今回はグラビティデイズ2のレビュー、評価になります。PS4おすすめ作品の一覧に高確率で登場する、SIEジャパンスタジオによる国産オープンワールドアクションゲームになります。
グラビティデイズは面白いゲームなのか?クリアまでのボリュームから、オープンワールドとしてどのように進化しているかを含めて紹介します。
またこのブログでは、ゲームレビューを積極的に行っており、オープンワールドも多数取り扱っています。よろしければ参考にしてください。
グラビティデイズ2 クリア後感想 1と2の比較 変わったこと
グラビティデイズ2のボリュームはメインミッションだけを追っていくと20時間、サイドミッションも一緒にクリアすると30~40時間とかなりボリュームがあります。
1作目は、PSVITAとして発売され、VITAの機能をいかしながら、重力アクションという新しい境地を開いた作品になります。
当然、2作目になるとボリュームやグラフィック(PS4で発売のため)は向上しても、重力アクションの新鮮味は薄れてしまいます。
グラビティデイズ2では、新しくモードを変更して、攻撃重視や速度重視にリアルタイムで変更できるようになりました。必殺技も変わり、同じ操作で違った操作を求められたり、モードによって得手不得手の敵があるため、ゲーム性は向上しました。
(移動方法も含めて、ゲーム性は向上しましたが、3D酔いのリスクも高まった気がします)
ゲーム内容は、よりオープンワールドに特化したものになっており、マップも前作のマップがまるごと入った状態で、新しい空中都市が追加されています。
サブミッションのボリュームも非常にすごく、サブミッションのミニゲームもメインミッションの延長線上ではなく、チャレンジ精神豊富な新しい操作を求められるものが多く、刺激にあふれています。
1作目同様、ジェムを集めてキトゥンを強化することで、戦闘が有利になったり、移動が快適になるなど、重量アクションの爽快感も増します。ただ1作目より最初からキトゥンが操作しやすくなっています。
グラビティデイズ2 オープンワールドとにたようなゲームになってしまって
個人的にグラビティデイズ2の評価はあまり高くありません。
サブミッションに問題があります。
サブミッションはメインミッションでは語られなかった世界観や、サブミッション単独で進行するストーリーもあるのですが、報酬がカメラで設置できるオブジェクトやキトゥンの衣装が主なものも多いです。
(聞き込みなど、面倒な過程を強いられるものが多いです・・・・)
中には体力と重力ゲージを増やすものもありますが、ゲームを有利にすすめられる要素が少ないです。
最近のオープンワールドゲームでは、サブミッションの報酬がわかりやすいのですが、グラビティデイズ2は、報酬がわかりにくく、かなり不親切な部類です。
さらに、オープンワールドのようなボリュームアップをはかったことで、自然と長時間プレイすることになり、グラビティデイズ本来の問題である3D酔いが深刻なものになりました。
休日の比較的体力のある状態で遊びましたが、1~2時間プレイするとかなり疲れます。それで進行がかなり遅れて、ストレスを感じることが多かったです。
グラビティデイズ2 ストーリー ネタバレ 唐突な場面変換が多く、前作のキャラ相関をしらないと感情移入できない
グラビティデイズ2のストーリーは、1のキャラ相関をわかっていないとやや楽しみにくいです。
初代グラビティデイズもPS4で遊べるとはいえ、グラビティデイズ2は、1のストーリーをわかったうえで楽しむという要素が濃いです。
またストーリーも序盤は、非常にわかりやすく政治色がありますが、のめり込みやすいストーリーでした。空中都市の階層ごとに貧富の差があって、そのはざまにキトゥンがどう動くかというのが共感できて、楽しめました。
一方で、中盤から突然ヘキサヴェルに飛ばされてからは、かなり意味不明な内容に・・・
黒幕の目的などはわかるのですが・・・やや唐突。サイドミッションで黒幕と触れ合ったりすることができるため、サイドミッションはやったほうがいいのですが・・・サイドミッションがしんどいゲームなんですよね。
そして最終章はキトゥンがどういう女性なのかという本質にかかわるものですが、これがかなり面倒で、テキストの嵐で、正直、ストーリーを追いかけるのを諦めました。
正直、ヘキサヴィル編のボスの印象があまりにも強いんですよね・・・あれは忘れられないトラウマレベルだと思います
(頭をつかったり、リトライして慣れようというゲームを強いられるのはつらいです)
また、ここから重力操作関係なく別ゲーが始まってしまうのも問題に感じました
グラビティデイズ2 総評 キトゥンはかわいいが・・・面白い要素と思ったものを集めるだけでは良作にならない
(ステージデザインや、世界観の迫力はPS4にした恩恵で、このゲームでしか体験できないものです)
以上が、グラビティデイズ2の感想です。グラフィックは格段に向上し、攻略要素も豊富で楽しめる作品なのですが、要約すると「詰め込みすぎ」が乾燥です。
1作目は、重力アクションという新しさと、それを使いこなす楽しさでちょうどストーリーが完結したのですが、2作目はかなりオープンワールドよりになって、重力アクション以外の要素がいっぱい増えました。
(普通に位置調整しながら、キックを叩き込むだけでも十分に楽しめる作品です)
ゲームの難しいところは、あらゆるゲーム性やボリュームを増やせば、単純に面白くなるのではなく、蛇足に感じられたり、つまらないとおもえば、本来面白かった要素も減点されるということです。