チャンピオンズリーグ決勝 レアル・マドリードVSドルトムントの感想とレビュー 

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現在朝の6時、非常に眠たいが、感想を述べていく。

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対戦結果は、となり下馬評通りマドリーがスコアで圧倒しているように見える。

これにエンバペが加わるとしたら、もう脅威としたいいようがないが、サッカーはチームワークとバランスなので、どう転ぶかわからない。

しかし、マドリーはリーガとCLの2冠を達成した。まさに最高のシーズンだったといえる。

 

 

まず、前半だが前半はドルトムントの戦術がはまり、中盤からの豊富な運動量と、思い切った縦パスが複数通ったことで、レアル以上に決定機を作り出していた。

ボール保持率はレアルの方が上回っていたが、ワンタッチでの決定機は圧倒的にドルトムントが上回っており、レアルは持たされていたという印象が強い。

シュートがポストにあたったり、クルトワが離脱を感じさせないセーブを連発させていたり。

 

 

レアルはクロースのサイドチェンジや、ヴィニシウスの縦の突破などやることが限られていたし、効果的にせめられないようにみえた。

ドルトムントの攻めは非常に積極的で、決勝の前半でありながら、後半に枚数をかけていた。

後半になると、レアルは中盤の攻撃をもたせ、前半のドルトムントが見せたような、相手エリアではボールをもたせつつ、ラインを徐々に上げていき、カウンターのような戦術をとってきた。




 

クロースやガマヴィンなど中盤の選手が明らかに相手エリアまで侵入し、前半では攻撃では存在感をしめせていなかった、ロドリゴも攻撃参加がよく見られた。

左サイド一辺倒だった前半のレアルと打って変わって、5レーンをいかした攻撃にドルトムントの選手は守りどころに苦戦し。

個人技とスピードをいかしたレアルのカウンターに対して、明らかにビルドアップの面で前半以上におびえていた。

 

 

前半に一気呵成にせめて、1点取っていたら流れは変わっていたかもしれないが、ここで攻めあぐね、後半の中盤からは個人の質だけでなくスタミナ面でも大きな差が開いた。

加えて、前半で中盤と後ろあわて2枚のイエローカードをもらっていたことも、ドルトムントの消極的なプレイに関連していたように見える。

 

 

クラブのレジェンドでこのゲームがドルトムントのラストマッチといわれているマルコ・ロイスを投入するが、インテンシティとスピード面の質はさらにレアルと差をあけることになった。

1点目の得点はコーナーキックでのカルバハルの鋭いヘディングだった。

そのコーナーキックの元は、ヴィニシウスの突破によるクリアでのコーナーキック。




 

ヴィニシウスは、バイタルエリアまであまり侵入できていなかったが、90分にわたって、常にドルトムントの守備陣を脅かし続けることで、彼らの体力と集中力を確実に削っていた。

私はレアルのサッカーはあまりみないのだが、ヴィニシウスの個人技はボールを持った時のドリブルのスキルにとどまらず、一番のすさまじいのはロングボールを受けたときのトラップから、ドリブルに至るまでのスピードだ。

 

あと今回がレアルラストマッチといわれているトニ・クロースのパス精度、プレースキックで再三相手ゴールを脅かす力など、本当にまだ最前線でトップチームで活躍できる状態で、惜しまれつつ引退するという最高の形で、終わったことになる。

後半にクロースからの交代が盟友モドリッチであったこともドラマを感じさせた。

 

持つ前に、的確なポジショニングとトラップの受けやすい体制をとって、自分のスキルを発揮できる場所を作っている。そのため、初動はドルトムントのドリブラーよりもはるかに優れているように見える。

世界的にトップウインガーと呼ばれているサンチョも、ヴィニシウスと同じタイプのプレイヤーではないが、ヴィニシウスほどの存在感を見せられなかった。

 

 

現在のレアルマドリードは、アンチェロッティの長期政権に入っているが

戦術を極めていく、優れた戦術同士をぶつけ合う現代サッカーに対して、個の質、個の連携そのものを戦術としている。それはプレミアの覇者であるマンチェスターシティも似たような傾向に見える。

個人で突破する質、得点力、そして判断力すべてが高次元のチームであることを見せつけた。

正直、ドルトムントは下馬評を覆すだけのミラクルを起こしてほしかったが、前半に得点を決められなかったことがすべてとなった。

両者比較すると、ドルトムントは45分、レアルマドリードは90分を見据えて戦ていた。この辺りは、決勝を何度も戦っているレアルの試合巧者ぶりがうかがえた。