プレミアリーグ 大一番 リヴァプールVSマンチェスターシティ レビュー スポTVでフル視聴 対戦結果を受けて

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全国のサッカーファンが、待ち望んでいたビッグマッチ

FAカップであたらなければ、事実上クロップVSペップの最終戦となった、案フィールでのリヴァプールVSマンチェスターシティの1戦を友達としゃべりながら、フルでみたので、その感想をしていきたいと思います。

このブログでは、たまにサッカーについて筆者が語ります。

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リヴァプールVSマンチェスターシティ 90分のおおよその流れ

バイエルン、ドルトムント時代から、ライバル関係にあったクロップとペップ・グアルディオラ。

2人のチームの完成系がこの2024年3月11日にぶつかりました。

 

下馬評では、リヴァプールのほうが、メンバー的に不安定でしたが、アンフィールドという絶対的なホームを味方につけており、リヴァプールやや有利かといわれていました。

両者ともに前線からのハイプレスも、品質の高いビルドアップが持ち味です。

 

前半はリヴァプールが、両サイドを使い、特に右サイドからエリオット、ブラッドリーが顔を出し、ヌニェスにラストパスをいれるという展開が多く、後半以降に右サイドから、ルイス・ディアスの個人技で抜いていくという流れでした。

ここ最近、けが人が多く、ルイス・ディアスの個人技にかなり任せた部分が多く、序盤からルイス・ディアスでプランを作っていくと思われましたが、その裏をかきました。

 

一方で、シティは、センターバックやロドリも前線に侵入しつつ、アルバレス、フォーデンがバイタルに侵入したり、ハーランドにつないでいくという、サイドから中央へを意識していたように思われます。

リヴァプール、シティの戦いにありがちなのですが、両者のレベルが高く、プレスにいっても、選手の質が高いためプレスをはがされて、縦パスを入れられるというシーンが多々見られ

 

美しいパスワークで、崩していくというよりは突然のロングボールで、一気に得点が決まるという展開になりがちです。

 

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遠藤航 日本が誇るべき世界最高峰のDMFに成長 デブライネだけでなくハーランドも無力化することに

やはり日本人として、取り上げるべきは遠藤航の存在です。

まさに令和のクラシコと呼べる世紀の大一番にスタメンで90分フル出場というのは、すさまじいことです。

ポジションは違いますが、ドルトムントVSバイエルンの香川、ローマVSユベントスの中田英寿のような、日本人が最高の舞台に立った瞬間ですね。

 

25歳から海外移籍して、31歳でリヴァプールのスタメンを勝ち取る…素晴らしいです。

そして、ただ出場しただけではなく、クラブ公式のマンオブザマッチに選出されるこのすごさですね。

今回の試合、空中戦、デュエルでほぼ勝利をおさめたのですが、チェルシー戦のようにほぼ行っていたわけではありません。

 

ペップはここ数試合の遠藤の活躍、データを見たうえで、マクアリスターの連携も含めて中盤でボールを保持しつづけるのではなく、サイドチェンジやロングボールなどを多用していたように見えます。

遠藤がカラバオカップのチェルシー戦で見せた圧巻の活躍を見せたことによって、いままで

「この新しく入ったDMFにマッチアップさせよう」というプランから

「ここは回避して、パスやロングボールで迂回しよう」という考えに変えさせる。これが存在感ですね。

 

その数少ないデュエルやボール奪取の中でも、世界最高峰のミッドフィルダー、デブライネを止めていましたね。

 

デブライネは、クロス精度なども素晴らしいのですが、ハーフラインでフリーになったときの理不尽なレベルのスルーパス、ロングスルーパスが持ち味なので、それを事前に遠藤とマクアリスターの連携でつぶせたことが大きかったです。

そのため、中盤からはアルバレス、フォーデン、さらには途中加入のドクの個人突破にかけるという場面が見られました。

 

チームのシンボルであるデブライネを途中退場させたことは、デブライネを引かせたことだけではなく、ハーランドをほぼ無力化させました。

前半はハイプレスに参加していたハーランドでしたが、後半はほぼシュートもなく、高いポジションを取り続けていましたが、味方のチャンスメイクもありませんでした。

遠藤の活躍は実質シティの昨年3冠の推進力となった、2人のスターを無力化させたといっても過言ではありません。

 

 

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遠藤の縦パス リヴァプール加入後の総決算の輝き

スポTVさんのハイライトから(もちろん試合はスポTVに加入してフルで見ました)

2分のシーンで、遠藤がワンタッチでパスをしてチャンスメイクをしている場面があります。

 

残念ながらオフサイドになったものの、素晴らしいプレイでした。

DMFは組み立てのためにバックパスすることも多いですが、特に縦パスをして、攻撃の起点になることもあります。

 

一方で、自陣から縦パスするということは、相手に奪取された場合、数的不利で守備することになったり、即危険になる場面もあり、ハイリスクミドルリターンになります(状況によりけりですが)

しかも遠藤はワンタッチかつ、試合全体を通しても即判断して的確なパスを出していました。

 

この試合では、世界最高のDMFのロドリと比較されていましたが、ロドリのキャプテンシー、プレス耐性に比べると劣る部分はあるかもしれませんが(それはロドリと比較してというレベルなので)

空間認知能力、ワンパスで局面を打開という能力に関しては、遠藤はもうトップクラスに立っているといっていいでしょう。

 

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試合後のペップの発言 遠藤とマクアリスターの称賛の先にあるもの

全サッカーファンが注目した試合後のペップのコメントについて、要約すると

  • 前半は多くのチャンスをつくれたが、後半はそうはいかなかった
  • 遠藤とマクアリスターというパスがつなげる質の高い選手がいて、よりダイレクトな展開だった
  • PKを献上した後は守りに入り、リヴァプールの怒涛の攻撃が15~20分続いた
  • リヴァプールのカウンタープレスが強かったため、デブライネをさげて、パスをつなげるコヴァチッチを入れた
  • デブライネの交代は、試合の主導権をとるために行ったこと。これはどうしようもないことだった。これがアイデアでほかに何もない

 

日本人としてうれしいのは、遠藤の守備能力の高さではなく、パスの質、ビルドアップ能力をほめられたことで、たぶん遠藤選手が一番うれしいでしょうね。

しかも、いままでこのような発言は日本人記者が質問して、答えることが多かったのですが、ペップの口から日本人選手の名前があがったのですから、感慨深いですね。

 

デブライネとは交代後も激しくディスカッションしている場面が切り取られていましたが、そこがペップのすごさですね。

DFリーダーのルベン・ディアスをこの試合さげたのですが、彼が不調だったのか、ヌニェスのスピードに対抗できるCBで固めたかは不明ですが、チームの象徴、絶対的なスタメンを大舞台で外せるのが、ペップなのだなと思います。

 

そして、遠藤とマクアリスターをほめたというのは、間接的にクロップへの称賛だと思います。

リヴァプールはストーブリーグの補強で、チェルシーに敗れ、遠藤の補強はその場しのぎといわれていましたし、マクアリスターも大金をはたいて補強だったわけではありません。

シティは、ロドリ、ベルナルド・シウバ、デブライネというここ数年の盤石な中盤に対して、リヴァプールは、ソボスライ、マクアリスター、遠藤と今年そろえた中盤でトップレベルをキープしています。

1人ならまだしも3人入れ替わっているというある意味、異常な事態で、いっきに中堅に落ちても不思議ではないのに、トップをキープしている

 

あえて、クロップの代名詞であるゲーゲンプレス(カウンタープレス)を再びほめた点は、スタメンが急に変わってもゲームプランを遂行させる、クロップのリーダーシップと、それを遂行する選手をほめたたえていたのでしょう。

 

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