医薬品2類3類統合の2025年問題 薬剤師が必須となればドラッグストアと登録販売者は終了、オワコンになる未来

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ここ、ドラッグストア店員のブログであって、ホスト問題のブログではないですから

たまには、ドラッグストア界隈の情報を発信せんと駄目ですね。

 

ということで、今回は毎日新聞の記事から、2025年以降、ドラッグストア業界に大きな変革が起きる?可能性があるので

現役ドラッグストア店員で、登録販売者の私がおもったことをまとめます。

 

市販薬の2類と3類を統合へ 薬剤師らの説明、医薬品は必要に(毎日新聞)

 

 

 

 

 

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全ての医薬品に説明義務が発生するなら、クレームやカスハラは避けられない

 一般の市民は薬の知識を十分に持たないため、販売時のルールも定められている。薬剤師が販売する1類は、使い方などを説明するよう義務付けられている。薬剤師と登録販売者が販売できる2類と3類については、2類には購入者への説明に努力義務が課されていて、3類は不要だ。

ただ、こうしたルールが不明確で、現場で順守されていない実態があった。

2、3類の統合により、販売方法について、薬剤師のレジへの配置などをガイドラインに定め、購入者が確実に説明を受けられるようにする。現行の3類のうち、作用が弱いものは薬剤師ら以外でも販売できる「医薬部外品」に移行する。

市販薬の2類と3類を統合へ 薬剤師らの説明、医薬品は必要に(毎日新聞)より引用

 

大手チェーンのドラッグストアであれば、濫用等のおそれのある医薬品に関しては、説明や注意喚起をしているところが多いです。

ただし、現場で働く登録販売者は、休憩中に説明のために呼び出されたり、「何度もつかっているわ」とカスハラを受けたりするリスクを抱えて仕事していると聞きます。

 

一般の市民は薬の知識を十分に持たないためと記載されていますが、セルフメディケーションを促進するために、医薬品メーカーは公式サイトがかなり詳細な情報発信をしていますし




添付文書や箱の説明も非常に細かく、わかりやすく改善されています。

ビタミン剤なども含めて、全ての医薬品を説明するというのは、あまりにも現場に労力をかけすぎる気がしますね…

 

今でさえ、私の店舗は品出しが終わるのって、本当に閉店から2~3時間前で、それまで接客と品出しだけで、異常な忙しさなんですよね…すべて説明しきるのは難しいです。とくにインバウンドのお客様には英語で説明は不可能です。

 

全てのお客様に「この医薬品を使われたことございますか?」とチェックするだけでも相当大変ですし「いつもここで買っているぞ」とクレームの原因になります。

レジ袋が有料になった時も怒鳴る客が何人かいたので、そういう現場リスクを偉いお方は考えないというわけです。

 

 

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2類、3類を売るために薬剤師を確実に置かなければいけなければ、ドラッグストア、登録販売者にとっては最悪の未来に

また、上記の記載どおりにすすめば、個人薬局とかいいですけど、薬剤師を抱えていないドラッグストアは大打撃ということになります。

 

うちの会社のドラッグストアで薬剤師が在籍している、一類や要指導医薬品が購入できる店舗はたぶん10%程度あるかないかじゃないでしょうか?

薬剤師が必須となれば、薬剤師の取り合いになりますし、ドラッグストアによってはもう最悪、サプリメントと食品しか売らないって未来もあります。

 

また、24時間営業しているドラッグストアは、確実に短縮営業になるでしょうね。

最悪ね。でもそこまで厳しくならないとは思われますが…

登録販売者しか在籍していない店舗って、僕もドラッグストアで働く前は、こんなにあるものだとは思いませんでした。




これを見る限り、登録販売者はいらないということで、切られるという未来が見えますね。

元から登録販売者については、とってしまえば失うリスクもほぼないですし、更新する必要もないですし、資格としては、かなり疑問視されていた時期がありましたけどね。

 

 

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オーバードーズ対策として20歳未満には大容量の製品や2個以上の販売を禁止は意味がない

一方、若者の間で広がる市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)対策として、20歳未満には大容量の製品や2個以上の販売を禁止する制度改正案もまとめた。

市販薬の2類と3類を統合へ 薬剤師らの説明、医薬品は必要に(毎日新聞)より引用

 

現状もおひとり様1個に制限している店舗がほとんどで、空箱対応している店舗も多いでしょう。

急遽つくられた感じはしますが、咳止め関連の薬を繰り返し、買われるお客さまって、ご年配の方もまぁまぁ多いです。

狡猾な客になると、こちらが1個と伝えたと知っても、時間差で来店したり、違う店員で購入したりします。

20歳未満を禁止したとしても、恋人や家族に買わせようとおもったら、簡単に買わせられますからね。

 

労力と採算があわないから、もう濫用の疑いがある薬は置かないでおこうって店舗もでるかも・・・

実際、「ウット」を扱っていない、大手チェーン店ってままありますからね。

 

咳止めは汎用性も高いので置かざるを得ないですけど、麦門冬湯だけでいいんじゃないかと思ったり。(最近は入ってきませんが)

 

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ドラッグストアに薬剤師が必須となればドラッグストアと登録販売者は終了する

nはい、今回はかなり生々しい現場の状況なども含め、2025年に改正されたらどうなるか予想しました。

ドラッグストアが商品を安価にそろえて、大量に店舗展開できるのは

 

利益率の高い医薬品を、給与をあまり高くしなくていい登録販売者をやとって、売れるから

これなんですよね。

これがもし、薬剤師が必須や義務になったら、閉店するドラッグストア結構増えるんじゃないですかね。




薬剤師って取得に年数とお金がかかるから、相応の待遇をドラッグストアも用意しないと、調剤薬局とかにとられてしまうわけなんで

だから、ドラッグストアで働く薬剤師は、優秀な方もいるんですが、癖の強いかたもいたり、いなかったり・・・(登録販売者も癖の強い人はいます)

 

人件費ってことを考えると、医薬品全体が確実に定価に近づいたり、サービス、価格は悪化しそうです。あくまで民間企業なんでねドラッグストアは

 

また、薬剤師が絶対必要になれば、登録販売者は不要ってことで、切られていくでしょうね。

そうならないためにも、いまのうちに責任者や役職者になって、切られにくくするなどの対策は必要かもしれませんね。

僕ができることは、投資して、金融資産を増やすことです…