劇的なCS決勝弾の影に ソフトバンク絶対的守護神 オスナ選手の回またぎ問題について野球ファンが考察する

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劇的な幕切れとなったソフトバンクVSロッテのクライマックスシリーズ第2戦

ロッテの逆転サヨナラ勝ちによって幕を閉じましたが、ソフトバンクの絶対的守護神、メジャーでセーブ王となり、ロッテでも抑えを務め、ソフトバンクに移籍したロベルトオスナ氏が、回またぎを断った?いわれなかったという報道がありました。

プロ野球ファンで今回の一件について思うことをまとめ、考えてみました。

 

 

 

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問題のまとめ 首脳陣は回またぎしてほしかった? オスナ選手はするつもりだった

まず

9回を終え、0―0。首脳陣は延長10回に勝ち越した場合、9回を無失点に抑えたオスナに回またぎでの続投を要請した。守護神の答えは「No,thank you(いいえ、結構です)」。

ソフトバンクCS逆転サヨナラ敗退の舞台裏、守護神オスナの「NO,thank you」 首脳陣は延長の回またぎ要請したが…

 

その後、SNSでオスナ選手が自身のアカウントで否定する発言をおこない、実際は

 

オスナは「私は常に仕事に対して強いプロ意識を持っており、チームを代表する1選手として最大限のコミットをしてきました。私は自分の役割を理解しており、昨日のような試合状況では、1、2、または3イニングでも投げる必要があれば、チームと球団の勝利を確保するために何でもする覚悟がありました。何よりも、ファンの皆さんが最高の思いをしてもらえることが重要です」とコメントした。

さらに16日のクライマックスシリーズ(CS)ロッテ戦(ZOZOマリン)についても言及。「昨日は、9回裏の最後のアウトを取りダグアウトに戻った後、試合がまだ同点の状況だったので、ダグアウトで立ったまま、万一に備えて10回も登板する準備はしていました。その後、投手コーチが振り返り、その日の仕事が終わったことを私に伝え、その後、監督とヘッドコーチも私にありがとうと言いました」と説明した。

ソフトバンクの守護神オスナ「10回も登板する準備はしていました」 回またぎの拒否を否定「何でもする覚悟がありました」

この2つのニュースは全く逆でしょうね。おそらく1本目は、記者が首脳陣に確認して記事にしたと思われます。ですがオスナ本人の考えは違い、直接いわれた記憶もないとのことです。

この行き違いが事実であれば、サインミスや守備の連係のもろさも含めて、今年のソフトバンクは近年まれにみる大型補強をしながら、3位に終わったことも納得言えるでしょう。

 

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ソフトバンク首脳陣とオスナ選手どちらが正しいのか? 回またぎをさせる報連相の重要性とリスクヘッジの問題

今回の件について、首脳陣の意見、オスナ選手の意見どちらが正しいのか?私なりに考えたのですが、おそらくオスナ選手の言っていることの方が正しいと思います。

今回のクライマックスシリーズ3戦目、1勝1敗のイーブンですが、12回引き分けで終了した場合、ロッテがファイナルステージに勝ち進むことになります。

 

ロッテであれば、0-0のスコアを維持するだけでも良いので、信頼できるセットアッパーやストッパーを回またぎさせるという選択肢も考えられるでしょう。

しかし、ソフトバンクの「勝ち越した場合は買いまたぎさせる」という判断は、負けたら終了のクライマックスシリーズとはいえ、オスナ選手にかかる負担が大きい気がします。

 

どれだけ優秀な中継ぎ、抑えであっても1回を終えることで全身の集中力を使い切って、回またぎをした場合、あっけなく打たれるというケースがあるため、回またぎをさせる場合は、前もってプランとして立てておくことや、事前説明が重要になるでしょう。

 

この判断に関しては、藤本監督の報連相が原因かもしれませんし、齋藤ピッチングコーチは、現役時代、圧倒的なエースとして君臨していたものの、中継ぎや抑えの経験がほぼなく、後ろのピッチャーの心理を十分につかめてなかった点も考えられます。

 

 

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ロベルト・オスナ選手 かりに退団した場合 ソフトバンクの救援事情は苦しくなる

ロベルト・オスナ選手は退団の可能性もあるとのことです。

今期は49試合出場し、29セーブの防御率が0.92と防御率1を切る圧倒的な実力を発揮しました。

ソフトバンク守護神流出ピンチ オスナにメジャー復帰や国内他球団移籍も 外国人選手の去就

しかしながら、ソフトバンクの先発陣が規定投球回を達成せず、クオリティスタートも少なかったこともあり、オスナ選手の脅威は数字以上に発揮されなかったという点が実情でしょう。

 

藤本監督が退任し、新体制で迎えるソフトバンクにおいて、抑えの定着は絶対です。

常勝軍団だった時代は、サファテ投手、森投手と圧倒的な成績をおさめた抑えがいました。

 

国内他球団移籍の可能性もあるということですが、メジャーからのオファーがあればオスナ選手はすぐにメジャーに移籍する可能性が高いでしょう。

ソフトバンクが世界に通用する球団をつくることをコンセプトにしており、国内では圧倒的な平均年俸なのですが、支払える金額には限度があり、メジャーと比較すると厳しいです。

 

オスナ選手が、環境やチームを愛するというよりは、ロッテからすぐにソフトバンクへ移籍した背景からも、年俸によっての評価を求めている可能性が高いです。

さらにまだ28歳と、選手として脂が乗りきっている状態なので、選手生命も考えて、残りの自分の力を最大限発揮できる環境はどこか?

 

そう考えると、ソフトバンクは来期以降、抑え選手の選定も含めて戦っていく必要があります。

抑えが絶対的な成績をおさめるほどに、代わりの抑えを立てることは困難を極めます。

セットアッパーで優秀な選手を抑えにまわせばいいという単純な話でもなく、その日の勝敗をすべてまかされる責任あるポジションです。

 

今回の首脳陣とのすれ違いが、もしかしたら退団への明確な引き金になる可能性も0ではありませんが、とりあえず行く末を見たいと思います。