ガリレオシーズン1から、3年前。湯川が助教授だった頃の話
操縦る あらすじ
とある島でおきた密室殺人がテーマとなっており、3年前の湯川と学生時代の湯川(三浦春馬)が活躍する。
友永幸正という金属加工をする町工場の経営をしていた人物が、娘・奈美恵とともに、従業員を読んで飲み会をしていた。
はなれには、友永の元妻の息子が住んでいるが、この息子が多額の借金を友永に返済させたり、毎日のように近所迷惑なことをしている。
その息子が、突然火災とともに、死亡。死因は心臓に刀のようなもので突きさされたもので、警察は殺人事件として捜査する。草彅(北村一輝)は学生時代に救われた湯川学の元へ再度訪問する。
友永は、メタルの魔術師を言われており、中学卒業だが膨大な努力の末、金属の加工分野において、一目置かれる存在となった。
その友永であれば、息子を密室で殺害するためにどのように爆薬を組み合わせれば、金属を刃物に変形させて飛ばせるかを熟知している。
伸縮し、レーザーポインター機能のあるステッキも、息子の心臓の高さをはかるための装置だった。
「さすが天才物理学者ガリレオ、あなたが立てた仮説は完璧に正解です。」
犯人である友永は、ステッキの秘密をあえて湯川にすべてしゃべることでヒントを与えた。
奈美恵は、友永の実の娘ではなく、2人目の妻…ではなく恋人の連れ子だった。友永の元に訪れた息子が本当の息子で、友永は最初の妻と別れたまま、婚姻関係はきれていなかった。
脳梗塞になって歩けなくなった友永に対して、献身的に支える奈美恵に対して、自分がいることで、奈美恵の人生を壊したくない、そしてこのままだと遺産の相続は息子が受けることになる。
そのため、友永は、息子を殺害し、自分が長期の懲役を受けることで、奈美恵を解放することが目的だった。
タイトルの操るは、湯川が友永の作戦のためにすべて操られていたことを指す。
スペシャルドラマ 操縦るの感想と考察
2007年に大人気ヒットとなったガリレオの前日談であり、今はなき、蟹江敬三、三浦春馬など懐かしい面々が登場する。
四色問題を解いている石神(容疑者Xの献身の登場人物)と湯川の学生時代の交流
AランチBランチの80円差で栗林と湯川の意地の張り合い
現代と過去の2つの事件が堪能できるため、かなり贅沢な内容だといっていい。
いままでも重要だったタイトルだったが、今回のあやつるは、2重の意味になっており、かなり深い内容になっている。