前回は、からすまAさんが史上最凶のクソゲーと評価した要塞の剣オノムジムをプレイした感想を述べましたが、今回は、オノムジムのデラックスエディションを購入すると付属する続編?のサマエル オフィウコスの遺産をプレイしてみました。
果たして、オノムジムのリベンジなるのか、はたまた、オノムジム以上の大変な作品になってしまうのか?
実際に遊んでみました。
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サマエル オフィウコスの遺産は完全にオノムジムの意志を受け継いだ作品・・・でも?
サマエルもオノムジム同様に、ムービーを見てゲーム開始です。今回はドラゴンに乗っていますね・・・これは面白そう。しかしながら、ドラゴンに乗れないみたいですね・・・オノムジムの馬もそうでしたから、嫌な予感はしましたけど。
画像を見ていただければわかるように、非常に非常に暗いです。突然昼になって明るくなったり、敵が接近したら暗くなったり、オノムジムは平均して暗いのですが、サマエルは明暗が極端すぎます。
オノムジムは騎士が主人公ですが、サマエルはなんだかゴブリンのような醜悪な顔をした主人公で、黒マントを羽織っています。
どことなく、ダークヒーローっぽさがあって、雰囲気は好きです・・・決してゲームが面白いと思っていませんが。
サマエル オフィウコスの遺産 アクション面 オノムジムから進化した?退化した?
まず、オノムジムからの劇的な進化として、ポーズをかけることが可能になりました。
次に、ガードができるようになりました。
グラフィックも暗いのですが、劇的に進化しています。
すごい・・・これは神ゲーなのでは・・・
いえいえ、それと同じぐらい変わったものもあります。
例えば、オノムジムにあったローリングですが、サマエルでもローリングできます。しかしローリングボタンが時間をスローにする役割も担っていて、ローリングするたびに時間がスローになって、テンポが悪いです。
そもそも、サマエルはガードして何とか反撃してねというコンセプトはオノムジムと真逆です。
次に、オノムジムにあった弓攻撃がなくなりました。
はい、今回のサマエルは近接攻撃しかできませんが、もちろん、もちろん一撃死です。最初からプレイしてどうぞ。
また、オノムジムは敵も兵士だったのですが、サマエルは敵はサソリだったり、二足歩行のライオンだったり、相手も怪物です。そのあたりは差別化できていますね。
サマエル オフィウコスの遺産の最大の敵は騒音である
サマエルをプレイして、初めてゲームにこのような感情を抱きました
「うるさい」
オノムジムは、振動がやたらと長いという不快感がありました。
一方で、サマエルは、コントローラーが音がなります。すごいソニー開発のゲームでよくある機能をちゃんと使っている。
・・・・・・BGMがずっとコントローラーから鳴り響きます。しかもかなりの音量で。
私のように一軒家で自分の部屋があるなら問題ないですけど、サマエルを楽しみにして購入した人がアパートだったりしたらどうするのか・・・
というわけで、コントローラーからの爆音の時点で、サマエルは商品としてはかなり微妙であり、ゲームプレイもオノムジムから進化したところと退化したポイントがありまして、プラスマイナス0ですね。
ソウルライク 死にゲーへの勘違いについて 理不尽は違う
古くはSTG、格闘ゲーム、RPGとその時代の覇権を握っていたジャンルは、名作も多く輩出しましたが、製作された作品が多いため、ひどい作品もかなりありました。
現在で言えば、ソウルライク、エルデンリングのような雰囲気の作品がそれにあたります。
厄介なところは、オノムジムのように見た目だけは、重厚に見えて、たとえ挙動がもっさりだったとしても、そもすらもゲーム性であるとこちらが錯覚するという点です。
ソウルライクといえば、ソウルシリーズに失礼なので、ソウルもどきといえばいいでしょうか・・・これらの作品は、難しいと理不尽をはき違えています。
敵の攻撃はどの攻撃をどれだけのダメージにすればいいのか、プレイヤーの攻撃に対してリスクリターンをどのようにもうけるか。その判断が、何度も試行錯誤を重ねている熟練のフロムソフトウェアと、他のインディーズとでは天と地の差になっています。
もちろん、3Dアクションゲームなので、膨大なバグチェックなども必要になります。
ただ、出たゲームに対してひどい、駄目だと批評することも大切ですが、それを踏まえたうえで、素晴らしい作品、製作者の魂を削っている作品をしっかりと評価していきたいですね。
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