PSのフリープレイで配布されていたF1(R)23をプレイした感想を述べていきます。
過去にレースゲームで、頭文字Dやグランツーリスモなどを遊んできた経験からの比較が多くなっています。
F1(R)23とはどのようなゲームなのか? どれだけボリュームがある?
F1(R)23は、現実のモータースポーツF1の実在する選手、企業、マシーンを使用して、サーキットを走ることができる作品です。
架空キャラを使った、ブレーキングポイントというストーリーモードが実装され
他にもF2からはじめたり、F1のトップドライバーから始めることのできるキャリアモードや、1人用の遊びも非常に充実しているゲームになります。
今回は主にブレーキングポイントを中心に遊びましたが、それでも10時間以上はしっかり楽しむことのできる作品でした。
他の1人用モードを極めたり、現実のスケジュール通りスキップせずに遊びきったらおそらく100時間ぐらい遊べるポテンシャルのある作品です。
実際にEAスポーツ×コードマスターズのF1シリーズだけをずっと遊び続けるプレイヤーも多いようで
ハンドルコントローラー略してハンコンを自宅で整えて、現実のレースのような没入感で遊ばれている方もいます。
EAスポーツといえば、FC24などのサッカーゲームが筆頭なのですが、このF1シリーズも非常にクオリティが高いです。
F1(R)23はほかのレースゲームとどう違うのか?
一番の違いは、世界最高速度で、技術の粋を集めたフォーミュラーカーを思う存分走らせることができるという点です。
当然、一般車でもある頭文字Dや湾岸ミッドナイト、グランツーリスモで運転する車とは格が数段違います。
一瞬で300キロ全開で出るのですが、ブレーキ性能も化け物で、ブレーキをおすだけであっという間に速度が減少して、クイクイと曲がることが可能です。
各サーキットも最初は「ここを5周ぐらいするのか・・・大変だな」と思ったのですが、1週あたりが1分半ほどで体感時間も早いです。
またレースゲームに慣れていない人、久々に復帰する人に対しても、アシスト機能がかなり充実しており、フルアシスト状態であれば、コーナーを曲がることに苦戦したり、フォーミュラーカーが揺れることもないでしょう。
一方で、アシストがついていると車の最高速度が制限されるため、早いタイムを出そうとすれば、アシストを解除する必要があります。
特に、ブレーキロック、トラクションコントロール。このアシストを外してF123のスタートラインに立ったといっても過言ではないですね。
ブレーキロックというのは、ブレーキボタンを押している間は曲がれない状態になります。ほかのレーシングゲームではあまり体験できないことで
つまり、コーナーに侵入する前に十分に減速して、ブレーキを話すと同じタイミングで、ハンドルを切る必要があるのです。
次に、トラクションコントロールですが、これは速度を落とした後のアクセルをふかしすぎると、車体のコントロールが失われることを防ぐアシストです。
コーナーの立ち上がりはすぐにアクセルを押し切らず、徐々にゆっくりと踏み込んでいくことが大切です。
コントローラー操作なのに、運転が楽しすぎるF1 23
PS5のコントローラー、デュアルセンスはレースゲームとの相性が良いといわれてきましたが、今回のF1(R)23はまさにデュアルセンスのための作品なのでは?と錯覚するほどに素晴らしい相性です。
ハプティックフィードバックによるアスファルトから伝わる細やかな振動
アダプティブトリガーによる速度によってリアルタイムに変化するブレーキとアクセルの重さの違い
この臨場感の素晴らしさとフォーミュラーカーを乗りこなす楽しさが相まって、最高のゲーム体験につながっています。
PS5を持っていて、デュアルセンスを持っていて、F123をプレイしないのは、本当にもったいないですね。
ネタバレあり ストーリー ブレーキングポイント2の感想
2年ぶりの実装となったストーリーモードのブレーキングポイント2
2と書いているので、続編になるのですがプレイしていけばなんとなく人物関係はわかります。
F1で架空のチームコナースポーツに所属している、エイデン、デボン、キャリーの3人を交互に操作していきます。
キャリアモードのように能力をあげたり、チームを実際に指揮したりして頂点を取るということを目的とするものではなく
モータースポーツ界の経済面や、マスコミ対応、ドライバー同士の人間関係のいざこざなどまるで、2時間の映画を見ているようなストーリーが展開されます。
もちろん、自分でコナースポーツのフォーミュラーカーを操作して、操作の腕次第では優勝したりするんですが、圧倒的に勝ちまくるというものではなく、与えられた条件をクリアしていくというのが主な流れになります。(○○周までに○○位につけなど)
実際に監督側として選手のメディア出演や、マスコミ対応の選択肢を選んだり
インタビューを受けてこたえたり、そのあとの反応をレース後のSNSで眺めたりすることができます。
このあたりは、ストーリーが提示されるというよりは、プレイヤーがF1の世界ってこんな風になっているのかな?と妄想することで楽しみが広がりそうです。
ストーリーに関しては、コナースポーツはF1業界では、レッドブル、メルセデス、フェラーリといったBIG3の後を追うポジションにいます。
デボン、キャリーは父親がコナースポーツの出資者で、親の七光りという世間の目から反骨するようにレース技術を磨きます。
エイデン・ジャクソンは若手の有望株であり、コナースポーツが経営苦ということもあり、上位のチームからオファーされており、コナースポーツでのレースが集中できない状態です。
ネタバレになりますが
デボンは、聴覚の問題を患っており、チームの指示が聞き取れず、エイデンに道をゆずることができず衝突。最終的に三半規管もやられてしまい、F1ドライバーとして致命的な平衡感覚も失います。
デボンの後を引き継いだのがF2で圧倒的な成績をおさめていたキャリー。
勝気なキャリーと、先輩として彼女に負けるわけにはいかないエイデンは、チームの指示を無視して、両者道をゆずらなかったり、衝突したり、本当に同じチームドライバーなのかと疑うほどに険悪な中
そんな3人が最終的にどのような道をたどっていくのか…それがこのブレーキングポイント2の醍醐味になっています。
レースはスタートからではなく、途中から操作するというケースが多く、20分程度で1レース遊ぶような流れになっています。
F1(R)23をプレイした感想 圧倒的なレース体験をしたいならプレイすべき
公式ライセンスをとっていることによる、レースの臨場感、グラフィックの素晴らしさ、そして何より、フォーミュラーカーを操作して面白い!!これにつきます。
圧倒的なスピード感と、ブレーキング性能の高さ。フォーミュラーカーを操作したらもう他のレースゲームに戻れないんじゃないかと心配するほどです。
実際、グランプリで遊べるサーキットも実際のサーキットのコースが再現されており、常にスリリングな走行ができます。
レースゲームというのは2周、3周と周回することが基本で、途中で飽きてしまってプレイを放棄することが多いのですが、F1(R)23は比較的飽きずにプレイできましたね
フリープレイ対応作品なので、よかったら遊んでみてほしいです。