バイオハザード6 PS4 評価と感想 RE6の可能性は? ゲームプレイとストーリー 賛否両論巻き起こるが、駄作なのか?

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バイオハザードRE4があまりにも面白かったので、歴代バイオで重要なナンバリングであり、プレイしていなかったバイオハザード6のPS4版をダウンロード購入してみました。
平常時でも2~3000円程度で購入はできますが、セールで770円ぐらいで購入できました。
カプコンのバイオハザードシリーズは、PSでもswitchでも頻繁にセールをやってくれるので、購入して遊べるときに一気に遊ぶのがいいです。

約10年前の作品に対してケチをつけるのはいかがなものと思われますが、結構思うところもあり、7という転換期であり、傑作につながるターニングポイントと集大成といえる作品なので、この2023年にとりあげます。

 

そして、RE6の可能性はあるかどうかも考察します。

 

歴代バイオ、関連のあるサバイバルホラーのレビュー記事は以下から見ることができます。

バイオハザードRE4 クリア後のネタバレ 印象に残った敵とリメイクでどのように進化したのかを考察

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The Callisto Protocol カリストプロトコル 日本版発売中止のレビューと評価 

 

 

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バイオハザード6のストーリーが評価されている理由 ムービー時間とキャラ人気のテクニック

バイオ6はゲームプレイに関して賛否両論分かれているものの、ストーリーに関しては、評価する声が多くみられます。

 

ゲームのストーリーとしては2023年の基準で見ても秀でています。

 

回りくどい専門用語や、脚本家のエゴの押しつけなどはあまりなく、登場人物の人物関係もプレイすることで覚えていき、基本のストーリーラインはとても分かりやすいです。

 

過去作では、ゾンビやBOWの背景などはレポートをみないとわからなく、6にもレポートやファイルの概念はあるものの、ストーリームービーや劇中の会話を聞けば、なんとなく把握できるものになっています。

 

最も素晴らしいのは、ムービーが1つあたり5分を超えないように作られている点です。

 

バイオ6は、ローケーションやモーションなどにかなりお金をかけられているように感じられましたが、要点と伝えるべきポイント、キャラ同士のドラマをしっかりと選別して、プレイヤーにストレスのない時間で、ムービーを見せています。

 

また、バイオ6は群像劇のような作劇をとっており、レオン、クリス、ジェイク、エイダが同じ時間軸でありながら別の場所で、バイオテロと戦う姿を追体験します。

 

遊ぶことで、断片的にしかわからなかった、Cウイルスの謎が解明されていきます。特にエイダ編はそれまでのシリーズの裏側を総括するものになっており、秀逸。

 

また、それぞれに宿敵となる敵があらわれます。この宿敵があまりにもくどく感じられるのですが、印象には残ります。

 

それだけに過剰なQTEは残念なものの、RE4でもストーリーの解釈は深まりましたが、ムービーの時間が長くなったわけではないので、バイオスタッフは、ムービーとゲームプレイのバランスをものすごく気を付けていると感心しました。

QTEはあまりにも多いですが、現在のPS4版はQTEの成否にかかわらず自動で、すすめられるようになっています。

 

また新キャラのヘレナ、ジェイク、ピアーズはどれも印象的なキャラです。

 

本来、バイオにはジルやクレアといった圧倒的人気のあるシリーズキャラがいるのですが、ヘレナは「教会bot(ひたすら教会へいいきましょうと話す)」としてカルト的な人気をえて、ジェイクはウェスカーの子供というおいしすぎるポジション、ピアーズはネタバレを控えますが、最も印象的なキャラです。

 

 

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バイオハザード6 シリーズ最大のボリュームとマンネリについて

ストーリーは評価される一方で、ゲームプレイについてバイオ6はあまり良い評価を聞きません。

 

まず、バイオ4から続くTPSスタイルが継続されているということで、真新しさはありません。

 

バイオ6は、ゲームセンターのレールシューターを遊んでいるような感覚です。

 

わらわらとやってくる敵をかわして、攻撃して、次のエリアに進んでいくということを繰り返すものになっています。

 

レオン、クリス、ジェイク、エイダで登場する敵は多少異なるものの、クリス編は特に銃撃戦が多くなるものの、基本となる進行は変わりません。

 

バイオ6の基本的な攻略方法は

  1. 体術、クイックショットで極力弾を使わずに進んでいく
  2. 敵は相手するとわらわらとわくので、せん滅する必要がなければ無視する
  3. 時として体力が無限で、弾も無限なパートナーを盾にする
  4. 体力が少なくなれば、ハーブや救急スプレーではなく、わざと死んでチェックポイントに戻れば全回復する
  5. ボスに対しては貯めてきた弾を一気に使って倒す

特に4番がやっていてつまらないし、ストレスが溜まります。

 

弾を節約、管理してボスに対して思い切り使うというのは、初代バイオからのサバイバルホラーとしての伝統ではあります。

 

しかしながら、バイオ6はボスの戦闘数がとても多く、節約を意識しないと弾がすぐになくなります。敵を倒してもスキルポイントばかりで、弾はあまり落としませんし、ハーブも見落としがちになります。

 

だから、楽しくない節約とパートナーを盾にするのと、チェックポイントに戻って全回復をひたすらするのです。

 

ゲームバランスなどに関しては、本編がボリューミーなため練り込み不足が否めませんでした。

 

バイオ6の特筆する点として、エイダ編まで遊びきるのに20時間近くかかるという点です。

短時間で周回を意識して、マップを練り込んだとしても一部のファンには「ボリューム不足」といわれると思います。

(ボリューム面で賛否両論あるRE3ですが、やり込んでプレイ時間を短縮する面白さもあると思います)

このプレイ時間の長さに関しては、好みがはっきり分かれます。

私は前述のように冗長だなと感じました。

 

理想は初回は10時間で遊びこむと3~5時間でクリアできるのがいいと考えています。

 

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バイオハザード6 独自のシステムについて

バイオハザード6独自のシステムについてまとめていきます。個人的に手放しで評価できるポイントは少なかったです。

 

体術をワンボタンでいきなり出せる、スタミナ制について

体術をワンボタンで出せるようになりました。体力下のスタミナゲージを消費して体術を繰り出すことができ、雑魚敵であれば体術だけで倒せます。

 

確かに便利ですが、スタミナゲージの管理は多少面倒であり、体術が使えなかったとしてもクリスのコンバットナイフなどは、威力がかなり高いのでこれだけで打開できる局面も多かったりします。

 

あとで話しますが、敵のリアクションが4や5に比べて弱く感じて、爽快感が薄れたので、体術が強くなって楽しいと感じづらくなりました。

 

スキルで戦闘を有利にする

バイオ6は4や5であった武器のカスタマイズや強化はなくなって、代わりにスキルという攻撃力をあげたり、防御力をあげったり、特定のゾンビなどに攻撃力があがるなどのスキルを付け替えて遊ぶシステムが追加されました。

 

戦闘の自由度が高まりそうなのですが、特に技が増えるなどがないため、デビルメイクライのようなシステムを期待すると肩透かし。

(デビルメイクライもそろそろ6を待ち望みたい・・・)

さらに、1周で得られるスキルポイントは限られてきますし、スキルを購入しても使うスキルって決まっているので、あまり幅がでないなと思いました。

 

戦闘中は常にリアルタイム

戦闘は武器のいれかえや、ハーブの使用などは常にリアルタイムになり、オフライン設定にすればポーズはかけられますが、バイオ4などのようにアタッシュケース画面にうつって、そこから回復などはできなくなりました。

 

初心者にとっては少しきついシステムだと思います。

 

集団戦が多数用意されている

レオン編は一般市民と共闘したり、クリス編はBSAA隊員たちと一緒に敵と戦う場面が追加されました。

 

仲間が大勢いることで、怖さは全くないのですが、一緒にいた仲間が次々死んで行ったり、敵に利用されたりすることで、パニックホラーとしての怖さは少し演出されていると思います。

 

結局は、仲間を盾にしながら、弾薬を節約することしか考えていないんですけどね…

 

 

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バイオハザード6 バイオハザードRE6の可能性はあるのか?

バイオRE4が登場したばかりで、あまりにも気が早いのですがバイオハザードRE6について考察してみます。RE5もでるかわかりませんが(笑)

まずバイオ6は、4や5以上にアクション面に問題が多く、それらを解決することで、より素晴らしい作品になる可能性を秘めています。

 

たとえば敵のリアクション。打った時の反応や手ごたえは、同じPS3のバイオ5はおろか、ゲームキューブのバイオ4より劣っているところもあります。

 

例えば、人型の敵に対して至近距離でショットガンを打てば、昔は吹っ飛びましたが、そのまま食らって倒れるとか、全く反応しないこともあります。

 

スタンピングを食らわせて、破裂音がなるタイミングも少しずれています。

 

バイオRE4では、敵のリアクション、銃撃音の品質が非常に素晴らしく、まさに手に汗握るガンアクションを楽しめます。

 

そのため、もともとアクション性の強いバイオ6がRE6になれば、アクション面の評価は上がりそうです。

 

一つ懸念点があるとすれば、あまりにもボリュームがあるため、バイオRE3のようにカットされるシーンが多くなるかもしれません。

 

いっそ、レオン、クリス、ジェイクを1つのつながったストーリーとして描く可能性がありそうです。

 

チャプター式になると1プレイの重みが薄れるので、そのあたりも改善点がありそうです。

 

バイオ4に比べると、改良すべきポイントが多く、どのようにつくれば、より傑作になるかという道筋が、バイオ6には見えにくいです。

 

また、バイオRE5が出たとして、我々はその映像に感動できるのか?が問題です。

 

RE2やRE4はもとが4世代、3世代前のハードだったので、PS4、5の最新技術で復活したインパクトがすごかったのです。

 

しかし、5や6は2世代前であり、今プレイしても汚いなと思うことがあまりなかったので、REエンジンによる感動が得られるのかという不安はあります。

 

もはや最高傑作といってもいいRE4に比べてバイオ6は楽しめるか不安で、途中やめようかなと思ったこともありましたが、ストーリーの面白さと、ガンアクションとして慣れてくると、サクサク進めたので、最後までクリアできました。

 

いまあえて遊ぶ一本かといわれると微妙なのですが、バイオの重要な歴史の1本であることには間違いないので、プレイする価値はあります。

 

バイオハザードRE4 クリア後のネタバレ 印象に残った敵とリメイクでどのように進化したのかを考察

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