医薬品は用法・用量を守らず服用した場合は、薬物になります。今回は、そのパターンとしてとても有名な、コデインを主成分とした
エスエス製薬
新ブロン液エース
せきがひどくなったので、こちらを服用してみました
とにかく上記の理由によって、ネガティブな記事が多く、「ブロンに人生を狂わされた」・・いやいやODしたあなたの責任でしょと言いたくなるような記事もあるので、適切な場面で使う記事を書こうとおもった次第です。
この記事は2024年2月27日に加筆修正しています。
新ブロン液エースはどのような医薬品? 咳止めと成分
成分はこちら
ジヒドロコデインリン酸塩
せきの中枢に作用して、発生を抑える
グアイフェネシン
気道粘膜の分泌機能を高め、たんを薄め排出を促す
クロルフェニラミンマレイン酸塩
アレルギー性のせきを鎮める
無水カフェイン
他成分の機能を助ける
1日3回食後に服用で、服用間隔は4時間あけてください。
15歳以上は10ミリですが、12~14歳は6.6ミリ、そして12歳未満の服用は禁止されています。
ジヒドロコデインリン酸塩は、総合感冒薬にもよく含まれていますが、12歳未満の服用は軒並み禁止されています。子供用のシロップにも「ノンコデイン」と記載されているぐらいです。
コデイン(CODEINE)=メチルモルヒネ(METHYLMORPHINE)
エスエス製薬で記載されていますが、販売量はお一人様一点です。そしてどの薬局も箱だけ置かれて、レジで提供という形をとっていると思います。
ここ近年では、一般の風邪薬であってもコデインは含まれるので、基本的におひとり様1点と徹底している店舗が増えている印象です。
特に、トー横キッズのオーバードーズを報告する動画などが流されてからは、より危険視、厳重化の傾向にあると思われます。
常備薬として、複数保持したいという気持ちはわかりますが、そういう事情があるのです。
身体的依存にいたるまでは、コデインの量が多い錠剤タイプを一気にすべて飲み干したり、シロップを何本も飲まなければ起こりませんので、通常の服用であればせき・たんへの効能が証明されています。薬も過剰な服用は劇薬になるということです。
また、コデインの代表としてブロンは有名ですが、トニンやアネトンといったほかの有名な咳止めシロップにも含まれていますし、錠剤にも含まれている薬は多いです。
ブロンだけが矢面に立たされているのは、不憫ですね。
主にシロップタイプは、液体で速効性がありますが、持続性がないのでどうしても会議前に咳を止めたい場合はシロップ。休日中で一日かけて治したい人は錠剤の方が良いと思われます。
実際にブロン液エースを服用してみた
それでは、服用してみました。
飲み始めは、すごい甘い砂糖のかたまりのような味ですが、後味はメンソールの清涼感のあるすごい不思議な味わいです。
飲んでしばらくすると、コデインの前情報を意識しすぎていたのか、頭がすこしふらつきます。これはプラシーボ(思い込み)かもしれませんね。
まず、服用して実感したのは、痰のきれがよくなって、痰がでなくなったことですね。痰が喉につまって起こる咳ならこれだけで効果があります。
肝心の咳に対してですが、これはあまり実感できませんでした。持続性がないため、3時間ぐらいたつとまた咳が出ますし、咳の原因によって、緩和される時間も異なりますね。
副作用に眠気とありましたが、眠気は起こりませんでしたね。
シロップタイプの咳止めを購入したのは、人生で初めてでしたが思った以上に効果を感じなかったので、残念ですね。これからも薬とはしっかりと適正な距離で付き合っていきたいものです。
その後 シロップタイプの咳止めを使ってみて
最近になって、別のシロップタイプの咳止めを使いました。
どうしても、咳がとまらないのです。
服用したら、即効性をしっかり感じることができました。あくまで抑えるだけなのですが、1分に1回激しい咳をするレベルでしたが、それが5~10分に緩和され、当時会議があったのですが、なんとか乗り越えることができました。
いま治したいではなく、いまおさえたいという目的があるのであれば、とても心強い味方になります。
普段の生活は、睡眠時間を意識的に増やすとか、紅茶などを飲むなどの工夫もあわせて行いましょう。