何気なく書いた郵便局の期間雇用社員の記事がなぜか読まれるようになってしまったので、調子に乗って、もう少しわかりやすい、期間雇用社員と正社員の差を書きたいと思います。
ただ、重ねて言いますけど
これは、2018年までの筆者の主観に基づく情報です。局や年代によって環境やルールは絶えず変化しています。
今回は、僕が期間雇用社員として5年働いて「ちょっとこれは理不尽だな・・・」と思ったことを列挙しました。
ボーナスに偉い差があるとか、退職金が全く出ないとか、そういう当たり前の話はしません。フルタイムになれば、全く同じ労働をするのだから、同一労働同一賃金にしてほしいというのは、本音ですけどね。
夏休みと冬休みの量
前回、社員は計画年休という絶対にとってもらう年休があるという話をしました。一方で、期間雇用は、年休こそ与えられますが、消化が絶対ではありません(○○年いないに○○個消化などの規則はあるみたいですけど)。
そのため、僕のように転職して20個ぐらい年休を残すと、その20個が丸ごと無駄になります・・・(転職先とダブルワーク状態になるため)
加えて社員には、夏休みと冬休みが3日ずつほど設けられています。詳しい期間は、聞きませんでしたが、閑散期に入る1月~2月、8月にとられるケースが多いです。
期間雇用にはそれがないため、激闘の7月、12月の繁忙期が終わっても、通常通り働く必要があります。
繁忙期は身体と精神に鞭を打ちますが、それが過ぎると放心状態になり、この時期はある意味、鬱高確率状態といってもいいので、意外とキツかったですね。
ちなみに、課長の立場でありながら、繁忙期の一番つらい最初の1周目に集中して、年休を入れている課長がいました。
「そんなの権利だろ」
と言われたら、こちらも反論できませんが、何十年も働いて、甘い汁もすすっておいて、繁忙期だけ逃げるというのは、社会人としてどうかと・・・
まぁ、そういうことで逃げる人ですから、仕事のレベルも・・・お察しです。
※僕が辞めてから、無期雇用社員のアソシエイト社員は、夏と冬それぞれ1日ずつの休みが付与されるようになりました。働かないと給料は増えないけどね・・・
正月の祝日手当
期間雇用であっても祝日手当はつきます。詳しい計算はわかりませんが、おおよそ1日2600円ぐらいでしたかね。深夜手当とともに、バイトにとっては貴重な手当です。
正月になると三が日・・・三日全部手当てがつくと思うでしょ?
ところがどっこい(一条が出てきそう)
社員は3日すべて手当てがつきますが、バイトは1日だけなので~~~す
まぁ「手当が全くつかねぇところだってあるんだぞ」って反論もあるでしょうが、あくまで郵便局の中の比較ってことで勘弁。
加えて、三が日になると内務は極端に人が減ります。ほぼバイトだけで動かしているって日もあります。
僕は、過去に再配やりながら、支店間(配達できなかった商品のやりとり)、そして差立てと3業務こなし、オーバーワークで、レターパックの夜間再配をすべて出し漏れるという事故を起こしてしまった経験があります。
人員を極端に少なくするなら、一人当たりの手当てを見直すべきだと正直に思います。
だいたいこんなところでしょうか
「え?案外少ない?」
まぁ、内部にいるとボーナスをほぼすべて、年賀状やカタログにつぎ込んでいる社員さんを何人も見てきてますし、迷惑をおかけしているので、パッと思い浮かべて明らかに「ねぇな・・・」と思ったことばかりです。
これから世間の流れにそって、非正規の待遇と給与は少しずつ上がり、社員のメリットは少しずつ落とされて、調整という流れになるでしょう。
この時点で、すでに非正規と正規のたたき合いが勃発しています。
そんなことするなら、無駄な広告費・・・
例えば、年賀状に某トップアイドルの起用をわざわざ行う必要があるの?と思うわけです。
実際、フルタイムで働き続けて何十年もたっている人はいますし、30代後半から40代前半でようやく社員になる方もいます。
フルタイムで働いた場合、課せられる負担は社員と変わらず、パートタイムは肉体疲労重視でしたが、フルタイムは精神疲労が伴います。
バイトでしたが、何回集配の課長に直接、直談判したか・・・
気性の荒い、委託業者に説得を試みたか・・・(いい人もいましたけど)
内務のフルタイム勤務は、前回の記事で書いたように、巡り合わせの部分が多いですが、決して幸運ばかりではないということです。
深夜勤務なら、いきなりフルタイムに入れますが、深夜勤務はほぼフリーターで構成されているケースがあります。
その場合、仕事の不出来で人間関係が構築されてしまう懸念がありますので、体力もさることながら、精神のタフさも必要ですね。
まぁ、余裕があれば、時間帯ごとのインプレッションもコンプライアンスに抵触しない程度に書きます。
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