まぁまぁ昔の話ですけど
郵便局の非正規社員で、1回遅刻をしたら基礎評価のみならず、スキル評価まで下がってしまって、減給食らったってニュースがあったので、それについて語りたいと思います。
まず、郵便局は遅刻に対して、結構重いですね。
現場次第といったらそれまでですが、1~2度なら、上司がいろいろ計らってくれることもあります。
ただ、部長クラスとかに判明したら、始末書は免れませんね。他の職場なら叱られることはあっても、始末書までつながるというのは、あまりないかもしれませんね。
もちろん、便や配達という時間にシビアにならなければならない仕事ですが、同じ仕事に複数人いるなら、カバーしあったり、そのぶん繰越で働ければいいんじゃない?って思うんですけどね。
基礎評価が下がるのはやむなしですが、非正規であれば、正社員登用試験も受けられません。
現在は半年に1回のチャンスが設けられているらしいですが、数年前までは1年に1回で、半年以内に始末書を書いた経験なしという条件付きだったので、相当ハードなんですこれが・・神経がすり減ってましたね。
近畿支社は当時・・・
「非正規のスキル評価は適正に行っている」
と回答しているみたいですが、スキル評価の裁量って、現場の部長が握っているんですよね。
一応、非正規社員が自己評価して、そのあとに課代?課長?が客観的に評価を下しながら、面談して、最後は部長が決めるって流れです。
部長によって、スキルの裁定はまちまちです。
知恵袋に書かれているように、習熟度Aは○○人、習熟度Bは○○人って決めている部長もいるかもしれませんし、全く決めず、勤続年数を配慮してあげる部長もいるかもしれません。スキルと関係はないですが、営業の成績が優秀な非正規には評価を甘くするかもしれません。
一つのミスで、一気に2段階下げられてしまって、部長に掛け合うも
「しばらくはスキルは戻せんぞ」
と言われて、辞めていった同僚もいました。
それでも郵便局ってネームバリューと、非正規であっても、少額のボーナスや社会保障がつくというありがたさで、あとから入る人は多いんですよね。
時給はそこまで高くなくても、一度「社会保障にはいっている」という安心感をもってしまうと、なかなか抜け出せないのです。厚生年金を払えるバイトも少ないしなぁ・・・
僕は始末書を書かされることが多かったので(うっかり屋です・・・)、基礎評価を下げられることが多かったですね。
-10円でも、月額2000円ぐらいで半年にしたら1万円近い損失なんですよね。年収が少ないと、それが命とりになりますね。
ただ、スキルが下げられるってよっぽどのことですね。
一番ある例としては、百貨店やお客様に多大な迷惑をかけて、局長室に直接呼ばれるレベルのミスをした場合や、前の部長の評価があまくて、本当はできないのにできる扱いされて、変わった部長が下げるというのが多いです。
基礎評価でも手痛いのにスキルを下げられたら、正直どうにもならないですね。
あくまで、僕の推測ですが、スキルを積極的に下げてくる部長は、営業のノルマもキツイと思います。
おそらく、ストライキの本場であるフランスなら、頻繁にストライキ起こっているかもしれませんね。
ただ、数年前にこのような事例で、和解につながってスキルが戻ったり、金額が払われたりって「結果」が出たことは、驚きですね。
テレビに映ってまで、訴えるのってかなり勇気が必要だったと思います。
多くの非正規は「でも遅刻したからな・・・」って後ろめたさがありますから。
ちなみに僕は、スキルが一向に上がらず、ミスもほとんどなかったり、一人で現場を仕切っている日が多かったのに、「まだあげられないね」と言われて、カチンときて転職しました(笑)
一番つらいのは、習熟度トップの「Aあり」まで行ったら、どれだけ頑張っても、最低時給があがらないと給料が増えないので、仕事へのやりがいがガクンと落ちることですかね。
周りの元同僚もAありになりましたが、「仕事がつまらない」とぼやいています。
僕も今の仕事が面白いわけではないですけどね(笑)