葛根湯と風邪薬が融合したら、風邪のひきはじめから、引いた後も最強の薬になるんじゃない?誰しもが妄想(?)したことが現実になった。今回は日本臓器製薬のコフト顆粒を取り扱います。最近は、ドラッグストアで直接指名して購入されるお客様も多いです。
この記事はこんな人におすすめ!!
- 最近までCMでやっていたコフト顆粒ってなに?
- 葛根湯を使用したことがない
- 葛根湯を使っているけど、すでに風邪の症状がでているか不安
- 粉薬でも飲める
最近CMやっていて、気になる薬があったんですよ。
それがこの、コフト顆粒
マスチゲンやラックルの日本臓器製薬による医薬品です。
12包と24包が現在発売されています。
特徴はなんといっても、葛根湯と総合かぜ薬の成分が配合されている点です。
このような試みは初めてというわけではなく、パブロンが過去に麦門冬湯と総合かぜ薬を出してます。
購入している人は多いけど、成分について思うこと
用法用量は、1日3回。葛根湯がはいっていますが、服用は食後です。
1日分に含まれるのは
葛根湯エキスが2200ミリグラム。
アセトアミノフェン450ミリグラム
参考までにツムラの葛根湯が1日あたり2500ミリグラム、カコナールの満了処方が5560ミリグラムになります。
ツムラの葛根湯でも十分に効き目を実感されているなら、同じタイミングでコフト顆粒でも効くかもしれません。ただ食後のとることで、漢方薬の働きは弱まるかもしれません。
解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンの量は、アセトアミノフェンのみを成分としたタイレノールが1錠300ミリで1日3回なので、やや少なめです。
鼻水・鼻づまりには、クロルフェニラミンマレイン
咳にはジヒドロコデイン
去痰成分としてグアイフェネシン
顆粒ですが、コデインが含まれているので12歳未満は服用できません。
コデインが含まれており、顆粒なので咳への効能は高いです。一方で、解熱沈痛のアセトアミノフェンの少なさや、喉へアプローチする成分が少なめのため、風邪の引きはじめで、さらに喉が痛い場合は、コフト顆粒はあまり活躍できないかもしれません。
また眠気を誘発する成分が含まれているので、機械や乗り物の操作はお控えください。
漢方薬や総合のかぜ薬はいろいろ取り扱っていますので、よろしければ参考にしてみてください。
味はかなり苦めです
見た目は、ビタミンCがはいっているので黄色がかっており、味は飲みやすい葛根湯に比べると、かなり苦みが追加されています。
インフル後にまだ悪寒がはしったり、熱ににた症状が出たのですが、なんとかコフト顆粒でおさまりました。
いろいろ成分を見ていくと
どちらかをベースにどちらかではなく、本当に両方の成分をかけあわせたような内容になっていますね。
眠気や年齢制限といった漢方薬の良さを殺している部分は、否めないものの、葛根湯の服用タイミングや、いまいち葛根湯の性質をしらない人が保険として飲むこともできるというコンセプトは、よく見つけたな~という感想。
ただ咳もあまり出ていないのにコデインが入った総合かぜ薬を飲むのはどうかな~というのも感想。
葛根湯は葛根湯で、ドリンク、錠剤、粉そして参入メーカーが多いので、探してみるのも面白いと思います。
いろいろ混ぜすぎて中途半端というネガティブな意見も散見されますが、面白い着眼点の薬だな~と思いました。