Death Come True(デスカムトゥルー) クリア後ネタバレなし感想・レビュー ドラマ×ゲームは成功したのか?

スポンサーリンク

スポンサーリンク

今回は、switch、ps4、pc、ios、androidの5つのプラットフォームで展開される、ドラマとゲームが融合したDeath Come True(デスカムトゥルー)をレビューします。価格はスイッチで1960円。クリア時間はおおよそ2時間ほど。エンディングまで到達した感想、レビュー、評価になります。ネタバレは極力回避します。どういう人におすすめか、そしてゲーム性は高いのか?重点的にレビューします。


過去にアドベンチャー作品を多くレビューしてきました。よろしければ参考にしてください。

Return of the Obra Dinnオブラディン号の帰還 少ないヒントから己で考察するアドベンチャー |感想 評価 レビュー

デトロイト ビカムヒューマン 考察 人の代替としてのアンドロイドについて

ライフイズストレンジ ネタバレなしのレビュー・考察 人生の「選択」と「干渉」について考える極上の時間

ザ・クワイエットマン 感想・レビュー・アクションのポイント 1周目は2018年の中でもかなりのがっかりゲー

スポンサーリンク
スポンサーリンク

Death Come True(デスカムトゥルー) 感想 動画(映画)と選択肢を楽しむ古典的なアドベンチャー作品

Death Come True(デスカムトゥルー)は、ios、android、ps4、switch、pcと複数のプラットホームで展開される作品です。

本郷奏多、栗山千明、佐藤二朗といった著名な俳優がメインで起用され、シナリオライターは、ダンガンロンパの小山和剛氏です。ダンガンロンパに関しては、V3を過去にレビューしているので、参考にしてみてください。

ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 ネタバレ感想・考察 AI社会による欲望の選択に対するアンチテーゼ

(本郷奏多さんといったらこれがまず思いつきます)

(発売当初は、ラストの展開で荒れましたが、現在はアマゾンレビューも落ち着いています)

 

公式サイトをのぞくと、「これは映画なのか?ゲームなのか?」と挑戦的なテロップが見えますね。

プレイヤーは、役者が演技する動画をドラマのように楽しみながら、時折発生する選択肢を選んで、主人公の死を回避するアドベンチャーゲームを楽しむことになります。


選択する数は2~4とあまり多くなく、ゲーム内空間を自由に探索したり、アイテムを取得してNPCに渡して反応を見るといった要素がなく、非常に古典的でシンプルな作品です。

しかしながら、惰性に感じられない工夫がちりばめられています。

例えば、プレイヤーの選択した展開によって、次の選択肢が変わったり、プレイするたびに新しい選択が発生します。

 

 

完璧な選択肢を選んでいくのではなく、失敗しながら新しいルートを開拓していくタイプの作品になります。全く同じではありませんが、チュンソフトの「街」「428」に近い作品といえます

(最新のプラットフォームで遊べたらいいんですけどね)

 

様々なプラットフォームで販売されたり、著名な役者を起用することで、アドベンチャーゲーム初心者がプレイすることを想定して

「逃げる」「立ち向かう」

「助ける」「助けない」

といったシンプルで、先が読みやすい2択になっているところが多いのもポイントです。

 

スポンサーリンク

Death Come True(デスカムトゥルー) 動画、映画で演出するのであれば、リアルタイムの選択がもう少し欲しい

デスカムトゥルーの試みは、近年成功しているネットフリックスの試みである結末を選べるドラマに近いかもしれません。

ゲームの特性を活かして、10秒単位で早送り、巻き戻しが使えるなど便利な機能もあります。


ただ、すべてではありませんが動画を流しているわけですから、選択肢を選ぶ際は、時間制限があったり、時間制限の経過によって展開が変わるなどの、「動画で表現する意味」のある演出が欲しかったです。

難しくしてしまうと、LDゲームになってしまいますが・・・

一方で、アドベンチャーゲームの利点である「様々な結末や展開にアクセスできる」という面白さは体験できると思います。

詳しくは話せませんが、様々なエンディングに到達することが、本作の実績になり、メイキングの開放につながります。

 

スポンサーリンク

Death Come True(デスカムトゥルー) 総評 クリア時間は短さは、問題になるのか?

デスカムトゥルーは、話題を集め、switchのダウンロードソフトランキングでは1位に輝きました。

一方で、ボリュームは1周するだけなら2時間程度、ゲーム内の選択肢をすべて回ったとしてもスキップ機能が優れているので、3時間程度といわれています。

まさに、「映画を買う」という感覚に近いですね。

 

 

 

ただ、ゲームを作ってきたスタッフが携わっているので、BGMの重要性や、衝撃的なカットなどの魅せかたがうまいなと思いました。

ストーリーは、サスペンスドラマなので、展開も早く、短時間で主人公とヒロインがピンチに巻き込まれるので、適度な緊張感もあります。またダンガンロンパで見たような外連味たっぷりのキャラも多く出ます。

 

 

悪い作品ではありませんが、もっとこの手の動画×ゲームの分野は進化の余地があるのかな?と思います。

ゲーム性だけで比較するなら、「428」の方が、ストーリーを先に進めたぜ!!、バッドエンドを回避したぜ!!っていう先に話を進めているだけなのに、プレイヤーがストーリーを操っているような爽快感がありました。

 

デスカムトゥルーが面白い、アリだなと思った人は、迷わず428をプレイされることをお勧めします。現行機ならPS4で遊ぶことができます。

 

Return of the Obra Dinnオブラディン号の帰還 少ないヒントから己で考察するアドベンチャー |感想 評価 レビュー

デトロイト ビカムヒューマン 考察 人の代替としてのアンドロイドについて

ライフイズストレンジ ネタバレなしのレビュー・考察 人生の「選択」と「干渉」について考える極上の時間

ザ・クワイエットマン 感想・レビュー・アクションのポイント 1周目は2018年の中でもかなりのがっかりゲー