世のスロット業界では、最近登場したスマートスロットのヴァルヴレイヴがえげつない射幸心をあおる台で話題になっています。
低設定でも万枚達成する可能性があり、逆に高設定でも半分の確率で負ける。激荒仕様になっています。今回はこのヴァルヴレイヴについて思うことをまとめてみます。
このブログでは、遊戯としてのスロット、パチンコの評価、レビューを行っています。よろしければほかの記事もご覧ください。
革命機ヴァルヴレイヴのスペック?と軽いゲームフローについて
ヴァルヴレイヴのスペックや確率については、まだメーカーの公式値が出ていないので、各サイトが独自調査という形で出しているようです。
設定1の機会割が約97%、設定6が約114%。確かに5号機を彷彿とさせますね。
スマートスロットに切り替わったことで、6.5号機から規制緩和が加わり、有利区間の制限がなくなりました。一方で、+2400枚規制は変わらずです。
ヴァルヴレイヴのゲームフローは
通常→ゲーム数消化によるCZ→疑似ボーナス(革命BIG、決戦REG)→純増7.2の革命ラッシュ(継続率引き戻しとあわせて77%)→超革命ラッシュ(約90%突入、革命ラッシュ
後で説明しますが、おおまかな流れはなんとなく、パチンコに近いです。SANKYOらしい機種といったところ。
通常フロー レア役が大きな働きをするわけではなく、不評
5号機は、レア役解除もそれなりにありましたが、6号機はゲーム数によるCZや、俗にいう3戦突破システムが主流でした。
スマートスロットといっても6号機の延長線上なので、ヴァルヴレイヴのCZもゲーム数解除になります。そのため通常時はレア役のたたきどころはあまりないわけです。
CZに関しては、設定1と6の確率分母に大きな差がなく、CZが強引にあたるといういわゆるデキレ(出来レース)感も薄いとのこと。だからこそ、設定6でも天井に連れ去られる可能性があるわけですね。
革命ボーナス、決戦ボーナス ともに自力感は強いが突破率が辛い
養分視点からして、ヴァルヴレイヴが面白そうなのはボーナスですね。
革命ボーナスは、規定ゲーム数の間に666枚を得たらラッシュ確定です。ラッシュが確定している時点で、約1万円分のメダルを得られるうれしさと、自力感がいいですね。
革命ボーナスはレア役やベルであっても、ゲーム数がストップする抽選がされており、何度ゲーム数をストップさせて、ベルを引き続けるかが重要ですね。
決戦ボーナスは、味方と敵が攻撃しあうような流れで、押し順によって、味方が攻撃するか敵が攻撃するかが選ばれます。味方の攻撃が4回成功すればラッシュ、1回の攻撃の間に敵の攻撃を2回受けたら失敗です。
BIGの革命ボーナスであっても、ラッシュ突破率が55%とかなり低く、実践動画をみてもラッシュに到達しないまま終了で爆死というのをよく見ます。
革命ラッシュ ようやく3戦突破 77%を突破するのがあまりにも厳しい
革命ラッシュに入ると、基本は10ゲーム、20ゲームの振り分けでゲームを消化し、最後に3ゲームのハラキリチャレンジで継続抽選します。レバー、ボタン入力中にフリーズすれば、継続です。
スルーした後も、66ゲームの間に引き戻しチャンスがあります。
チャンスゾーン、ボーナスを乗り越えてようやくATに突入しても、最悪70枚程度で終了します。
実践動画をみると、はたして77%もあるのだろうか?そこに設定さがあるのでは?とも疑われています。
超革命ラッシュ ようやく訪れるスタートライン ハラキリドライブなどゲーム数を重ねないときつい
本機爆発トリガーとなる超革命ラッシュ。90%で革命ラッシュがループされます。
基本は10ゲーム、20ゲームなのでたとえ90%であっても、何回もループしていけば、10%は引きます。
さらに、ハラキリドライブや、革命分岐という大量ゲーム数がゲットできるトリガーを引かないと、まとまった出玉はとれそうにありません。
純増が7枚を超えているので、ゲーム数をとれた時の出玉がすごいというのが、ミスター射幸心ですね。
5号機のゴッドと革命機ヴァルヴレイヴの違いについて
私は、5号機の凱旋やハーデスを打っていて、結構荒い台が好きだったなと振り返っています。
ヴァルヴレイヴもかなり荒く、コイン単価もハーデスに近い機種です。
両者の共通点として、低設定の誤爆がありうるという点と、高設定でも大負けする可能性があるという点です。
ハーデスも高設定だとジャグラー並みにあたるものの、犬ばっかり引いてしまうと、マイナスです。
そしてゴッドシリーズは7揃いのゴッドという爆発契機があります。ただ、8192分の1という薄い確率を引く必要はありますけど・・・
ヴァルヴレイヴの場合は、絶対に超革命ラッシュを引かないと爆発しない仕様になっていますし、超革命ラッシュもスタート地点にたっただけで、簡単に2連、3連で終わった時の絶望感を考えるとなかなか打てない・・・
ボーナスへの直撃はあるようですが、ラッシュの直撃は基本ロングフリーズになりますね。
革命機ヴァルヴレイヴを打たない理由 天上の弱さとルートの一定
ヴァルヴレイヴを打たない一番の理由は、荒すぎる台にも拘わらず、天井恩恵の薄さにあります。
ボーナス、AT間1500Gでボーナス当選(しかし!!REGの場合もあり)
1000G間CZ非当選でCZ当選
CZ7回スルーで、ボーナス当選
ボーナスの天井もあるみたいですが、終日打ち切って、AT1回とかみるとこれを追いかけるのは現実的ではないかも
ゲーム数もモードによって管理されているので、単調にみえて、天井の種類などはかなり複雑です。
基本ATの革命ラッシュから、超革命ラッシュにむけて50%程度なら、天井1600~1800でも革命ラッシュ確定にしてほしかったですね。正直、土俵にもたてないレベルの天井かと・・・
天井を強くしすぎると、ハイエナ台になることもありますが、GODぐらいの希望のある天井は作れなかったのでしょうか?
噂のミミズモードをつけたということは、これでいっぱいいっぱいだったのでしょう。
ゴッドシリーズで天井といえば、のちのポセイドンは非常に深いくせに天井が弱く、ハーデス2冥王召喚にいたっては、重いにも関わらず天井非搭載で、即バラエティに行きました。
いずれにせよ、ヴァルヴレイヴは当たるまでのルートはみな一定で、スタートの超革命ラッシュまで上るまでが異常にしんどいというイメージの高さです。
自分がホールの責任者ならヴァルヴレイヴをどのように運用するのか?
これはあくまで推測や想像の範囲で楽しんでください。
みなさんがヴァルヴレイヴを導入したらどのように運用するでしょうか?
機械代がかかる、特に告知しなくても人が来る年末年始(最近はネットで情報を仕入れている人がおおいので、このセオリーも崩れそうですが)
注目のスマスロ、人気のヴァルヴレイヴで打ちたいと思っている人がいるという状況。
以上を考えると、私ならベタピン(設定1のまま)で置きます。
設定1でも、超革命ラッシュに入らないわけではないので、稼働マジック(客にはほかの客の出玉をみることはできるが、どれだけ投資したかはわからない)で出ているようにごまかすことはできます。
一方で、稼働マジックを起こすためには、「このホールはスマスロに力をいれるホールだ」というイメージを持ってもらう必要があり、先行投資で、最初は設定を少しいれるかな?といったところです。
一昔前なら、台数を多く仕入れたら、「あぁ力入れているんだな」ってアピールはできますが、今の時代は、台数が多い=機械代がかなりかかっている=抜く時期を考えていると認識されてしまいます。
設定を入れたとしても、客が負ける確率もあるため、せっかく設定を入れるというリスキーな行動をしても、客が飛ぶ可能性もありますけどね・・・
それだったら、他の設定に忠実な6号機、または設定により忠実な鏡を特日で入れるようにして、漏れた客がヴァルヴレイヴを打つような島作りにするかな…と思いいます
このように、自分がホール側ならどうするかというのを、別に当たってなかったとしても考えることで、甘い機種や高設定を打てる可能性はあります・・・
鏡後のスマートスロットの展望について
現在のスマートスロットは、注目、話題機種はあれど、超本命というのはまだ出ていません。
年明けに北斗がでますが、いまの若い世代に北斗ブランドがそこまで強いのか?むしろパチンコの北斗無双のほうがブランドになっているとさえ感じる・・・
今後はジャグラーなどのAタイプも出ることは推察されますが、ジャグラーなどが普及して、本格的にスマスロ移行につながっていくであろうと思われます。
スマートスロット独自のトラブルとして、マリオンTVさんで取り上げられているように、24枚以下はカードとして排出されない問題があります。
解決策としては、店舗の会員カードをつくることによって、会員カードは少量のメダルであっても貯めることが可能です。
残念ながら、1000円をさらに追加して払い出すという方法もありますが、多くの店舗が非等価なので、打たずして損します。
あと、台確保スペースがないため、カードを返却してトイレにいったら台をとられる可能性もあるとのことです。なくなってもダメージのないポケットティッシュやハンカチあたりをもっていく必要がありそうです。