荒木飛呂彦先生の誕生日なので、7部までのジョジョを個人的にランキングしてみた

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荒木飛呂彦先生誕生日おめでとうございます。

大学時代に文庫版を買ってから、もうジョジョの世界にどっぷりつかっていました。

ちなみに、ジョジョの文庫版は二次流通でそれなりに買いやすくなっているのと、箱がしっかりしているので、コレクション性が高くて、すごくお勧めです。7部のスティールボールランまで発売されていますが、ジョジョリオン発売されたら買おうか迷っています。

ジョジョもとうとう最終章なのか?といわれていますが、個人的に7部までのジョジョをランキングしていきます。

なお、筆者の思い入れなどがかなり入っていますし、あくまで個人の感想です。また基本的に漫画版のみの評価となります。

 

 

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第7位 第1部 ファントムブラッド

すべてはここから始まった記念碑的な作品

ジョジョ1作目ということもあって、実は映画化されていたり、単体でゲームになっていたりとメディアミックスに恵まれている作品。

ジョースター家とディオ・ブランドーの因縁の始まり。

石仮面、波紋などの基本設定はすでに確立。荒木先生独特のセリフ回しや名セリフもこの時代からすでに登場。

あと、この1部の内容を把握していないと2部を楽しめず、1部と2部はセットで考えたほうがいいです。

個人的な評価として、絵に時代を感じる点と、ややネタバレになりますが、ラストがバッドエンドになってしまうという点(人によっては希望を感じさせるものですが)も含めて、ちょっと評価が難しい作品。

 

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第6位 第6部 ストーンオーシャン

悪役としてプッチ神父の性格は好きだし、自分の正義感こそが正しいと暴走していて、それが究極の悪だよって反証も面白い。

ジョジョの悪役の能力っていつもチートで、やばいのだがそれを主人公サイドがどのように崩していくのかを楽しむのもジョジョの醍醐味

 

終盤で言えば、ジョジョの中でもかなり好きな名作なのだが…

大学時代、まだ漫画をよむ体力が無限にあると感じた時代にもかかわらず、途中の風水をあやつるスタンドが出たあたりで、いつもギブアップしていた。通しで読んだのは1回だけ

 

6部になると、1場面あたりの戦闘、心理描写があまりにも濃厚になっており、スタンドの解説も義務教育を終えていたとしても???なことが多い。

主人公の徐倫の糸を使うスタンドの応用力があまりにもありすぎて、当時から言われていたが、漫画も何が起こっているのかわからないということがいくつか…

 

ジョジョの持つ精神性や、ジョースターとディオの因縁に終止符が打たれるという点では、ファンはこの6部までは読んだ方がいいと思うし、アニメ化も6部までされているという点は重要。

 

 

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第5位 第2部 戦闘潮流

第1部のジョナサン・ジョースターの孫にあたるジョセフ・ジョースターが主人公の物語

1部のディオがかすむぐらいに強力な石の男、柱の男が登場する。

ディオはどちらかといえば、悪役の極致にいるような単純な悪者という印象だったが(家庭環境は複雑だったけど)、柱の男は、ワムウなど戦いに対して美学や哲学を持つものが現れる。

ジョジョといえば、悪役も人気が高い奴が何人もいるし、その悪役がのちに仲間になることも多い。

ジョセフはリサリサから指導を受けたとはいえ、ジョナサンより圧倒的な波紋を扱えるというわけでもなく、強大な敵に対して、武力ではなく、アイデアなどを駆使して対決する。

どうやって波紋を流すのか?、単にパワーや戦闘力だけではない、ジョジョのアイデアにあふれたバトルを堪能することができる。

戦闘潮流の場合は、他の作品と逆で、もう少し長くキャラの掘り下げや因縁を描いてほしかったと思うぐらいに魅力的な作品。

ただ、1部とセットで読むと考えると、このボリュームが最適なのだろうか。

ジョジョ好きでも本作が好きだと公言する著名人もいるみたいで、スタンドなどの要素がなくとも、ジョジョがコンテンツとして一流だったことを証明する作品。

 

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第4位 第7部 スティールボールラン

6部からリセットされた世界で、スタンドなどの最低限の知識さえ頭に入っていれば、実は本作からでも、本作だけでも読むことができる優秀な作品。

いままでのジョジョのセルフオマージュをファンは感じることもできるし、逆に新規にとっては真新しく見える。

時間やお金がなければ、本作だけを読めばいいんじゃないかと思える。

ジャイロとジョニィのコンビや友情を感じられるロードムービーは最高であると、本作を最高傑作に推す声も多い。

アメリカ横断のレースであり、各キャラそれぞれに思惑や因縁があり、1つの作品として、最初から最後まで整合性がとれている点がポイント。

画やコマ割りも6部に比べてかなり読みやすくなっている。

ただし、6部同様にかなり長い作品になるため、通しで1回しか読んだことがない。

 

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第3位 第5部 黄金の旋風

ディオの息子であるジョルノ・ジョバーナが主人公。イタリアを舞台にギャングスターになる青年の成長を描いた作品。

ジョジョの中では3部同様に敵が明確で読みやすく、単調に終わらず組織同士の陰謀がいれかわっていく奥深さもある。

 

序盤は、所属する組織のボスの娘を護衛するため組織を離反した暗殺チームから娘を守る

中盤以降は、その娘を実は暗殺したがっていたボスから離反したブチャラティを中心に、ボスと全面戦争に突入する。

 

ジョルノ、ブチャラティ、ミスタ、ナランチャを中心にキャラクターが非常に立っているだけでなく、それぞれのスタンドもそれぞれの弱点を補完するような能力になっている。

ジョジョの奇妙な冒険は主人公が圧倒的に強く、活躍することが多いが、5部のジョルノはかなり強い部類に入るが、戦闘不能に陥っていたり、参加できない場面がかなりあり、そのため、仲間の印象がより濃くなる。

 

絶望的な状況に追い込まれた青少年たちが、どのように人生の活路を見出すかというテーマは、現代でも通用するもので、個人的にかなり好きな作品。

 

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第2位 第3部 スターダストクルセイダース

空条承太郎という漫画史に残る名キャラを残した偉大な作品。

当時、ジョジョをほのかにしっていた筆者は、いきなり主人公がゴリゴリの漢字になっていて、日本人だったことに驚きを覚えた。

 

3部が認知されたのは、スタンドという発明がされたこともあるが、カプコンが作った格闘ゲームの面白さも一役買っている。

スタンドに関しては、そのようなアイデアを持った作家は今までいたかもしれないが

 

実際に週刊連載でキャラを2体、さらに敵と対峙していたら4体分書かなければならないという地獄の労力を、荒木飛呂彦氏が長期間にわたって、行ってきたのは驚異だといわざるを得ない。

スターダストクルセイダースはストーリーはシンプルで、空条承太郎の母がDIO(ディオブランドー)の復活によって、命の危機となり、そのDIOを倒すため、ジョセフと仲間たちとともにエジプトに向かう

 

エジプトを転々とするということで、旅行記的な一面もある。

スタンドの初登場ということで、どのスタンドも炎を出す、剣をあやつる、正確に殴るといった、わかりやすい能力ばかりでかなり読みやすい作品になっている。

個人的に3部後半の絵が非常に好きで、終盤のDIOの立ち絵は、1枚1枚がもう画集を出せるレベルのクオリティで好きだ。

 

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第1位 第4部 ダイヤモンドは砕けない

1位は、4部のダイヤモンドは砕けない

架空の町、 杜王町もりおうちょう)を舞台としており、主人公の東方仗助が空条承太郎や、ジョセフ・ジョースターと出会うことで様々なスタンドのトラブルに巻き込まれる。

3部でいったん、DIOとの因縁が終結したことで、7部同様にリセットの意味もこもった作品。

 

壮大な冒険記だった3部と変わって、架空の町を探索する、練り歩くといった要素のある4部

それはまるで、最近のゲームの「龍が如く」や「GTA」のようにオープンワールドゲームのような面白さがあって、決してボスを倒すことが漫画の目的ではないという点がある。

 

例えば、相方の広瀬は自分を執拗においかける山岸に対して、逃走する話があったり、東方と億泰が金をめぐって重ちーと争ったり

東方と岸部露伴が、チンチロで勝負したり

強大なボスを倒すというよりは、身の回りのトラブルや困難でドタバタするという内容になっている。

 

一見すると、かなり拍子抜けで、ふざけているようにみえるが、そこを真剣に危機感をもたせて演出している点が秀逸すぎる。

 

またボスである吉良吉影も、日常にひそむ大量殺人鬼という設定が秀逸。

彼の静かに暮らしたいけど、自分の欲望をおさえられず、欲望をかなえるために殺人を繰り返すという野望の深さや性質の悪さという点は、考えさせられるものがある。

 

4部を評価する理由としては、他の部では味わえない魅力が4部にはつまっているという点だ。

またほかの漫画と比べても、4部のような面白さ、楽しませ方を提供したのは衝撃的

よく3部のスタンドから、バトル系漫画に能力系と頭脳戦が取り入れられたといわれているが

4部のこち亀のような日常系漫画をバトル系漫画と融合させた功績の方が、私ははるかに素晴らしいと思うし、それで面白いと感じさせている漫画は現代でも稀。

 

 

ということで、ツイッターのトレンドに荒木先生の誕生日があがったので、軽い気持ちで書いたら5000字に迫る膨大なボリュームになってしまった。

昔は寝る間もおしんでジョジョに没頭していたが、本当に面白い作品だ。今見ても楽しめると思うし、アニメが普及した影響で、ジョジョを読んでくれる人が増えることは本当にうれしい。