ユンゲル 田園調布ネズミ男事件 ガリレオスピンオフドラマ

スポンサーリンク

スポンサーリンク

今回は、ガリレオのスピンオフユンゲルのネタバレ、感想と考察。

2004年10月に起こった田園調布ネズミ男事件というもので

貝塚北署の刑事課巡査の弓削(品川祐)を主役氏としたスピンオフドラマ

正直、スピンオフだったので見る気はなかったが、せっかくFODでみられるので、見ることにした。

そうしたら、意外と面白かったし、役者陣の演技の掛け合いもなかなかコミカルだった。本格ミステリーというわけではないが、ガリレオファンなら結構楽しめるドラマだと思う。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ユンゲルのあらすじとネタバレ、まとめ

川上、里中、森下という三人が、坂巻という人間の研究を学生時代に盗んだ

それがネズミの興奮による行動理論

坂巻は、川中と里中を殺したという遺書をのこして、自分で開発した薬を飲んで、ネズミに食い殺されたという。

ねずみ男事件から3年後に、署内でのねずみ男事件関連のデータが何者かに消去されたことを受け、内部調査が入る。

内部調査中の2008年元旦に、情報管理課の黒田の死体が発見される

黒田は、 ネズミ男事件の共犯関係であること告白して自殺したとされる。

事件は解決と思われるが、黒田の自宅付近を徘徊していた柳沢という男が捕まる。

柳沢は3年前のネズミ男事件発生時に森下という男に「俺が犯人だ」といわれる。

黒田は、公務員ではあったが、メイド喫茶の皮をかぶったキャバクラ?で働いており、柳沢、森下はそこの常連だった。

 

森下はゲーム感覚、この世の人間はモルモットだという異常な思想を持っていた。

森下は坂巻が自分と大学時代の同級生2名を恨んでいることを知っており、森下は坂巻に薬の作り方を教える。

 

実際に手を下したのは坂巻だと思われるが、坂巻が森下に手を下す前に森下は、坂巻の自殺工作を行い殺害。

なぜ坂巻と黒田の間にトラブルがあり、黒田が同じ女性警官に罪を着せようとしたのかはわからないが。おそらく副業していたことがばれることや、森下と金銭のやりとりがあったり、森下の犯行をしっていたなどの従わざるを得ない事情があったと思われる。

 

柳沢の口からすらすらでる推理があまりにもあたっており、刑事の勘で不審に思った弓削は、刑事のなる前の知り合いの協力を得て、秋葉原中の過去の監視カメラをみて、柳沢が左手を使えないことが嘘であると発覚。

柳沢は森下が整形した姿だったのだ。

左手を使えないと誤解させたのは、左手首にやけどの傷跡があったからだ。

 

柳沢を捕まえたのだが、監視カメラにうつっていた柳沢はガラス越しで、ずっと左手が使えない演技をしていたのだが、弓削の勘違いで事件は解決となった。

 

スポンサーリンク

ユンゲル 感想と考察

スピンオフながら、前日談となる携帯配信版と地上放送版であわせて70分ほどのボリュームになる作品。

今回の犯人森下(柳沢)は、間接的なものも含めて4人の人間を殺しており、ガリレオ至上最も凶悪な犯人といえるかもしれない。

さらに、ネズミを凶暴化させるエキスを含んだものを飲ませて、凶暴化したネズミがその人間の首にかみつくというのは、なかなかフィクションとしたとしても、恐ろしい。

 

ただ、正直黒田に対しても、坂巻同様に罪をかぶせて自殺したと工作すればよかったのでは?と思う。それも森下がゲームとして、現場の近くにいて警察の尋問を受けながら、かいくぐったというスリルを味わうためだという予想もできるが。

本編では、内海との絡みで1話に2分ぐらいしかでなかった弓削が、がっつりと登場している。

 

演じた品川祐は、お笑い芸人の枠を超え、小説が映画となり、映画監督として、人気を博していくため、彼の本格的な役者業を見れる貴重なドラマといえる。

 

最後は弓削の思い違いが、実は真相をつきとめたというくだりは非常に面白いながら、その真相をつきとめる方法が、知人が非合法で手に入れた監視カメラジャック映像の利用である。

「踊る大捜査線」「ダークナイト」などでも同様のシーンが見られた気がする。

正直、熱血刑事ものとして、完全にルール違反をするようなことをしてつきとめているので、あまり気持ちよさはない。