ここ最近、悪質ホストの売掛問題(売掛をして飛ぶ側にも問題があるといえます)が次々と報道されていますが、同時に、ホストやコンカフェの代金を払うために、東京や大阪の主要都市で、立ちんぼ、違法な売春行為を行っている女性が多いといわれています。
事実、ここ近日で何件か摘発や近隣ホテルの調査などが入ってる模様です。
しかしながら、個人交渉というのはSNSや路地裏でされていれば、100%摘発することは非常に難しいため、この立ちんぼが発展した先の性産業、そして日本はどうなっていくかを性産業をある程度利用した経験がある、私の知見でまとめていくブログになります。
近年は、性サービスを受けることに対して、忌避感情(きひかんじょう)のある若者が多いため、逆に新鮮な記事になっているかもしれません。
※この記事は、性的なコンテンツ、興奮を促すものではなく、社会学、教育的な観点での考察をメインとしています
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個人女性が店舗ではなく、立ちんぼをする女性側のメリット
まず、違法行為であることを前提に、なぜ女性側が立ちんぼをするのか。youtubeでいろいろ動画を見たので、軽くまとめると
- 自分で料金のやりとりができる
- 自分で勤務時間の調節ができる
- 自分も客を選択することができる
要するに店舗で働くよりも自由度が高いということになります。
ただし得た収入は確定申告する必要がありますが、ブラックである立ちんぼの女性たちがしっかり確定申告をしているのか、またしていたとしても役所が受理するのか(パチプロの申告を断るというケースも稀にあるらしい)、かなり難しい問題です。
補足として、店舗で働いたとしても基本的に女性や男性は個人事業主なので、経費や確定申告は自分でやっていかないといけません。
料金のやり取りに関しては、基本的に店舗で働くと料金の5割近辺は店に取られてしまうとのことです。ただ、営業や写真に関しては店側がやってくれるので、立ちんぼの場合は自分ですべて交渉するということに面倒さを感じるかどうかですね。
勤務時間の調整、これも魅力に感じている人がいたのですが、店舗の場合は待機するだけでも最低保証が支払われるようなので、どちらもどっちですね。
最後の客を選べるという点ですが、高級店などであれば、客に問題があったり、あらかじめカメラなので女性が、知り合いの男性だったとしたらNGを出せるなどのシステムがあるのですが、一般的な店なら、女性は客を選ぶことはできません。
私が聞いた話だと、外国観光客の接客は女性は嫌だったが、店側から強引に通されたというケースがあります。
とはいえ、立ちんぼの中にはスキンの有無交渉をしている者もいて、外国観光客による梅毒問題が深刻となっていますが、梅毒は国内の利用者だってキャリアー(保有者)がいるので、女性側が受け入れた客が安全ってわけではないですね。
立ちんぼのリスクについて 増加するリスク 金銭以外の危険性
まず、冒頭から
立ちんぼは売春防止法違反の疑いで逮捕されます。
メディアで取り上げられたことがさらに追い風となって、警察側は大規模な捜査を行っています。
個人が売春の勧誘をした場合は、売春勧誘罪が成立し、6か月以下の懲役または2万以下の罰金が適用される場合があります。
個人を相手にするということはあらゆるリスクがつきまとい、対価を支払われなかったり、暴行を加えられたりと様々なリスクがあります。
店舗との一番の違いとしてホテルという密室に入ってしまえば、誰かが救助にくる可能性が極めて低くなるという点です。
これは男性側もシャワーをあびている最中に窃盗されたなどの声は聴きます。
立ちんぼをやるってことは、9割以上の人が、やりがいってよりも金金金だと勝手なイメージながら思います。
客に飛ばれてしまった、逮捕されて罰金を払ってしまった場合は、いかに立ちんぼにメリットを感じていたとしても、損失があったら、意味がないですよね。
隠れ立ちんぼが蔓延する今後について 下落していく価格
大久保公園などの有名な立ちんぼスポットは、どんどん摘発されていく傾向にあると思います。
ただ、結局立ちんぼというのは、パパ活と同じように秘密裏に個人間がやってしまえば成立してしまいますし、インフルエンサーが大規模にやってますってレベルでないと、警察も忙しくいちいち動けないのが、現実だと思われます。
そこで、今後は隠れ立ちんぼを個人でやる女性が増えていくと考えられます。
有名な立ちんぼスポットは消えていき、少し外れたところに4~5か所ぐらいランダムに形成されていくみたいに。
あとは、SNSやチャット、掲示板アプリなどが活性化、特に出会い系アプリなどはより顕在化していくでしょう。(筆者は18歳以上対象の露骨な出会い系はやったことはありません)
セクシー女優業界、風俗業界にしても女性が何も考えず参入してお金を得られる時代は終わり、性産業を利用する男性は減り、お金をしっかり落とす男性も減り、無料サービスなどを利用している男性も増えているため、女性側の競争は激化しています。
コロナによって、実店舗の性産業はかなりのダメージを受けました。コロナで利用客が減ったというのもさることながら、コロナが回復した後も、男性の性欲というのは一時的なもの。
高価な金額を払って風俗を利用するという価値観が一部の男性で失われ、より女性の性的サービスの対価は下落傾向にあると考えられます。
倫理的な観点で言うと、店舗によっては会員証を作らされる性産業に比べ、個人間のチャットなどで完結する立ちんぼや、個人売春は、不倫や浮気の格好の標的となるでしょう。
性産業を利用することに対する男性のイメージの変更 コスパとタイパに見合わない
これは私の周囲の男性に限定されることで、個人的な見解だとおもって聞き流してください
私の周囲の男性は以下のように分布されています
- 早い段階で彼女、女性関係に恵まれており、性産業は全く知らない。知らないといっても一部しか利用していない
- 女性関係にあまり恵まれておらず、性産業とは違う個人の趣味で十分満たされている
- 女性関係に恵まれているもの、恵まれていないものも性産業を利用することは卑しいこと、恥であること、お金の無駄であると考えている
10人にも満たない周囲の男性の意見なので、もちろんこれが相違じゃないんですけど、性風俗の利用者は減少傾向にあるんじゃないかな?といえるわけです。
精神的な壁もあるのですが、今のデジタルネイティブの世界で、物理的に現場まで行って、いろいろルールを聞いて、サービスを受けるというわずらわしさが一番の障壁ではないでしょうか。
同様のケースは、パチンコ、スロットにもあります。現在では賭博罪として違法になっているオンラインカジノですが、自宅や外出先で時間を選ばずにできるという利便性で、パチンコ、スロットユーザーの多くを吸い込んでいるのです。
私もデリバリー関連のサービスは難しそうで利用したことがありません。
性産業に関しては、現在はmeta社によるメタクエストシリーズが、個人でも実用しやすく、手に届く範囲の価格で販売されているおり、さらにいえば、すでにスマホのコンテンツで充足している男性が多いことを考えると
性産業の競争は今後より上は予約が取れず、下は閑古鳥という二極化が進んでいくことが、想像されます。
最後に 性産業は現代人のとってこれからも必要なのか?
江戸時代から遊郭の文化があり、日本人にとって性産業というのは社会の文化でもあり、社会システムの一部として容認されてきた一面があります。
一部の男性にとって性産業は、ただの娯楽や嗜好ではなく、女性経験のきっかけや経験として利用したという側面もあり、現代でも少なからず機能しているといえます。
しかしながら、物価高に悩まされ、コスパやタイパを追求する現代人にとって、性産業というのはまるで正反対なサービスでありコンテンツという側面もあります。
2~3万と少なからず、他のコンテンツよりも高額な金銭を払います
ゲームやフィギュアだったら不要になれば売却して、いくらか戻ってくる。ものによっては購入時よりも高く売れますが、性産業は一方的に支払うだけです。
つまり、経験を価値として購入するわけですが、それに見合ったサービスが得られるかどうかは、運否天賦だったりします。
また、単に店舗に所属し、日記を書くだけでなくSNSなどでアカウントを作って、成長させていって呼び込むというビジネスモデルにもなって、夜職の競争もより激しくなっていくと考えるのが、普通かなと。