古畑任三郎 考察 なぜ再放送されない回があるのか? 配信社会になって価値を見出されるブルーレイボックス

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私が学生時代からリアルタイムで見ていた

古畑任三郎

最近、関東ローカルでフジテレビで放送30周年を祝って、一挙に再放送されたみたいです

ちなみに関東以外の人でもFODなどでもみられるみたいですね。

FOD

(おそらく期間限定)

将来、ブルーレイコンプリート買おうかな…

 

そんな中、物議をかもしているのが、再放送されていない回があることと、一部番組内の改変があること

今回は、その理由をまとめ、推測する話になります。

 

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古畑任三郎 あまり再放送されていない回 第2シーズン9話「間違われた男」

犯人役 風間杜夫

冒頭で、完全犯罪を成し遂げた男が、帰り道に車がパンクして遭遇した鴨田によくしてもらったが、相手の口の軽さに恐れて殺してしまう。鴨田の友人として訪ねてきた古畑に対して、鴨田に成りすますという話。

 

シリーズ通して数少ない、2人を殺めた男なのだが、1人は完全犯罪で劇中で古畑に解明されなかった。(のちに自供している可能性はあるが)

ミステリーなので、シリアスなのは間違いないが、なりすまし男が、古畑の執拗な追撃を回避するために、あの手この手のとっさの嘘をついていくが、それがとんでもない方向に行く。

 

古畑は、相手が嘘をつくとその嘘を楽しむかのように、いろんな罠をはりめぐらす

間違われた男は、古畑らしくないといわれているが、実に脚本家の三谷幸喜らしい作品でもあり、その後の古畑のミステリー性に大きな可能性を広げた。

 

問題となるのは、時間トリックでつかわれるサザエさんの再放送回の映像がそのまま使われており、それが著作権上問題となっているらしい。

今回も地上波のフジテレビのみ放送されたようだ。

他のスカパーなどだとさらに難しいのだろうか…

 

風間杜夫氏は、主役級をバンバンやっているという俳優ではないのだが、名倍プレイヤーとして存在感を放っている。

個人的に好きなのが、蒲田行進曲の二枚目俳優の役と、アカギの序盤に立ちはだかった浦部。

風間氏は東京出身のようだが、かなり流暢な関西弁をしゃべっているように見えた。

 

 

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古畑任三郎 VS SMAP スペシャルシリーズ

実は、今日のニュースで見たのだが、古畑ドラマシリーズのラストを飾る3シーズンの11話「最後の事件・後編」でいままでの犯人たちの画像が冒頭に一挙に流れるのだが

SMAPは黒塗りにされている。

古畑任三郎と実在するグループ、人物で言えば、このSMAPとイチローになるのだが、実在したものを取り扱う難しさがあるようだ。

 

特にSMAPはグループそのものが解散したし、母体となるジャニーズもあの騒動によって、改名されたとなって、取り扱いが難しいのだろう。

とはいえ、そうなればスペシャル後の古畑がまわりに「SMAPを担当した人だ」とか自分から「SMAPを担当していました」というシーンは、すべてピー音がはいるのだろうか、カットされるのだろうかという疑念もわく。

 

個人的に古畑とSMAPの掛け合い、豪華な企画を堪能するというところに趣向を置いた作品になるため、トリックやミステリー要素はそこまで深くない。

しかしながら、この作品でSMAPのマネージャーを演じた戸田恵子氏の演技が光っており、現在、戸田恵子氏は三谷幸喜作品にとって、欠かせない女優の一人になっている。

 

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古畑任三郎 第3シリーズ 5話 再会古い友人に会う

犯人役 津川雅彦

もともと最終回として予定されていた話であり、おきて破りもややみられた古畑作品の中で、最も外れたことをしつつ(いい意味で)、最終的に上質なヒューマンドラマとして仕上がっている。

古畑任三郎は、ミステリーの質というより、ヒューマンドラマとして非常に魅力的だったのだと再考させられる作品である。

ファンからも非常に人気が高く、特にラストで古畑が津川雅彦扮する小説家の安斎に生きることについて、説くシーンはシリーズ屈指の名シーン、名セリフとなっている。

この作品に対して、有志のブログにて解説、放送されていない理由についての考察がされている

【古畑任三郎】第3シリーズ5話が再放送されない理由【徹底解説】

ネットでは、事務所やテレビ局にでっちあげの情報を公開された細川茂樹氏の影響という勝手な推測もされていたが、細川氏本人がブログで否定、理由はテレビ局側の事情だと回答

古畑任三郎30周年記念放送について

もし、細川氏のパワハラが事実で、事務所側に正当性があるのなら、細川氏のそのほかの出演作や、仮面ライダー響鬼も我々は視聴できていない。

 

 

上記のブログでは、撮影当時の田村正和氏と津川雅彦氏の一流の役者同士の緊迫した現場について、当時回想されているので、貴重な内容になっている。

 

理由としては、劇中のカラオケシーンなどでつかわれた楽曲の版権などがあるといわれている。

ドラマいうのは再放送の場合でも、役者や関係者に金銭が支払われるようで、楽曲などの著作権に関してもそれが適応されるのだろう。

公共の電波に流すというのは、それだけ多くの関係者、多くの労力がかかっているのだろう。

 

 

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古畑任三郎 再放送されていない回をみるためには、コンプリートブルーレイボックスを買うしかない

配信サイトなどでも見れない作品がある以上、2014年に発売された、コンプリートブルーレイボックスを購入するしか手段はなさそうだ。

数量限定で発売され、現在は基本中古品での購入になる。

我々の世代、30代以上にとって古畑任三郎は伝説的なドラマであり、20代の人でも古畑の世界観にのめりこんでいる人もいるらしい。

このブルーレイボックスは今後さらに希少性を帯びていくと思う。

それにしても、配信などで何でも見ることができる世の中になったが、版権だったり、配信元の事情などにより、見ることができない話もあるらしく、まだまだDVDや映像メディアの役割は求められているのだろうと感じた。