郵便局の期間雇用社員を辞めた理由 スキル、給与への不満ではなく担務だったという話

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ブログで郵便局の期間雇用社員(小包)の話を書いたら、アクセスが続き、メールでも質問されることが多くなりました。これからは、体験談をベースにいろいろ話そうと思います。今回は「なぜ辞めたか?」に絞って話します。
多くの方が入りやすい仕事なので、現役で働いている人や、これから働くことを考えている人への参考になればと思います。

 

郵便局については、ブログにいろいろまとめているので、よろしければ参考にしてみてください。

 

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期間雇用社員を辞めたのは、スキルや給与ではなく深夜勤に入れられそうになったから

僕が、郵便局の期間雇用社員を辞めた理由ですが、担務の安定感がなかったからです。

これは、社会保障や給料という待遇面ではなく、職場環境や条件の安定です。

ある日突然

「司君、深夜勤が減っているから、深夜勤にいれようと思う」

僕は、明確に反論も賛同もしていなかったのですが、話がトントン拍子に進んで

「総務に確認したけど、深夜勤で働いても問題はないよ」

当時は、郵便局の正社員しか残された道がないのなら、その道もいたしかたないという話はしていました。ただ、期間雇用社員という立場で、無理に深夜勤を入れる理由もないと考えていました。

 

 

実際に、僕よりキャリアのある期間雇用社員は、社員と同じような担務で回っていました。

  • 早朝(6時から15時ぐらい)
  • 夜勤(12時から20時ぐらい)
  • 深夜勤(22時から8時ぐらい)

小包や通常郵便は24時間稼働なので、社員であれば特別な家庭の事情がない限りは、ぐちゃぐちゃに担務が入れられます。

毎月、朝、昼、晩を混ぜられて、家庭もお持ちの正社員はすごいな・・・と尊敬します。

 

精神的にタフで、仕事もそつなくこなせて人望のある人ばかりでしたが、ストレスや生活リズムの乱れは避けられないようで、うまく眠れなかったり、休日や仕事終わりにパチンコを打ちに行って、散財することになったりという話を聞いたことがあります。

ストレス耐性の低い自分であれば、簡単に負のスパイラルに陥ってしまうなという危惧がありました。

 

僕の1年下の後輩は、真っ先に「人が少ないなら僕が深夜勤やってみます」と手を上げました。

そう後輩が宣言した手前、逃げられないじゃないですか・・・

でも、深夜勤にゴーサインを出すと、夜勤明けの休日は実質職場にいるわけで、生活リズムも狂ってくるので、こうしてブログを書いたり、ゲームをして余暇を過ごす余裕がないです。

期間雇用社員で勤める以上、会社と運命共同体のつもりではないです。

早朝も組み込まれてしまったら、早起きするために大好きな夜更かしができない(笑)

そういったプライベートな時間を確保したかったのです。

現在の職場は、拘束時間こそ長いですが朝から晩まで働くという時間は一定なので、まだ自分の中で公平感があります。

 

せっかくの休日も、たまったストレスを解法するために、ギャンブルで浪費するでしょう。

実際、期間雇用社員は現在の担務でスキル評定を受けるのですが、深夜や早朝で働くと当然あたらしいことも次々と覚えるわけですが、そちらの習熟度は加味されません。

夜勤でAランクの習熟度ありならそれ以上、給与が上がりません。ただ郵便物の区割りが一定以上の速さだとボーナスが得られるという話は聞いたことがありますが。

待遇的には、ボーナスも少額ながら獲得でき、社会保障も正社員に近い形で受けることができます。

 

 

ただ、給与のベースが低く、時給制のなので波が荒いという前提は変わらないため、そのトレードオフとして

  • 年休は周りに憚らず自由に取れる
  • 働く時間帯は一つだけ

というこだわりがいつしか自分の中に生まれました。ちなみに年休も人がばたばたと辞めていった時期には、年休を取る代わりに別の日で廃休になるので、1か月の休日は変わらないという形でした。

 

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そして、「転職」という選択肢を取った

転職を決意したのは、2018年の春先で、28歳でした。

あと数年で、30歳になって転職市場では不利に働くことを危惧して、転職エージェントを活用して、転職先を探しました。

ちなみに、転職先は現在のドラッグストアになります。

転職の経緯や詳しい内容は、下記の記事で詳しく記載しておりますので、よろしければ参考にしてみてください。

(今回の記事は、郵便局を辞めた経緯を中心に書いていますが、リンク先の記事は、実際に行動を起こして、転職エージェントはどのようなサポートをしているのか、を具体的にまとめています)

退職届を書いたり、年休の調整をしたりといろいろ事務作業が挟まりました。最も心労を抱えることになったのは、周りに伝えることですね。

「正社員になったのだからもっと喜べよ」と逆に励まされるほど、当時の自分は申し訳ない表情をしていたのだと思います。

「正直、やめてほしくなかった」という声ももらいました。

郵便局の普通局では、待遇について不満もありましたし、転職したということは最終的に、郵便局で一生働くことに自信や、信頼がなかったからです。

しかし、一方で多くの人と職場内でかかわることで、人間関係についての「いろは」を学ぶいいきっかけになりました。

1~2年、人生経験として働くことを考える人は

「なぜ郵便局で働きたいのか?」

「郵便局で働くことで何を得ようとしているのか?」

生活のため以外の人生の糧として、どう影響するかを考えて働くことを考えていただけると、この記事を読んでいただいた意味もあるでしょう。

 

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年末バイトから期間雇用社員になるケースが一般的

これから年末に向けて、年末バイトを募集している郵便局は多いでしょう。

年末バイトから期間雇用社員のパートタイムになる人は多いです。見込みのあるバイトには社員から声をかけることも多いです。僕も近所の普通局で「このまま働かない?」と誘われましたが、当時は秒で断りました。

はじめから期間を決めて、パートで働くのならいいと思います。年末はお歳暮や年賀状で忙しいのですが、2月あたりになると物量がおさまります。目の前にある作業が一年通して続くわけではありません。

 

 

ただ、人員が少なくなると新しい人員を積極的に募集・・・というわけではなく、部長の判断や支社からのお声によって採用をかけられるか決まります。

現状維持を言い渡されたら、現状の戦力で残業を続けたり、4時間のパートタイムを6時間、8時間にあげることでカバーという形をとることがあります。(もちろん確認はとりますが)

意志力がある人は、自分が働く担務の線引きをしっかり決めることができるでしょうが、意志力がない人も、自分の働いている環境がずっと続くわけではない。これを肝に銘じてほしいです。

 

 

余談ですが、クビになるケースは少ないです。遅刻を何度も繰り返すとか社会性にかけることをしないと部長から言い渡されません。

ただ、郵便局は遅刻に非常に厳しい会社なので、そこは要注意ですね。

ただ、8時間の期間雇用社員で働き続けて、身に着けた社会性やスキルが全くないわけではなく、郵便局で働いた5年間があるから、今も働くことを継続できているのは間違いないので、感謝しています。