バイオRE4でサバイバルホラーにまた目覚めたので、日本版がCEROの審査から外れてしまって、日本語吹き替えがされていたにもかかわらず、急遽発売中止となったカリストプロトコルについてのゲームレビューと表現について考察する記事になります。
また別枠でストーリーのまとめや考察もする予定なので、お楽しみに。
ちなみに、いままで筆者がプレイしたサバイバルホラーゲームは
バイオハザードシリーズ(すべてではない)
サイレントヒル2
SIREN1と2
バイオショック
ラストオブアス1と2
サイコブレイク
零 濡鴉ノ巫女(ぬれすがらのみこ)
全てではありませんが、超有名どころは一通りプレイしています。
ゲームプレイはバイオハザードRE4、ラストオブアス(初代)ストーリーはSIREN(初代)、サイレントヒル2、バイオショックインフィニットが最高傑作だと考えています。
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The Callisto Protocol カリストプロトコル 基本的なゲームルール 近接攻撃主体による臨場感あるサバイバルホラー
カリストプロトコルは、バイオ4以降のビハインドカメラでプレイすることになり、他のサバイバルホラーの例にもれず、弾薬と回復アイテムのやりくりが必要なゲームです。
敵との戦闘は主に敵の攻撃をスティックで避けて、近接攻撃でダメージを与えるというもの。
(弾薬、体力ゲージはわかりやすく表示されており、ゲーム画面は極力シンプルにすることで没入感を深めています)
避ける→近接攻撃→敵がよろけて青いアイコンが表示されたら銃を撃つ
この繰り返しで倒すことができますし、むやみに銃を乱射しなければ、敵からのドロップでも弾薬は確保できるので、弾薬に困ることは少ないです。
武器や弾薬や回復アイテムはゲーム内通貨で購入、強化することが可能です。
どれを優先して育てるのかを考えるのは楽しいです。サイコブレイクに似た強化システムなのですが、カリストプロトコルのほうが、強化の恩恵が強いです。
例えば、近接武器のダメージを1段階強化するだけで、攻撃力はかなり上がります。また敵のダメージの上から腕を破壊するというスキルを購入すると、戦闘がかなり楽になります。
The Callisto Protocol カリストプロトコル 戦闘の要になるGRPシステム
カリストプロプロトコルの近接武器、銃の他の重要な武器になるのが、GRPという武器です。
GRPは銃をロックオンしながら、起動ボタン(PSなら×)をおすことで敵や物を引き寄せ、好きな方向に敵を飛ばすことができます。
戦い方としては、爆発物を敵に投げつけたり、敵と敵をぶつけて距離をとったり、とげ、プロペラがあるフロアならそれをぶつけて、一撃で葬ることもできます。
また落下させて落とすという使い方もできます。
GRPもまた、強化することが可能で、使用回数、リチャージ速度を上げることが可能です。
The Callisto Protocol カリストプロトコルは難しい? 面白い、つまらない?
カリストプロトコルの1周クリア時間は、10時間程度と言われています。
2023年4月時点で、アップデートにより敵が密集しているときに、1対1で戦えるようなバランス調整(後ろから殴り掛かられない)とニューゲームプラスが追加されています。
カリストプロトコルは、アンリアルエンジンが採用されていますが、サバイバルホラーのみならず、全ての最新ゲームと比較しても、すさまじいグラフィックの美麗さを誇っています。
汚い場所はとことん汚く、きれいな宇宙景色は非常に美麗になっており、そのギャップはグラフィックが進化しているからこそ得られる感動です。
戦闘に関しては、チュートリアルがしっかりしており、相手の攻撃をあらかじめ左右どちらかに倒せばいいとわかれば、なんとかなります。
確かに手動セーブがチェックポイント間しかできないとか、チェックポイントが一部長くて不親切な場所もあるのも事実です。
気になったのは、新規IPならではの粗削りな部分です。
- 敵の種類が少ない
- 武器はすべてを獲得する必要がなく一部の武器を強化すればいい
- ステルスが非常に簡単(ラストオブアスのクリッカーのほうが100倍強い)
近接武器のやりとりを楽しめるなら、ずっと楽しめるのですが・・・
良かった点としては、敵の撃破が遅くなると、敵が変異して体力、攻撃力が上がる点ですね。敵を倒す順序や、弾薬を温存するかの取捨選択が味わえます。
難易度に関しては、難しいというよりは少し理不尽です。
中ボスは2発くらうと死にますし、ラスボスは近接攻撃を1撃もらうと死にます。また雑魚敵も同時にわきます。
手に汗握るといえばよくいえますが、難易度ノーマルでこれなので、ちょっとお粗末です。
ゲーム中盤から主人公がパワードスーツのようなものを着て強化されますが、それでも敵の攻撃を3発ぐらい食らうと死にます。
大味なのは、変わらずといったところで、このシステムを愛せるかどうかは大切です。
The Callisto Protocol カリストプロトコル CEROと表現規制 ゴアとグロは必要だったのか?
最後にカリストプロトコルのゴア、グロ表現について思ったことを書きます。
私は様々なZ指定のゲームを遊んだことがありますし、ポスタル2やモータルコンバットといった、ゴア、グロで話題になった作品も触れたことがあります。
(GTAのような作品ですが、基本は恐妻からのお使いゲーです)
(海外ではスト2と二大巨頭。ゴア表現もすごいが、システムもシリーズを重ねるごとに爽快感が増して、面白くなっていますが、日本語字幕などは全くないです)
カリストプロトコルのゴア、グロ表現は主に以下の内容
- 主人公がクリーチャーに殺されるとき
- 舞台となる刑務所、惑星でクリーチャーに殺された人々の死体
今までのCEROの規制を考えると、クリーチャーの四肢断裂などは問題ないのですが、人間の死体や、主人公の無残な死に方は許容できなかったのでしょう。
確かに表現だけを切り取ると2023年時点で、トップクラスのむごさがありますね。特に回転体に巻き込まれるとか、ボスクラスの敵にワンパンくらうと・・・
攻撃を食らって、一定確率で敵に殺されるフェイタリティ(フィニッシュシーン)なども作り込まれています。
このような演出は、ラストオブアスやデイズゴーンでも見られましたね。
ただラストオブアスのほうが、最後をカットしている分、かなり想像を掻き立てられる怖さがあります。
フェイタリティというものは、物理演算をどうしているとか、最新のグラフィックでどこまでやっているのかという娯楽性の側面もあるので、怖さなどはラストオブアスのほうがあったなと思います。
次にストーリー上で殺されてしまった人々の死体です。これも容赦なく四肢や頭がなくなっているシーンもあります。
カリストプロトコルの製作陣は、日本向けに表現を規制する道もありましたが、伝えたいことが伝えられないという理由で日本語版の販売を断念したそうです。
そもそも、カリストプロトコルは、世界500万本を目指して作られている作品で、日本語吹き替えや、丁寧なローカライズもされていました。(字幕と吹き替えは内容が違いますが)
ネガティブな考え方をすれば、日本市場が切られたといえます。
主人公の死亡シーンは、カットのしようがあったとおもいますが、現場で死んでいる人々の表現は、ストーリーの凄惨さなどをちゃんと伝える必要があるので、私は必要な表現だったと思います。
カリストプロトコルのレビューは以上です。北米版ですが、国内のPS5でも問題なく作動し、アップデートの恩恵まで受けられます。(DLCなどは無理なようです)
現在は発売当初に比べて、かなり遊びやすくなっているので、よかったら遊んでみてください。
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