ベヨネッタ3 感想と評価 アクションゲームとして一流ながらネットで炎上?ダサい?爆死といわれている理由なども含めて解説と考察

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2022年の下旬に発売されたプラチナゲームズの代表作「ベヨネッタ3」
私もプレイしたかったのですが、別のゲームを遊んでいたので、今日までプレイするに至りませんでした。
ベヨネッタシリーズといえば、スマブラでも出演し、プラチナゲームズ×任天堂の代表作として有名です。

なんとベヨネッタ3は前作の2から8年ぶりの続編ということもあり、ファンの期待値なども相当に高かった作品です。

 

 

 

今回はベヨネッタ3の主にアクション面をレビューしつつ、一方でネットでは賛否両論とされている部分にも追及していきます。

このブログでは、switchやPS5などのゲームレビューを行っています。

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※画像のキャプチャーを複数枚とって、ブログにあげていたのですが、なぜか削除してしまい画像が反映されなくなりました。テキストベースでの発信のみになりますがご了承願います。

 

 

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ベヨネッタ3 ベヨネッタとプラチナゲームズのアクションの見直し デーモンスレイブによる豪快な攻めゲー

ベヨネッタ3は、ベヨネッタの最新作であり、ベヨネッタさらにはプラチナゲームズへのアクションを一度見直すという意味のこもった作品だと認識しています。

 

本作で新しく追加された目玉アクション「デーモンスレイブ」

 

ボタン1つで、ベヨネッタよりはるかにでかい魔獣を呼び寄せて、敵を豪快に倒す基本スキルです。

 

このデーモンスレイブがベヨネッタ3の肝になります。

 

今までのベヨネッタは、うまいプレイヤーはダッチオフセットを駆使して、攻撃しながら敵の攻撃をかわし、ウィッチタイムを発動してとどめの一撃を放つ

 

初心者は敵の攻撃をまって、回避を連打してウィッチタイムがでたら攻撃する

 

つまり、初心者からすればベヨネッタというゲームはかなりの待ちゲーになります。

 

このデーモンスレイブは、中距離以上からでも敵の近くに魔獣を呼び出し、豪快に攻撃してひるんだら、とどめをさせるかなり攻めを意識した要素になります。

 

また、魔獣召喚中に指示をあらじめて先行して入力することでき、その場合ベヨネッタは自由に動けるので、ベヨネッタと魔獣の波状攻撃が実現します。

 

さらに、ベヨネッタの通常の武器も初代ベヨネッタに比べたら、火力は高めに設定されているとかんじましたので、豪快な戦闘が普通に楽しめる状態になりました。

 

特に途中から解放される、武器のフィニッシュ技の時に光ったタイミングでデーモンスレイブすると魔獣が追撃してくれる要素がとっても爽快です。

 

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ベヨネッタ3 アクションゲームの決定版というべきアクションのボリューム

ベヨネッタ3は、いままでのアクションゲームに比べてアクションのボリュームが桁違いに多いです。

 

ベヨネッタ3のメインミッションは14用意されており、その中にはヴィオラだけで操作するミッションもあるのですが、なんとベヨネッタの専用武器は10種類以上用意されています。

 

 

デーモンスレイブの数もほぼ同等です。

ベヨネッタ3の武器は、近接と遠距離に分かれているわけではなく、武器によって遠距離攻撃がかわる仕様になっています。

 

とにかくステージを進めるたびに新しい武器、新しい敵が続々と開放されていき、15時間程度のプレイ時間ですが、全く似たようなステージ背景、敵が用意されていないのが素晴らしい。

 

さらに、武器の種類が多いからといって武器が手抜きというわけではなく、それぞれこだわった特製や癖があります。

いろんな武器の特性をしることに時間がかかりやっかいに感じましたが、最終的にカラーマイワールドとゴモラの初期セットでも最後まで不自由なく戦えて、しかも楽しいのですから、プラチナゲームズのアクションゲームの開発力の高さを実感しました。

 

従来の作品どうように、MGS風のステルスアクションや、魔獣に乗ってフィールドをかけぬけるアクション、バイクアクション、大怪獣バトルといった複数のジャンルをベヨネッタにしっかり詰め込んで遊ばせてくれます。

 

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ベヨネッタ3 ネタバレ 炎上? アンチベヨネッタというべきヴィオラの存在

ネットでベヨネッタ3の評価は、アクション面についてはおおむね好評ですが、ストーリーやヴィオラというキャラクターについて、賛否両論となっていました。

 

ちなみにベヨネッタ3の炎上原因は、発売前に海外版のベヨネッタ声優がギャランティに対して、不服を申し立てたということが発端だったらしいです。

主演声優の交代で騒動──シリーズ誕生から13年、『ベヨネッタ』がたどった数奇な運命

 

さて、ベヨネッタ3賛否両論の的になっているのが、ヴィオラの存在です。

 

ネタバレになりますが、ヴィオラはベヨネッタとルカの間にできた娘で、魔女としての能力を有し、最終的にセレッサに代わって、2代目ベヨネッタを襲名します。

ヴィオラは、ベヨネッタと対極の関係にあり、ドジっこで、ロックな服装をしていて、女性らしいというより男性的な見た目もしています。

 

ベヨネッタでは決してかからないギターを基調としたBGMや、ベヨネッタでは否定されていたガードボタンの実装。

 

さらに、ベヨネッタのデーモンスレイブはプレイヤーが攻撃方法を操作しますが、ヴィオラのデーモンスレイブはオートで攻撃します。

 

おそらく、ベヨネッタ4に向けて、ベヨネッタはより初心者向きでシンプルな内容に方針転換するのでは?と推察されます。

 

それだけ、ベヨネッタ3におけるベヨネッタのアクションは過去作に比べても複雑で選択肢があまりも多く、アクションの決定版をこの2022年に作りたいとプラチナゲームズは考えたのではないでしょうか?

 

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ベヨネッタ3 ヴィオラの操作性とアクション性について

私の腕のなさもありますが、ヴィオラの操作はかなり難しいです。

 

ベヨネッタだと回避で発動するウィッチタイムが、ヴィオラだとガードで発動になるのですが、ウィッチタイムを長時間発動させようと思うと、敵の攻撃をぎりぎりまでひきつける必要があり、その判定がシビアです。

 

アップデートによりこれでも改善されたのですが、まだ難しく感じます。

 

さらに、ヴィオラがチェシャを召喚すると、ガードが不可能になり追撃が難しくなり、これはシステムの欠陥なのかなと思うほどです。

 

ベヨネッタの場合は、魔獣を召喚して、攻撃を指示しつつベヨネッタが攻撃して、敵に攻撃されたら回避してウィッチタイム発動して、さらに追撃ができ、これが本当に爽快でたまりません。

 

ヴィオラでは、ベヨネッタでできたアクションや気持ちよさがことごとくなくなって、まるで別ゲームになっています。

 

ヴィオラという存在によってベヨネッタのアクション性をリセットする意味合いがあったのかもしれませんが、正直これは退化に感じられてしまいます。

 

 

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ベヨネッタ3はネットでいわれるように爆死だったのか?

ベヨネッタ3の売り上げについても言及

 

ベヨネッタ3は、日本で約15万本、海外で88万本でミリオンを達成しています。

国内に限定すると、switchという大人気ハードで15万本は確かに物足りなく感じてしまいますが、ベヨネッタのゲーム性を考えると、これで15万本は大健闘。

 

ベヨネッタ2も不人気ハードといわれたWIIUで全世界100万本を達成しています。

ゲーム業界について詳しくは知りませんが、1作目からパブリッシャーとなっているSEGAが支援を続け、任天堂もかかわっているので、プラチナゲームズ単体で開発するよりも開発コストは優遇されているはずです。

 

さらに、ベヨネッタ3がベヨネッタ2から8年後の作品であることを考えると、8年たったにもかかわらず、全世界の売り上げが大きく落ちていないのは、プラチナゲームズのブランド力の高さのすごさをうかがわせます。

 

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ベヨネッタ4はどうなるのだろうか? アクションやストーリー

ベヨネッタ3の製作者インタビューで、生みの親である神谷英樹氏は、「ベヨネッタの構想は9まである」と明言されました。

 

プラチナゲームズと任天堂の関係が続けば、4の可能性はとても高そうです。

 

4の主人公は間違いなくヴィオラになるでしょうが、デビルメイクライ4のように主人公を交代させつつ、ダンテをストーリーに入れるという形になるのではないでしょうか。

 

つまり、ベヨネッタ3のベヨネッタとヴィオラのミッションの割合が逆転され、ヴィオラがメインとなり、ベヨネッタが天界や魔界で活躍して、娘を支えるというゲーム性になるのではないでしょうか?

 

ボリュームに関してですが、ベヨネッタ3は1周でも15時間ほどのプレイ時間があります。周回プレイ、やり込みなどで人によっては100時間を軽く超えそうです。

 

ベヨネッタ4に関してですが、ゴッドオブウォーラグナロクなどを見るに、もしかしたら1周あたりのプレイ時間を延ばす方向にするかもしれません。

 

ベヨネッタ3は、新品でも価格が落ちており、私が購入したのは発売してから半年以上経過しているとはいえ、5000円程度でした。

 

やはり中古市場や、いまの時代の1周に求めるプレイ時間などを考えると、ボリュームアップをはかるのではないでしょうか?

 

 

 

 

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ベヨネッタ3とFF16どちらを遊んだらいい?

さて2023年らしい話題を最後におくると

どちらも開発にプラチナゲームズが関わっているベヨネッタ3とFF16

新しいアクションゲームを遊びたいけどどちらを遊ぶべきか?という点で比較について答えていきます。

ストーリー

ストーリーは単体でも遊べ、人種問題、エネルギー問題も取り上げているFF16に軍配があがります。

しかしながら、圧倒的にFF16が良いかといわれると、ベヨネッタも並行世界で様々なベヨネッタに出会い、世界各国をまたにかける壮大なストーリー

終盤になるとファンなら激熱の展開もあり、ストーリーの方向性が違うだけで、劣っているわけではありません。

 

グラフィック

こちらは普通に考えればマシンスペックや4K対応で、FF16と言いたいのですが、グラフィックというのは長時間見続けると慣れてしまうものです。

ベヨネッタ3は、飽きさせない工夫、カットシーンの作り込みのうまさ

キャラのフェイシャルモーションの豊かさ、武器の美しさなどFF16ではかなわないクオリティを誇っています。

欲を言えばPS5で動くベヨネッタが見たいですね・・・

ただ、全ての動作を60FPSで再現しているFF16が最終的にグラフィックが素晴らしいと軍配をあげることになります。

 

アクション

アクションの評価は難しく、10時間で気持ち良い、楽しいと感じられるのはFF16になります。

FF16の敵も普通の攻撃ではひるみませんが、吉田直樹プロデューサーの意向によって敵のモーションはわかりやすく設計しています。

これにより、FF16は基本ガードがないのですが、敵の攻撃をみて避けて一撃を叩き込んでいく楽しさがあり、アクションに明確なメリハリがあります。

対するベヨネッタは、アクションのメリハリがFF16より薄く、初心者はどのタイミングで避ければいいのか、攻撃のタイミングをはかるのが難しいです。

ただし、運転の難しいバイクを乗りこなした時のような爽快感と同じで、ベヨネッタも難しい操作、仕様の先にはとんでもない爽快感があります。

1周目でもデーモンスレイブを駆使した攻撃は本当に爽快でした。

甲乙つけがたいですが、令和のアクションと考えるとFF16が良いかなと思います。

 

キャラクター、声優

 

ぶっとんだキャラクター、キャラクターの個性はやはりベヨネッタが強いです。

ベヨネッタを演じる田中敦子さん、ジャンヌの園崎未恵さんは本当に各キャラのイメージそのままです。

私が初代をプレイしたときは、まだ英語版しかなかったのですが、この日本語吹き替えの田中敦子さんの起用は、ベヨネッタにおいては革命です。これが4で聞けなかったら本当にショックです。

FF16も魅力的なキャラクターがいます。アナベラとかアナベラとかアナベラとか・・・

しかし、日本語の声優に関しては、やや感情がのっていない、ベヨネッタほどのシンクロは感じられません。

 

音楽

最後に音楽ですが、これはどっちも本当に素晴らしい。最先端のゲームミュージックを堪能できます。

ただ、音楽のバリエーションやファン涙の過去作の音楽がきけるという点で、ベヨネッタのすばらしさをあげないわけにはいきません。

いやこれは本当に好みの問題で、FF16だって音楽は本当に素晴らしいのですが、どちらかといえば、ベヨネッタ3が素晴らしいといいますね。

 

以上で、ベヨネッタ3のレビューを終わります。

いろいろいわれていますが、気になるのであれば購入してください。新品もAmazonなら少し落ち着いた価格で購入できますし、ちょっと気が向いたらプレイできるような作品です。

あと、私の評価基準として、レビューを長く書ける、レビューを書いて面白いと思える作品は素晴らしいという個人的な解釈があり、今回のベヨネッタ3は、書くことが多すぎて、とてもレビュワーとしても楽しい作品でした。

 

 

 

 

 

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FF16 クリア後、ネタバレ含む 評価、レビュー 体験版は絶賛され、製品版は凡作、賛否両論になった理由

アストラルチェイン 未クリアレビュー・評価 神ゲーなのか?つまらないのか?

 

 

2024年8月20日。ベヨネッタ声優の田中敦子さんがお亡くなりになりました。約1年間、闘病生活をされながらも最期まで、声優の仕事をお勤めになったとのことです。

ベヨネッタというあまりにも個性の塊で癖の強い主人公を見事に演じられ、過去の作品も英語音声のみでしたが、日本語吹き替えをまたとり直したのも、スタッフの方々の努力と、田中敦子さんのベヨネッタがあまりにも魅力的だったからでしょう。

特に、ウィッチタイムに突入する際の「遅い!!」の一言だけで、ベヨネッタのキャラクター性を示すとともに、コントローラーを握る我々プレイヤーも、よしこれから攻撃に転じるぞ!!とモチベーションがあがったものです。

生みの親である神谷英樹氏が、プラチナゲームズをやめられたため、ベヨネッタの続編はどうなるかは未定ですが、4作目以降の田中敦子さんの活躍が見れないことが非常に残念です。

もしかすれば、田中敦子さんが演じられたキャラは、別の声優の方が演じることになるかもしません。もちろん既存のキャラを演じられる声優さんはものすごいプレッシャーだと思われます。

今後我々は、新しい声優さんを応援すると同時に、昔はこのような方がキャラに命を吹き込んでいたんだよと伝えていくことも重要なのではないかと思います。

改めて、ご冥福をお祈り申し上げます