サッポロビールを代表する第1のビール、エビス
今回は2月に発売したばかりのニューオリジンという商品を実際に飲んでみた感想になります。
おいしいのか?飲むべきビールなのかも含め、正直にレビューしていきます。
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エビス ニューオリジンとはどんなビールなのか?
次世代の若手醸造家が、1890年のヱビスビール発売当時使用していたと思われるドイツ産ホップ(※)の新たな魅力に挑みます。
複数回に分けてホップを添加する伝統的な製法と、古きホップ品種の華やかな香りをより引き出すため、現代の設備を駆使した製法を採用しました。“高貴で洗練された苦味と香り”で、幸せなひと時をお楽しみください。(公式サイト引用)
オリジンというのは、発端やはじまりという意味で、ニューオリジンというのは一見、矛盾する言葉になっていますが、現代の酒造家が、エビスビール発端のホップをつかって、醸造したという触れ込みになっています。
前置きはこの辺りにしておいて、さっそく飲んでみましょう
エビスビール ニューオリジンの正直な感想
ビールの色は美しい琥珀色・・・すべてのビールがそうでしょうけど、エビスのビールというフィルターがかかるだけで、ものすごく綺麗にみえるんですよねこれが。
香りと味わいはかなりビターよりな雰囲気で、甘みなどはほぼなく、ドライな口当たりになっています。
ドライな味わいなので、揚げ物などのおつまみとの相性はよさそうです。
古いドイツ産ポップを使用しているのか、味の広がりというよりもかなり武骨なとげとげしい味わいがひたすら突き刺さり、これならどうかと押し出していく強引さが感じられます。
エビスは普通のエビスでもどちらかといえば、ビターでドライよりのビールで、甘さや風味が広がるといった海外産のビールとはまたちょっと趣が異なります。
贅沢なビールを飲んでいるのかなと思いはしますが、これを毎日飲めるか?楽しめるか?といわれたら、僕の口にはあまりあわなかったです。
エビスビールはもはや特別ではなくなった? 消費者の考えの変化とコンビニのお酒コーナーの充実
近年は、お酒の多様化、ノンアルコールのレベルアップ、お酒を飲まない人が生きやすい社会ということで、ビールの花形だったエビスも少し主張が弱まっています。
デフレ社会で活躍し続けてきた、第3のビールや、コンビニであってもお酒のコーナーが充実化して、海外のクラフトビールなんかが飲めるような時代になりました。
エビスビールって特別なビールだったんです。居酒屋でも同じ第1のビールのプレミアムモルツが飲める店が多いけど、エビスが飲めるところと言ったら、銀座ライオンとか結構限られていました。
でも、今は普及したり、拡散することが大切な世の中で、特別感っていうのはそこまで重視されないのかなと感じます。
さらにいえば、おひとり様で自分の趣味にならお金をかけられるという人にとって、エビスの値段ってべらぼうに高いわけじゃない。でもあえて選びたくなるほどおいしいかといわれたら疑問?というビールになっている気がします。
現代でものを売る場合、消費者が驚嘆するレベルの安さか高さ、そしてその値段にいい意味で不釣り合いなクオリティを指し示す必要があり、モノを売る難しさと深刻さはより一層増していくばかりです。
私は頭がお子様なので、「エビスが好きなんだよ」とアピールすることで通ぶっていましたが、実際は、ベルギーのヒューガルデンが断トツで好きな味なんですよね・・・
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