕した。

ダンガンロンパでできなかった大胆なトリック、仕掛けを起こしたということで、間違いなく素晴らしいつかみだった1章。

しかも、全編通してもジルチはかなり有能な人物だった。保安部のトップのヨミーの命令で、暗殺をしていたが、本人にとっては楽しい日々だったらしいことから、かなり欠落した人物だったのだろう。

 

ただ、暗殺者としての腕は一流で、唯一のミスはユーマを甘く見ていたことだったろう。保安部と結託して、下車後すぐにユーマを拘束するというプランは完璧だったが、まさかユーマが死神の力を使って、時を止めて捜索し、さらには自分の命を奪えるとまでは思えなかったのだろう。

ちなみに、ジルチの公式絵からも彼が偽物であると推理できる部分があり、動物を使った能力にも関わらず、連れている動物に嫌われており、毛皮を身にまとっている。

 

最初の紹介も超能力が動物の声が聞こえる能力なのに、動物を連れてこなかったことから、どれだけ不用心なんだよと思った。

トリックは、列車の切り離しにより、5両編成であることをユーマに錯覚させたもの。

特にエイフェックスは死体を移動させられ、ジルチの死を偽装するために特に入念に焼かれている。

 

さらにのちの仕掛けのために、なぜ4人を焼死体にしたのか?という理屈も理にかなっている。

それにしてもジルチは単独で外に出るのだからすごい覚悟だ。

被害者 メラミ、プッチー、ザンゲ、エイフェックス

犯人 ジルチ・アレクサンダー(偽名?)

 

 

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第1章「連続密室殺人鬼クギ男」 トリック、犯人、被害者

連続密室殺人、結構見ていて記憶に残りそうな、凄惨な死が見られた。

4つもの密室殺人の現場を見るというのは、精神的に来るものがある。

4つの密室殺人すべてトリックが違い、なんと3つ目の殺人はクギ男のファンで模倣犯だったというオチ。

 

犯人は教会の神父で、アマテラス社によって腐敗したカナイ区の権力者を陰では憎んでおり、正義の味方のように、権力者や悪党を個人的に私刑していった。

なぜそこまでゆがんだ正義を神父はもったのかはわからないが、少なくとも善良な市民を身代わりにして逃れようとしていたし

冤罪だったジエイが、保安部に連れ去れたら多分、死刑にされていたと思う。

 

個人的に最初はシスターが犯人だと思った。父がアマテラス幹部という怪しさもあったが、テグスをつかった犯行があって、テグスはギターなどにも使われるため、デスメタル好きのシスターが利用したのではと思っていた。ある意味、ミスリードだったかもしれない。

 

ちなみに時計塔の殺人はなぜ殺されたのかちょっと記憶にない

ハララ・ナイトメアと同行し、彼女?の特殊能力の過去視によって事件当日の現場を再現するのだが、凄惨な現場を4つもみるのはさすがにつらく、かなり多くの調査パートがあったため、テンポは正直よくなかった。

 

密室のトリックも衝撃を受けるほどの感動はなかった

 

被害者 4人

犯人 神父、信者

 

 

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第2章「暗黒少女の沈黙」 トリック、犯人、被害者

この章の目玉はなんといっても、ヒロインのクルミが登場したこと。

クルミの依頼によって、ユーマは、エーテルア女学院の演劇部に潜入することになる。

2つの事件が関係しており

みんなのアイドルだった演劇部のエース、アイコが言い争いをしたカレンによって殴打されて死亡。

 

カレンはアイコが自殺したように工作して、新しい劇の主役を射止める。

実は、アイコと仲が良かったが、事件のために険悪なふりをしていたのが、今回の犯人であるヨシコ、ワルナ、クラネ。なんとこの3人が共謀してカレンをリハーサル中に毒殺する。

 

巧妙に3人がそれぞれの役割を全うして、1人の犯人に誘導するようにして攪乱していたが、結構早い段階で「3人でないと無理じゃない?」って思うようになる。

これも2章の神父と同様に、3人が犯罪を免れたところで、アイコと仲の良かったクルミが犠牲になるから、それでアイコが浮かばれるのかなと思ってしまう。

ネットではかなり悲しい事件として取り上げられる。

 

直接手を加えなかったとしても、共謀した時点で、死に神ちゃんにまとめて処刑されるからだ。

カレンはアマテラス社の有力者が父にいたおかげで、詳しく捜査されなかったみたいだ。

 

相棒は変装の達人、デスヒコ・サンダーボルト。骨格までも完全に変えてしまう能力を持っているが

探偵といっても備考や偵察専用であり、殺人現場の調査は全くできない。

また無類の女性好きで、のちにデスヒコのナンパによる尻ぬぐいをユーマはさせられる。

 

というか、科学室に即死する劇薬をおいているエーテルア女学園って・・・思ってしまった。

 

被害者 アイコ

犯人 カレン

被害者 カレン

犯人 ヨシコ、ワルナ、クラネ

 

 

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第3章「探・偵・失・格・」 トリック、犯人、被害者

ヒューマンドラマもはいっていた2章とは打って変わって、この3章の犯人は文字通りのクズだった。

ヤコウの事務所だった潜水艦が、ヨミーの奇襲によって爆破されて、ユーマはアマテラス社の最高責任者のマコト・カグツチに引き取られ、そこから事務所に戻ろうとしたところをレジスタンスに拉致される。

 

なぜヨミーから奇襲されたのに、とりあえず探偵事務所のあったところに戻ろうとするのかは危機管理能力がなさすぎる気がするが…

そこにはシャチというレジスタンスのリーダーの指示で、街の4か所に保安部の不正を暴くための、監視カメラ設置を命じられる。

4つ設置したとに、設置したカメラは実は爆破装置で、ユーマはテロリストとして保安部に追われる、その混乱に乗じて、犯人である運び屋のイカルディは、シャチを射殺する。

 

イカルディは別の地区で、浸水事故を起こしており、爆破テロの責任をすべてシャチになすりつけ、自分は水位があがった状態で得意の水泳を駆使してすぐに逃走。

密室状態を作り上げ、錯乱させた。

アマテラス社からの差し金かとおもったが、単なる内ゲバだったという話だった。

 

相棒はフブキ・クロックフォード。天然発言が多いお嬢様だが、数秒前の時間に戻れるという破格の能力をもっており、時を戻したときに記憶を引き継ぐことができるので、都合の悪い未来を消すことができる。

ただし、時を戻すごとにかなりの体力を消耗する

 

被害者 シャチ

犯人 イカルディ

 

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第4章「キミのすべてが0(零)になる」 トリック、犯人、被害者

おそらく多くのプレイヤーが、驚き悲しい気持ちになった話。

探偵事務所の所長でユーマたちをサポートし、人望のあったヤコウがユーマたちの超探偵能力を借りて、ウエスカ博士に復讐をした。

 

ヤコウは、数年前にアマテラス社の研究員だった妻がいて、妻はウエスカ博士の違法な実験による不正を暴こうとしたが、ヨミーとウエスカに殺されてしまった。

ヤコウはユーマたちを利用して、ウエスカの研究室までロボットにのり、忍び込んでいたが、遅効性の死が確定する毒を吸い込む必要があったり、フブキの能力があるとはいえ、高圧電流になんどもかかって死を体験したり、まさに決死の覚悟だった。

 

30分後に死が確定していたため、ウエスカ殺害後は、フィンクという殺し屋を雇って、自分を殺させた。

相棒は小説好きで常に寝ているような状態のヴィヴィア・トワイライト。ヴィヴィアはあえてユーマを妨害してきたが、それは超能力の幽体離脱をつかって、なんとなく事件の犯人がヤコウだと予想していたからだ。

 

しかし、死後のヤコウの言葉と、ユーマの覚悟を目の当たりにし、真実を受け入れようとする。

 

ウエスカ博士は、ヨミーとともにカナイ区最大の謎であるホムンクルスの研究成果を外に流して大金を得ていたが、嫌気がさしカナイ区から脱出を試みていた。

その妨害として、ヨミーがヤコウを利用して殺害。さらにそのヨミーを告発するために、マコトはフィンクとヤコウをつなげていた。

 

ちなみに、フィンクは事件が終わった後、マコトに殺されている。

 

被害者 ウエスカ博士、ヤコウ・フーリオ

犯人 ヤコウ・フーリオ、フィンク

 

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第5章「そしてボクもいなくなった」 トリック、犯人、被害者

冒頭から驚愕のバイオハザード、SIREN状況

 

これはカナイ区最大の謎である、ホムンクルス実験による弊害だ。

カナイ区は、統一政府とホムンクルス研究で争っていた。人工的に人を作れ、さらには不老不死であれば、軍隊としてこれほど脅威的な存在はない。

 

しかし、統一政府も唯一の成功例は世界探偵機構のナンバー1のみという結果。

カナイ区は適合者を探すために、住民全員の血液検査を図り、ホムンクルスを大量に作るが、一部のホムンクルスが凶暴化して、カナイ区の住民は全滅する。

 

入れ替わったホムンクルスも死亡すればゾンビのようになって、狂暴になる。また日光も狂暴になるスイッチだったので、マコトは強制的にカナイ区を雨の状態にした。

 

また、ホムンクルスは人肉を食料としているので、ナンバー1のホムンクルスだったマコトはその立場を利用して、世界探偵機構がとらえた死刑確定の凶悪犯を肉まんにして提供していた。

 

フィンクに手をかけたように、マコトはホムンクルスを生み出さないこと、残されたホムンクルスを守るために全力をかけており、彼なりの正義は確かにあったかもしれないが、多くの人間に手をかけている。

 

同時に、ユーマがオリジナルのナンバー1であったことが明かされる。カナイ区の謎を解くために、ナンバー1の立場を利用して、死に神ちゃんと契約したのだ。

本物のユーマ・ココヘッドは、なんと列車に潜伏していてカナイ区にいって、料理屋を営んでいた。そして、人肉でなくてもホムンクルスたちを抑える特性のエキスをつかったラーメンを開発していた…もしかしたら超探偵以上に世界を救っている。

 

ナンバー1は、マコトの誘導通りに謎迷宮にはいり、その中でマコトに殺され、入れ替わられる予定だったが、それをはねのける。

しかし、ナンバー1が下した決断は、マコトが謎迷宮から戻って、住民たちに真実を伝えることだった。

ナンバー1を助けるために、死に神ちゃんは非常口をつくるが、それは死に神ちゃんとナンバー1の永遠の別れを意味するものだった。

 

ダンガンロンパ同様に最終章は、これまでの事件の全容を明かすものであり、明確な犠牲者、犯人は設定されていない。

 

 

 

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レインコード ミステリーゲームとしてみた完成度

一通りの事件を紹介したので、逆転裁判やダンガンロンパの精神性を受けついだ最新作の本作について振り返ってみる。

最近は逆転裁判の新作が出ていないので、アニメキャラで展開されて、章立てていて、ミステリーとして秀逸な作品がなかなか出ないのが悲しい。

 

スマートフォンの絵だけでいいので、もっと出てほしいと思うし、出るならこのブログで積極的に取り上げたい。

衝撃度は、0章と4章かなやっぱり。

すべて終わった後で、0章の犯人の行動力の異常性もすごいし、復讐のためとはいえ、何度も死を体験する4章のヤコウの覚悟もすごい。

 

ダンガンロンパの衝撃的なエピソードを足し合わせたようになっているけど、プレイするとレインコードならではの新鮮味と面白さがあって、そこはかなり評価できる。

 

あと2本ぐらい遊びたいミステリーゲームがあるので、また近いうちにプレイしてレビューする予定なのと、レインコードのサブストーリーや、特典のハララ・ナイトメアに関する小説も紹介予定。