第一三共ヘルスケアによる「ぺラックT錠」(以下ぺラック)を紹介しましょう。過去にテレビCMもされ、喉の痛い人にとっては、選択肢の1つとしてあがる医薬品になっています。
実際に使用して、どのような効き目を発揮するのか?そして使用する上での注意点などをまとめてみました。
このブログでは、ドラッグストア店員で登録販売者の筆者が、ドラッグストアで購入できるおすすめの商品、成分内容、効果的な使い方などを紹介しています。よろしければほかの記事もご覧ください。
※この記事は2022年7月に更新しました
ペラックT錠 主成分 喉の痛みや口内炎に
あ~朝起きたら、喉がはれている・・・喉が痛い・・・
そういう時は、アズレンが入ったトローチやスプレーを以前お勧めしましたが、今回は錠剤を使ってみました。
主成分は
トラネキサム酸
炎症やアレルギー症状が起こっているとき、体内で異常増加している酵素(プラスミン)をおさえ、口内やのどにおけるはれ、痛みなどの症状を改善。
カンゾウ乾燥エキス
生薬。炎症を抑えるグリチルリチン酸を主成分としている。
ビタミンC、B6、B2で皮膚粘膜を正常化に導く
抗ヒスタミンが含まれておらず、ピンポイントに喉の炎症を抑えるスペシャリストとして作られています。
総合かぜ薬にトラネキサム酸が含まれているものもありますので、併用はやめてくださいね。
(喉が痛み止めを主とした総合かぜ薬。イブプロフェンが医者の処方薬と同容量含まれ、トラネキサム酸も入っています)
7~15歳の小児も扱えます。(1錠を1日3回)
18錠と倍の36錠で販売されています。
さらに、人気の高さゆえに、54錠も発売されています。ご家族が喉の痛みに悩まれている方もいるので、検討してみてください。また、ドラッグストアによりけりですが、ジェネリックも発売されています。お近くの登録販売者などにお聞きください。
実際に服用してみた 喉の痛みをしっかり抑えるが、抑えているだけなので、身体はちゃんと休ませよう
朝起きて、唾をのみこんだら、喉が痛いタイミングで使いました。
服用して、30分ほど経過すると、喉の痛さがだんだん弱まってきました。
1時間立つ頃には、何もなかったかのように唾をのみこめます。
服用のタイミング、僕の健康状態によりけりでしたが、1回の服用で少なくとも6時間ぐらいは、効果が持続したのではないでしょうか。
3時間後に大事な会食があるとか、声を使った仕事をどうしてもしないといけないって場合は、いいかもしれないですね。
(声優を起用したネットCM、うまいな~)
しかしながら、のど飴やアズレンのように服用して、徐々に炎症をおさえていくものと違って、「痛み止め」という印象が強く、速効性はあるものの、次の日の朝はしっかり痛みが戻っていました。
喉の痛みがあるということは、症状が改善されていないということで、喉だけ症状が治まるよりはいいかなと思います。
瞬時に喉の痛みを忘れたいときはお勧めです。しかし、根本的に治癒しようとおもったらしっかり休んで、体力をつけてくださいね。お大事に。
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のどが痛いときは 錠剤?スプレー?トローチ?うがい薬?漢方どれがいいのか?
のどが痛い場合の第一選択の市販薬として、ペラックはよく選ばれていると書きましたが、では錠剤、スプレー、トローチ、うがい薬どれがいいのかという点について、少し考えてみます。
まず、スプレー、トローチ、うがい薬の主成分はアズレンが使われているケースが大半です。
味覚に個人差はあるものの、アズレンはちょっとした甘さや清涼感があって、万人が親しみやすいフレーバーになっています。
また、スプレーやトローチの場合は、場所を選ばずに服用できるため、出張が多いとか、旅行先のトラブルの場合は、スプレーやトローチのほうが、使いやすいという利点があります。
(AZと略されていることが多いです)
個人的には、炎症をおさえる成分が複数入っている場合の多い、錠剤や漢方のほうが、効き目は早いと感じましたが、使用するのが面倒だったりする場合は、アズレンを使ってみるのも、良いと思います。
日常的に売られている商品なので、ドラッグストアごとのPB品が充実していたり、有名な企業であっても価格競争で、比較的安価に値下げされているのが、喉の痛みの医薬品になります。
成分をしっかりみながら、選べるようになるといいですね。