ぱちスロ実践動画のジャンバリの「ういちの放浪記」でベテランライターのういちさんが、パチスロモンハンについて、語った騒動と、モンハンがその後パチスロ業界に与えた影響を赤裸々に語られたので、まとめました。
ういちさんのことを全く知りませんでしたが、今回のモンハン騒動を機に、かなり業界のことを考えるようになりました。
パチスロ動画を見ることが好きなので、モノ申せるレベルではありませんが、ブログで不定期に取り上げています。
最大規模の移籍話
システムとして面白いですが、行列にならんで、サンドにお金を直接いれるまでが、依存のはじまりなわけですな。
ういち氏とモンハンについて簡単なあらすじ
放浪記は2008年の秋からスタート
当初はジャンバリのイベントが出ているかを調査するというのをジャンバリの雑誌で書くというコンセプト
ういち氏のスケジュールは決まっていても、収録する店が決まらなかった。そこまでして続ける意味はないから「さっさと終わろう」という流れになった
ギャラは11年の歴史で、一度しか上がっていない
人気がなくなったから終わった
最近のパチスロ雑誌が、妙に「モンスターハンター 月下雷鳴」の数値や特集が組まれている
過去にモンハンは、「雑誌でとりあげるな」というかん口令があった。
カプコンかエンターライズ(カプコンのパチスロ関連を製作している企業)の誰がいったか分からないが、動画や雑誌のチェックが緩くなった
過去に鬼武者の女性キャラの水着アップ演出に「いいね~」というある演者がいったら、カプコンかエンターライズが「けしからん、カットしろ」と一声があったらしい
それにういちが仲間内で「おかしいんじゃない?」と疑問をなげかけると、仲間に火がつき
「モンハンあつかっていこうぜ」という流れになった当時、モンハンメインで扱うことはNGだったが、立ち回りでモンハンを扱うことは看過されていた。それを利用して、1000円ジャグラーうって、その後モンハンを打つという対策を
当時は
×ブタ○ブーギー
×ネコ○アイルー
×恐竜○大型モンスター
×倒せ、やっつけろ○討伐せよいうべきことが、決められていた
律義にチェックをだしても、回答が1か月以上かかることもあり、動画で扱うことをやめた。
ういちは、メーカーから呼び出しを食らったが
「一度もプレイしていないユーザーからしたら、ネコやブタにしかみえないわけですよ。モンハンをプレイしたことがない人もパチスロの面白さに触れる機会があるから、それを伝えたい」と反論しても、「言い方が悪い」と怒られる最終的に、ういちが所属している雑誌のチェックは受けないと言われる。事実上、カプコンからの掲載拒否、さらに持っていた連載も降りる結果に
そこまでしていたにも関わらず、もう「ネコ」「ブタ」と呼称していいし、数値まで出ている・・
いままであれだけ厳しくされたものを、OKにされたから簡単にのせてしまう
旬が過ぎた台をわざわざ載せるほど、ネタがないんだな・・・
この上記から、パチスロ雑誌業界に「もうおわっちゃってるのかな~」とため息
モンハンを当時、メディアがほぼ扱っていなかったのに、モンハンは評価を受けて、ホールでは導入され、満席状態であった
その現状を踏まえて、メディアが「おもしろい」と盛り上げても、あまり意味がないのかなと。
2014年から、動画を見て、パチスロを打たず満足する人が多かった。逆に動画で全くでなかったモンハンは自分で打たないと体感できないから人気がでた(スタッフの考え)
ういちは、雑誌ライター側の人間として、雑誌で得た知識を動画でしゃべると、動画が先行して出てしまうから、あえて発言を控えていた(雑誌の売り上げを妨げる)
時代が変わり、雑誌メディアも動画で積極的な情報発信をするようになり、動画でしゃべらないことで「ただの情報を知らない人」というレッテルを貼られるようになった。
新台のサイクルが早くなり、勉強して発信する意味がなくなった
空気を読みまったくトマトをださないスーパーリノ・・・・
パチスロ雑誌の役割は何なのか? モンハンから考える
素人からみたらなかなか面白い内容ばかりの動画でした。
動画を見る時間がない人は、ういちさんがブログでも同じようなことを記事にしているので
この手の動画は、サムネイルのインパクトばかり重視して、蓋をひらいたら中身がすっかすかか、話しても5分程度ってものばかりでしたが、ほぼ全編にわたってこの手の情報というのは、びっくりです。
現在、ういちさんは、ボートレース関連の動画を中心にアップされていますし、有料メディアでは今後も打ち続けるみたいです。
さて、モンハンの対応ですが、PSPの2ndから3rdの流れは、まさにPSPの売り上げを牽引するレベルのモンスタータイトルで、社会現象を起こしました。
(モンハンは結構面倒くさいゲームです。だからこそネットでつながることと、ローカルの情報交換の相互性がよかったのかと思います)
3rdのリリースが2010年で、月下雷鳴が2014年です。そのため、月下雷鳴が出てもまだ学生である人が一定数いて、パチスロが打てないことを考慮しての情報統制・・・だったのかもしれませんね。(ゲームセンターでは打てますが)
好意的に考えれば・・・ですが。
そもそも、鬼武者や他の作品にまで情報統制がかかっていたので、お偉いさんが、「うちの作品に誤解を与える情報は許さん」ってスタンスだったのかもしれませんね。
この手の情報は1GAMEでも取り上げられています
カプコンは、自社でハードを開発していませんが、サードパーティーとしては、すべてのハードメーカーが無視できない一流企業ですから。
現在では、記録的ヒットを飛ばした深夜アニメが、どんどんパチスロ、パチンコに版権が流れ、大学生から20代という若年層の盛り上がりも見せています。遊技人口は減っていますが、情報の交換量は、ネットの加速もあって上昇していると思われます。
カプコンが譲歩したのは、パチンコ・パチスロの流れを感じ取ってかもしれませんし、「ゲームメーカーが版権を譲っている」という殿様的な考えを刷新しようとしたのかもしれませんね。
より深刻なのが雑誌側の態度ですね。
僕も、たま~~~~~にパチスロ攻略雑誌は買いますね。最新機種の特徴や画像は、ネットの情報よりしっかり乗っているからです。
しかしながら、3~5時間ぐらい収録されている実践動画は、1分も見たことないですし、しばらく開いてみるといつものように
バジリスク絆 設定1と設定6実践データ
っていうのを何度もやるんですよね・・・
ホールは、新台を導入し続けないと客が定着しない青色吐息なのに、雑誌はなぜ同じ定番の台の数値や実践ばかりを流すんでしょうね。
ゲームで例えるなら、延々とゼルダブレスオブザワイルドを取り上げるようなものですよ・・・神作ですけどね。
雑誌が、ムーブメントを作り上げようという気概もなければ、それを頑張ったところで、結局打ち手の判断にゆだねられるから、簡単にムーブメントは作れないという現状を物語っていますね。
ではどうするべきか?
僕個人の意見ですが、メーカーやホールの意見とか考えがインタビューで凝縮された雑誌が読みたいです。
いわゆる「ファミ通」のような「ゲーム雑誌」ではなく「ゲーム業界誌」へのシフトですね。
ういち氏も指摘されるように、雑誌という媒体で「最速情報」を載せることは難しい世の中になっています。
「解析情報」っていうのが重んじられていましたけど、それを本気で探る人よりも、カタログ的に台の簡単な特徴だったり、業界インタビューって専門誌としての役割のほうがもとめられているのでは?
実は、そういった動画はYOUTUBEでもしっかりみることができるんですけど、収集できる雑誌ならではの特性をいかして、一度かったらまた読みたくなるような内容がほしいですよね。
現状のままなら、絆が撤去されたらどうするんの?って話ですから。
なにかと、規制や話せない内容があって、雑誌より、それを判定しやすいメーカーやホールが直接情報発信したほうが早い。
芸能人が、結婚をリポーターを介さずにSNSやブログであげるのと同じですよね。
では、雑誌ができる役割とは何か?独自性はなにか?それを突き詰めていかないと、常にこうした受け身の内容が続いていくのではないでしょうか。