カリスマホスト会長 社美緒会長の部下への指導がすさまじすぎる 叱咤と激励の使い分け

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なんだ、またyoutubeのホストチャンネルを取り上げてるのかという声が聞こえそうだが、いい動画だったので紹介します。

今日は

Mio Yashiro TV

というエルコレの軍神さんと同様に、ホストたちを統括する、社美緒(やしろみお)さんを追ったホストドキュメンタリーの動画の1つを紹介します。

社会生活を営む上で、かなり痛感させられることが多かったので、紹介します。

 

 

 

 

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社美緒とは何者か?

やしろみおさん。youtubeのコメントでは、シャミオの愛称などで呼ばれています。

グループユグドラシルの会長であり、わずか8年で18店舗を展開し、歌舞伎町、大阪、札幌などの主要都市で、トップシェアを取る、モンスターグループの創始者です。

軍神氏と同じように、youtubeを通して、ホストの明暗両方をしっかり見せていくことが、誠実さだということを掲げながら、見せております。

髪の毛は頻繁にヘアメイクをされているため、色が結構かわることもあるのですが、金髪にサングラスという、XジャパンのYOSHIKIさんをほうふつとさせるようないで立ちです。




トラブルや部下、幹部への指導に対しては淡々と伝えたいことを語ったり、要点をまとめて解決に導く処理能力がずば抜けております。

一方で、冷静沈着な方と思われますが、根に持っているのはホスト業界をよくしたいという情熱だったり、従業員と時に深夜まで口論に付き合うなどの熱い熱い一面を持っている人です。

 

 

 

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シャンコ隊へのオペレーション指導と体制について

この動画を要約すると…全く要約できていませんが

シャンコ隊(シャンパンコール隊)の不満に対して、社美緒会長がくみ上げる部分と、逆にしっかりと律する部分を両方抑えるという内容になっています。

シャンパンコール隊の隊長が、シャンコ手当てが30分遅れ出勤から、手当3万に変更によって周りのモチベが下がっていることを、社美緒会長に直談判

 

シャンパンコールのマイクをとって、みんなをまとめたり、歌の内容を覚えるというのは、結構大変なようです。

社美緒会長は、30分の遅れ出勤を即却下。毎回30分遅れを許されているが、シャンコが1回あたり5~10分程度なので、見合わないとバッサリ

しかし、これによりシャンパンコールをやらないメンバーが続出したという




社美緒会長は、シャンパンコールは幹部含めて残ってもやるのがホストとして当たり前で、できない人間が多いから手当がつく根本がおかしいと反論

解決策として、ヒラが店として重要なシャンパンコールを任される状況を改善するため、少額は執行部、高額は幹部が行うことを社美緒会長は提案。

 

シャンコ隊長は、幹部が相変わらずマイクを持たず、業務量に対して3万の手当は割に合わないと不服。誰もシャンコをやりたがらないと考えている。

シャンコ隊長は意を決して、幹部会ではなく、全体の終了ミーティングで美緒会長にシャンコに対しての不服を述べます。




シャンコ隊長は、幹部はシャンコをやらないだろう、だから手当を戻してほしいと美緒会長にいうが、美緒会長は「代案をよこせ」

幹部は覚えようと宣言しているが、シャンコ隊長は「シャンコするだけじゃないので、できますか?」とかなり挑発気味に発言。

美緒会長は

「正直お前のこと生意気だと思っているけど、今この場があるのはお前なりにがんばって全部やってきてくれたから、それはそれでありがたい。でもそれじゃ機能しないから、執行部でやりなおせといってるのよ」

さらにシャンコ隊長は食い気味に発言して、「お前らの肌感で仕事しているから店が回らなくなる」と一喝します。

 

まだ引き下がらないシャンコ隊長は、幹部がシャンコ覚えるまでにがんばらないといけないから、その手当は?と美緒会長に問いただすも

冒頭の会議で「執行部にあげて、その立場で手当上げるって会議でいっただろ」とすかさず反論

 

「何煽ってんねん。意見の仕方は考えろ。言ってることは正しいわかる。ただ表現の仕方は考えてくれ」

 

「人をまとめるのに正しいことを言えばまとまるわけではない」と美緒会長はシャンコ隊長に伝える

 

 

 

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部下の要求に対して、社美緒会長が下した判断と叱咤

あらためて、全体会議後の部分ミーティング。幹部とシャンコ隊などを集めると別の問題が浮き彫りになる

シャンコ隊は、シャンパンコールだけでなく、シャンパンコールに集うホストの集合もやっており、その号令コストがあることが発覚。

 

「集まらない奴は罰則をつけろ」と美緒会長

ルールになっているが、守らせるほどの強制力がなく、そこを会長は追求

「Aチーム集合できてたら、ここまできてないですよ」と話の腰を折るシャンコ隊長に美緒社長さらに叱る

 

「できねえを連呼するんじゃなくて、どのようにやるかするのが仕事だろ」そういいながらも、仕組み作りまでしっかりしてから退店することを伝える。

そして、全体ミーティングの時のやりとりを持ちだちて美緒会長はシャンコ隊長にこうしかります。

 

「お前、ネガキャンなくせ。全体の前で意見を言えることは正しいが。意見を押し通すのと意見を提案するのは違うぞ。そもそもシャンパンコールに10人も手当がつく店は存在するのか?

シンプルに君たちが不平不満を言おうが辞めおうが、俺たちは店に必要なことは変えるし、必要ないものは変えない。どのみち変わることはない。

意見としては聞く。全体の前でこちらが間違っていて、君たちは正しいという話し方をするのだけはやめてくれ

我がままをきいたって形をとってしまうともっとわがままが増える

でも君の意見と君の努力はただしい。拾えるなら拾いたい。意見として話し合いとして持ってきてくれるならいくらでも受けれるが、わがままとして持ってこられる、または駆け引きとしてもってこられると、こちらは同じ人間が生まれるから、正しい意見でも拾うことができなくなる。

なぜってその意見が正しくても、次に飛んでくる意見が正しいとは限らないから

結果、君が出世したときに、店を下げて自分を上げると、結果君の下から人はいなくなるから。なぜってこの店と企業を信頼して入ってきた人たちだから。君のことが好きでも企業嫌いになったらいなくなるよ

今わかんなくてもいいから、帰ってゆっくり考えてください」

上の指導は本当にすさまじい内容だったので、ほぼすべて引用いたしました。

 

 

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シャンコ隊長への指導から見える 社美緒会長のすさまじさ

この近年、グループラインとか大衆の前で叱るということが、恥の上塗りという形で、パワハラの1つとして問題視されています。

程度もありますが、私も同様のことを受けた経験があります。

 

それが逆に部下や一般社員の不平不満を増長し、中間管理職などは上にはズバズバいわれ、下からは不平不満言われるというサンドイッチ状態にもなっています。

この動画の美緒会長の立ち回り、本当にすごくて、シャンコ隊長に対して、叱るところはしかるが、ちゃんと日ごろからシャンコまわりを頑張っていることに対してのフォローは全く持って忘れていないです。

 

反論に対してもどこが、単なる不平不満なのか、どこが純粋な要求なのかをしっかりと切り分けて、感情を挟まず淡々と指導していく姿は圧巻です。

あと太字で書いた指導部分も、最初はお前という強い言葉を使いながら、君へと変えていき、最後に丁寧語で柔らかくしめるという流れも素晴らしいです。

 

ちゃんとどのようにシャンコ隊長が立ち回ればいいのかを指導しているし、ちゃんと動じずに意見したシャンコ隊長の未来を見込んで、将来上の立場になった時を想定した指導もされています。

たぶん、シャンコ隊長はこの指導部分を動画でなんども復習すれば、立派な指導者になれそうな気がするぐらいの金言がつまっています。

 

一方で、引き下がらないシャンコ隊長に一喝したうえで、一番ふがいないのは、シャンパンコールをシャンコ隊にまかせっきりにしていた幹部連中であり、最後はそこに対して厳しくしかりました。

これは、シャンコ隊長個人へのヘイトなどを分散させ、幹部に対しても特定個人を名指しで叱るのではなく、店全体の舵取りとして指導したという締めくくりにしていました。

 

ホストの経営をされている人というのは、まさに人財であるということを認識されており、どういう人を育成して、どういう人を指導するかというメリハリをしっかりと持たれています。

 

ちなみに冒頭のユグドラシルの給与形態の内容も興味深いです。

ただ、店長でも基本給27万って結構下はきついんだなとおもったのと、プレイヤーの最低保証給も4か月以降は永遠に1万円であり、客が作れないと自動的にプレイヤーが抜けるようなシステムになっています。

ホストは個人事業主なので、自分で稼げないとアルバイトをしている人よりも薄給ですし、稼げたとしても服装や衣服、客へのおごりなどでかなり費用として消えていくらしいですね。